工学実験A

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 工学実験A
科目番号 14113 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 各テーマごとにプリントを配布/機械工学科工学実験実施要領
担当教員 小谷 明,清水 利弘,鬼頭 俊介,若澤 靖記,淺井 一仁,神永 真帆

到達目標

(ア)数値実験としての有限要素法を用い、その道具としての性質を理解する。
(イ)内燃機関の性能試験方法および内燃機関の特性を理解する。
(ウ)切削抵抗の測定法および切削抵抗の基礎知識を理解する。
(エ)塑性加工中の工具と材料間の摩擦係数が加工しながら測定できること,および加工への摩擦の影響を理解する。
(オ)シリアル・パラレルメカニズムの特徴と動作方法を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安(可)
評価項目1数値実験としての有限要素法を用い、その道具としての性質を深く理解して考察できる。数値実験としての有限要素法を用い、その道具としての性質を理解できる。 きる。数値実験としての有限要素法を用い、その道具としての性質が理解できない。
評価項目2内燃機関の性能試験方法および内燃機関の特性を理解し、実験結果をまとめ十分な考察を行った報告書が作成できる。内燃機関の性能試験方法および内燃機関の特性を理解し、報告書が作成できる。内燃機関の性能試験方法および内燃機関の特性を理解し、報告書が作成できない。
評価項目3切削抵抗の測定法および切削抵抗の基礎知識を理解し、実験結果をまとめ、十分な考察ができる。切削抵抗の測定法および切削抵抗の基礎知識を理解し、実験結果をまとめ、考察ができる。切削抵抗の測定法および切削抵抗の基礎知識を理解し、実験結果をまとめ、考察ができない。
評価項目4塑性加工中の工具と材料間の摩擦係数が加工しながら測定できること,および加工への摩擦の影響を理解する。円環圧縮摩擦試験の測定原理,および摩擦によって試験片形状が変化することが理解できる。円環圧縮摩擦試験の測定原理,および摩擦によって試験片形状が変化することが理解できない。
評価項目5シリアル・パラレルメカニズムの特徴と動作方法を理解し、実験結果をまとめ、十分な考察ができる。シリアル・パラレルメカニズムの特徴と動作方法を理解し、実験結果をまとめ、報告書を作成できる。シリアル・パラレルメカニズムの特徴と動作方法を理解し、実験結果をまとめ、報告書を作成できない。

学科の到達目標項目との関係

本校教育目標 ② 基礎学力
本校教育目標 ③ 問題解決能力
本校教育目標 ④ コミュニケーション能力

教育方法等

概要:
機械工学実験は、次の事柄などをその目的としている。(1)機械工学の各分野における基礎的現象や諸機械の特性を自ら体験して理解する。(2)測定機器の取扱い方法や実験技術を習得する。(3)実験データの処理・解析および報告書の作成の技法を修得する。実験では7~12名が1班となり、1クラス5班程度に分かれ、機械工学の各分野における下記のテーマについて実験を行う。この中でシリアル・パラレルメカニズムの実験は企業で設計を担当していた者が担当する。
授業の進め方・方法:
実験と報告書作成
注意点:
安全指導に従う.報告書提出の規則に従う.

選択必修の種別・旧カリ科目名

規制技術に含まれるものはない

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 有限要素法による弾性解析 数値実験としての有限要素法を用い、その道具としての性質を理解する。
2週 有限要素法による弾性解析に関連した演習課題や文献調査 有限要素法の性質いついて理解する。
3週 レポート指導 有限要素法の性質いついて理解し,結果を考察できる。
4週 内燃機関性能試験 内燃機関の性能試験方法および内燃機関の特性を理解する。
5週 内燃機関に関連した演習課題や文献調査 内燃機関の性能試験方法および内燃機関の特性を理解する。
6週 レポート指導 内燃機関の性能試験方法および内燃機関の特性を理解し、報告書にまとめる。
7週 切削抵抗の測定 切削抵抗の測定法および切削抵抗の基礎知識を理解する。
8週 切削抵抗に関連した演習課題や文献調査 切削抵抗の測定法および切削抵抗の基礎知識を理解する。
2ndQ
9週 レポート指導 切削抵抗の測定法および切削抵抗の基礎知識を理解し、結果を考察できる。
10週 円環圧縮摩擦試験 塑性加工中の工具と材料間の摩擦係数が加工しながら測定できること,および加工への摩擦の影響を理解する。
11週 円環圧縮摩擦に関連した演習課題や文献調査 円環圧縮摩擦試験について理解する。
12週 レポート指導 円環圧縮摩擦試験について理解し、結果を考察できる。
13週 シリアル・パラレルメカニズムの操作実験 シリアル・パラレルメカニズムの特徴と動作方法を理解する。
14週 シリアル・パラレルメカニズムに関連した演習課題や文献調査 シリアル・パラレルメカニズムについて理解する。
15週 レポート指導 シリアル・パラレルメカニズムについて理解し、結果を考察できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート合計
総合評価割合100100
専門的能力100100