産業システム工学概論

科目基礎情報

学校 長野工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 産業システム工学概論
科目番号 0001 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 生産環境システム専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 担当者が必要に応じてプリント等を用意する.
担当教員 藤澤 義範,力丸 彩奈,原 貴之

到達目標

各工学分野の基礎的内容を理解し,これらのいくつかの要素を採り入れ,組み合わせた複合システムの基本的な説明ができることで(D-3)の達成とする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
技術の事例や課題の説明機械工学,電気電子工学,情報工学,土木工学分野について技術の事例や課題を具体例を挙げながら説明し、自らの考えを記述することができる.機械工学,電気電子工学,情報工学,土木工学分野について技術の事例や課題を具体例を挙げながら説明できる.左記に達していない.
安全技術と安全設計安全技術や安全設計について取り組み事例や課題を具体例を挙げながら説明し,自らの考えを記述することができる.安全技術や安全設計について取り組み事例や課題を具体例を挙げながら説明できる.左記に達していない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械,電気電子,情報および土木の各工学分野の概要を理解する.また,これらの基礎知識を利用し,複数の工学分野にかかわる課題への解決法を学ぶことを目的とする.
授業の進め方・方法:
・授業方法は講義を中心とし,演習問題や課題を出す.
・適宜レポート課題を課すので,期限に遅れず提出すること.
・この科目は学修単位科目であり,授業時間30時間に加えて,自学自習時間60時間が必要である.事前・事後学習として課題等を与える.
注意点:
<成績評価> 授業中に課す基盤となる各工学基礎および複合課題をあわせて100%として評価する.60%以上獲得した者を合格とする.
<オフィスアワー>毎週水曜日16:00〜17:00,専攻科科目担当教員室.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 システム安全(1) 国際規格に適合した安全技術について理解し,その概要を説明できる.
2週 システム安全(2) 国際規格に適合した安全技術について理解し,その概要を説明できる.
3週 リスクアセスメント 各技術分野の安全に関する基礎的知識を利用し,リスクアセスメントに基づく安全設計の事例について説明できる.
4週 非破壊検査 非破壊検査の概要および各種非破壊検査方法について説明できる.
5週 ロボット概論 ロボットの基礎を理解し,ロボットに必要な技術等について説明できる.
6週 流れの制御と流体抵抗 工業分野における流れの制御方法と,乗り物の形状との関係が説明できる.
7週 無線通信・電磁環境技術 無線通信と通信における電磁環境技術を理解し,説明できる.
8週 半導体材料・光エレクトロニクス 光を利用した電子デバイスの原理と,構成する半導体材料に求められる物性について説明できる.
2ndQ
9週 放射線センサ 非破壊検査や医療など幅広く利用されている放射線センサ技術を理解し,説明できる.
10週 ホログラフィ 3次元映像技術の一つであるホログラフィの原理について,数式や図を用いて説明できる.
11週 AIとニューラルネットワーク AIとニューラルネットワークの違いを理解し,仕組みや用途について説明できる.
12週 数値計算とシミュレーションの応用 数値計算に関する技術を理解し、応用されるシミュレーションについて説明することができる.
13週 都市における音環境 近隣騒音のクレーム・都市空間における音声情報伝達について説明できる.
14週 スマートシティの取り組み(1) ICT等の技術を活用して,都市や地域の課題を解決して新たな価値を創出するスマートシティを理解し,説明できる.
15週 スマートシティの取り組み(2) 持続可能な都市や地域づくりのためのスマートシティを担う技術について説明できる.
16週

評価割合

課題合計
総合評価割合100100
配点100100