概要:
近年,計測技術の進歩は目覚しく,特にエレクトロニクスを応用した新しい計測法が次々と使用されるようになっている.このような最新の技術を十分生かして計測を実施できるように,また,実験で様々な測定機器を取扱って正しく計測が行えるようにするために,計測に関する基礎知識について系統的に講義する.
授業の進め方・方法:
授業は教科書に沿って講義形式で行う.適時レポートを出すので,定められた期限までに提出すること.
注意点:
評価については、定期試験と課題レポートによって行われます。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 熱流体 | 流体の定義と力学的な取り扱い方を理解し、適用できる。 | 3 | 前6 |
絶対圧力およびゲージ圧力を説明できる。 | 3 | 前6 |
液柱計やマノメーターを用いた圧力計測について問題を解くことができる。 | 3 | 前6 |
計測制御 | 計測の定義と種類を説明できる。 | 4 | 前1 |
測定誤差の原因と種類、精度と不確かさを説明できる。 | 4 | 前3,前4 |
国際単位系の構成を理解し、SI単位およびSI接頭語を説明できる。 | 4 | 前2 |
代表的な物理量の計測方法と計測機器を説明できる。 | 4 | 前6 |
情報系分野 | 計算機工学 | 入出力を実現するために考案された主要な技術を説明できる。 | 4 | 前9 |
その他の学習内容 | オームの法則、キルヒホッフの法則を利用し、直流回路の計算を行うことができる。 | 4 | 前9 |
トランジスタなど、ディジタルシステムで利用される半導体素子の基本的な特徴について説明できる。 | 4 | 前9 |
ディジタル信号とアナログ信号の特性について説明できる。 | 4 | 前9 |
情報を離散化する際に必要な技術ならびに生じる現象について説明できる。 | 3 | 前12 |
分野別の工学実験・実習能力 | 電気・電子系分野【実験・実習能力】 | 電気・電子系【実験実習】 | 電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。 | 4 | 前7 |
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。 | 4 | 前7 |
オシロスコープを用いて実際の波形観測が実施できる。 | 3 | 前7 |
分流・分圧の関係を適用し、実験結果を考察できる。 | 3 | 前10 |
ブリッジ回路の平衡条件を適用し、実験結果を考察できる。 | 3 | 前10 |
増幅回路等(トランジスタ、オペアンプ)の動作に関する実験結果を考察できる。 | 3 | 前9 |