電気回路Ⅱ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 電気回路Ⅱ
科目番号 0212 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 電気情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 基礎からの交流理論(小郷 寛・電気学会・2006.2.1)2年次購入済み
担当教員 飯田 民夫

到達目標

電気回路Ⅰの学習を基礎にして、多相交流について学習する。これによって電気回路全般を理解したことになり、電気工学の基礎知識として専門教科目に活用できるようにする。
① 多相交流の基礎について理解する。
② 平衡三相回路電力について理解する。
③ 回転磁界、V結線等について理解する。
④ 不平衡三相回路及び対称座標法について理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1多相交流に関する例題および章末問題に関する問題をほぼ完璧に解くことができる。多相交流に関する例題および章末問題に関する基本的な問題を解くことができる。多相交流に関する例題および章末問題に関する基本的な問題を解くことができない
評価項目2平衡三相回路に関する例題および章末問題に関する問題をほぼ完璧に解くことができる。平衡三相回路に関する例題および章末問題に関する基本的な問題を解くことができる。平衡三相回路に関する例題および章末問題に関する基本的な問題を解くことができない。
評価項目3回転磁界に関する章末問題、V結線や二相交流に関する問題をほぼ完璧に解くことができる。回転磁界に関する章末問題、V結線や二相交流に関する基本的な問題を解くことができる。回転磁界に関する章末問題、V結線や二相交流に関する基本的な問題を解くことができない。
評価項目4不平衡三相回路及び対称座標法に関する例題および章末問題をほぼ完璧に解くことができる。不平衡三相回路及び対称座標法に関する例題および章末問題に関する基本的な問題を解くことができる。不平衡三相回路及び対称座標法に関する例題および章末問題に関する基本的な問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電気回路Ⅰの学習を基礎にして、多相交流 について学習する。これによって電気回路全般を理解したことになり、電気工学の基礎知識として専門教科目に活用できるようにす る。
授業の進め方・方法:
授業の進め方とアドバイス:授業の前半では板書を用いた授業を行い、後半は演習問題を用いてその解法を説明してい
く。次回の授業内容の予習をしておくと良い。
英語導入計画:Technical terms
学習・教育目標 (D-4(2))100%
注意点:
授業中の許可の無い携帯ゲーム機、スマートフォンなどの使用や授業と関係の無い課題に取り組むなどの行為を見つけ
た場合は、評価割合の授業態度を減点する場合があるので注意すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 多相交流の基礎・三相交流の表示方法
電気回路のベクトル表示とベクトル図について理解している。
(教室外学修)講義内容の基礎的な演習問題
2週 星形結線と三角結線
平衡三相回路のY-Y回路と△-△回路について理解する。
(教室外学修)講義内容の基礎的な演習問題
3週 多相回路の電圧と電流
多相回路の電圧と電流について理解する。
(教室外学修)講義内容の基礎的な演習問題
4週 平衡三相回路・Y‐Y回路とΔ‐Δ回路
平衡三相回路・Y‐Y回路とΔ‐Δ回路 について理解する。
(教室外学修)講義内容の基礎的な演習問題
5週 Y‐Δ回路とΔ‐Y回路
Y‐Δ回路とΔ‐Y回路について理解する。
(教室外学修)講義内容の基礎的な演習問題
6週 星形‐環状両結線間の換算
星形‐環状両結線間の換算について理解する。
(教室外学修)講義内容の基礎的な演習問題
7週 回転磁界
回転磁界について理解する。
(教室外学修)講義内容の基礎的な演習問題
8週 中間試験
6割以上の問題について正確に解くことができる。
4thQ
9週 平衡多相回路の電力
回転磁界について理解する。
(教室外学修)講義内容の基礎的な演習問題
10週 V結線
V結線について理解する。
(教室外学修)講義内容の基礎的な演習問題
11週 二相回路
二相回路について理解する。
(教室外学修)講義内容の基礎的な演習問題
12週 不平衡三相回路1
不平衡三相回路について理解する。
(教室外学修)講義内容の基礎的な演習問題
13週 不平衡三相回路2
不平衡三相回路について理解する。
(教室外学修)講義内容の基礎的な演習問題
14週 対称座標法
対称座標法について理解する。
(教室外学修)講義内容の基礎的な演習問題
15週 期末試験 6割以上の問題について正確に解くことができる。
16週 期末試験の解説 期末試験について復習する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

中間試験期末試験課題授業態度合計
総合評価割合100100500250
得点10010050-20~+20250