熱設計

科目基礎情報

学校 沼津工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 熱設計
科目番号 2024-285 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 電子制御工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 なし
担当教員 大庭 勝久

到達目標

1.熱移動現象に対する熱伝導方程式を解くことができる。
2.対流伝熱の概要を理解し、基礎方程式を導出することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
熱移動現象に対する熱伝導方程式を解くことができる。熱移動現象に対する熱伝導方程式を解き、非定常問題について説明することができる。熱移動現象に対する熱伝導方程式を解き、定常問題について説明することができる。熱移動現象に対する熱伝導方程式を解くことができない。
対流伝熱の概要を理解し、基礎方程式を導出することができる。対流伝熱の概要を理解し、基礎方程式を導出することができる。対流伝熱の概要を理解し、説明することができる。対流伝熱の概要を理解できず、基礎方程式を導出することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現在、様々な産業製品の開発において発熱・排熱を考慮した基板設計(熱設計)は重要である。本講義では、熱設計の基本事項である熱伝導と対流伝熱について解説し、各種熱伝導・熱伝達問題の解法、流体力学現象との関連を講義する。
授業の進め方・方法:
授業は講義を中心に適宜学習内容について議論を行う。講義中は集中して聴講すると共に、積極的に議論に参加すること。
適宜、レポート課題を課すので、翌週の授業の開始時に提出すること。
注意点:
この科目は学修単位科目であり、1単位あたり30時間の対面授業を実施します。併せて1単位あたり15時間の事前学習・事後学習が必要となります。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
伝熱の形態
熱伝導、対流、輻射について説明できる
2週 熱伝導方程式 熱伝導方程式を導出できる
3週 定常熱伝導問題(1) 平板に関する定常熱伝導問題を解くことができる
4週 定常熱伝導問題(2) 円筒に関する定常熱伝導問題を解くことができる
5週 拡大伝熱面 フィンに関する定常熱伝導問題を解くことができる
6週 非定常熱伝導問題(1) 平板に関する非定常熱伝導問題を解くことができる
7週 非定常熱伝導問題(2) 半無限物体に関する非定常熱伝導問題を解くことができる
8週 演習課題 熱伝導問題を解くことができる
2ndQ
9週 対流熱伝達(1) 対流のメカニズム、流体の運動と熱移動について説明できる
10週 対流熱伝達(2) 対流伝熱の基礎式(質量保存則、運動方程式)について説明できる
11週 対流熱伝達(3) 対流伝熱の基礎式(熱エネルギーの式)について説明できる
12週 層流強制対流(1) 平行平板間の流れ、円管内の流れについて説明できる
13週 層流強制対流(2) 等熱流束壁加熱下の温度場について説明できる
14週 層流強制対流(3) 等温壁加熱下の温度場について説明できる
15週 まとめ
答案の返却と解説、授業アンケート
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート課題復習課題合計
総合評価割合701515100
基礎的能力0000
専門的能力701515100
分野横断的能力0000