ロボット工学

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 ロボット工学
科目番号 0135 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 ロボット制御基礎理論,吉川恒夫著を教科書とする.適宜資料を配付する.
担当教員 山田 実

到達目標

ロボットを制御するために必要な基本的な原理,特に動力学・運動学についての知識と制御方式の基礎の習得を目標とする.
①マニピュレータの位置や姿勢表現の理解
②マニピュレータの運動学の理解
③マニピュレータの動力学の理解
④マニピュレータの運動方程式導出方式の理解
⑤マニピュレータの力制御・ハイブリッド制御方式の理解
これにより,マニピュレータを制御するための基本的能力を養う.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1マニピュレータの位置の計算や姿勢表現を実際の例に適用できる.マニピュレータの位置の計算や姿勢表現が理解できる.マニピュレータの位置の計算や姿勢表現が理解できない.
評価項目2マニピュレータの運動学が実際の例に適用できる.マニピュレータの運動学が説明できる.マニピュレータの運動学が説明できない.
評価項目3マニピュレータの運動特性の計算が実際の例に適用できる.マニピュレータの運動特性の計算ができる.マニピュレータの運動特性の計算ができない.
評価項目4マニピュレータの動力学方程式を実際の例に適用できる.マニピュレータの動力学方程式を実際の例に適用できる. マニピュレータの動力学方程式を導出できる.マニピュレータの動力学方程式を導出できない.
評価項目5マニピュレータの力制御・ハイブリッド制御方式を実際の例に適用できる.マニピュレータの力制御・ハイブリッド制御方式を用いて簡単なシステムについて制御設計ができる.マニピュレータの力制御・ハイブリッド制御方式を用いて簡単なシステムについて制御設計ができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
授業の進め方とアドバイス:随時演習問題を行い,理解度のチェックを行う.ベクトル演算、力学、制御工学の基礎知識を必要とするので復習のこと.授業に遅刻した場合は,授業を中断しても良いので遅れた旨を教員に知らせること.
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ロボットの概要
2週 マニピュレータの空間記述と変換1
3週 マニピュレータの空間記述と変換2
4週 順運動学1(リンクの記述)
5週 順運動学2(デナビット-ハーテンベルグ法)
6週 逆運動学
7週 ヤコビ行列
8週 中間試験
4thQ
9週 特異姿勢・可操作度
10週 マニピュレータの運動方程式導出1
11週 マニピュレータの運動方程式導出2
12週 マニピュレータの軌道生成
13週 マニピュレータの制御1(関節サーボ)
14週 マニピュレータの制御2(力制御)
15週 期末試験
16週 ロボット工学のまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合20030230
得点20030230