到達目標
(ア)対称三相交流の電圧、電流、電力、位相の関係を説明できる。
(イ)電源側、負荷側の結線のY－Δ、Δ―Y変換および回路計算ができる。
(ウ)不平衡三相交流回路を、定性的に説明できる。
(エ)不平衡三相交流回路のY－Δ、Δ―Y変換ができる。
(オ)Y－Δ、Δ―Y、Y―Y、Y―Δ結線不平衡三相交流回路の電流計算ができる。
(カ)ベクトルオペレータを用いて対称座標法変換ができる。
(キ)対称座標法を用いた解析を行うことができる。
(ク)不平衡三相交流の電力を計算することができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 評価項目(ア) | 対称三相交流の電圧、電流、電力、位相の関係を説明でき、計算ができる | 対称三相交流の電圧、電流、電力、位相の関係を説明できる。 | 対称三相交流の電圧、電流、電力、位相の関係を説明できない。 |
| 評価項目(イ) | 電源側、負荷側の結線のY－Δ、Δ―Y変換および回路計算ができる。 | 電源側、負荷側の結線のY－Δ、Δ―Y変換および回路計算の方法を説明できる。 | 電源側、負荷側の結線のY－Δ、Δ―Y変換および回路計算の方法を説明できない。 |
| 評価項目(ウ) | 不平衡三相交流回路を、定性的に説明でき、Y－Δ、Δ―Y変換ができる。 | 不平衡三相交流回路を、定性的に説明できる。 | 不平衡三相交流回路を、定性的に説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 B-3 電気・電子回路の基礎的内容である交流の定常現象について，物理的概念を理解し，電圧・電流値等を導出できる．
JABEE d 当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力
JABEE g 自主的、継続的に学習する能力
本校教育目標 ② 基礎学力
教育方法等
概要:
電気回路は，電気・電子工学の基幹科目の一つである。本講義では、対称三相交流回路、不平衡三相交流回路について基本事項の確認を行い、その解析について扱う。
授業の進め方・方法:
本講義は、電力発生、輸送、配電および応用で活用される三相交流回路の基礎を学ぶ。前半は、平衡三相回路について学ぶ、後半は、平衡三相回路で学んだ知識をもとにして、不平衡三相回路で生ずる現象として、各回路に流れる電流の解析を行う。ベクトルオペレータを用いた解析についても説明でき、ベクトルオペレータを利用して回路解析もできることを目標に講義を進める。
注意点:
交流回路A、電気電子工学演習Iを修得していることを前提として授業を進める。（自学自習内容）授業内容に該当する項目について予め調べてくること。特に予習が必要な項目は授業内容に記載してある。また，授業内容に関連する課題を毎回提出すること。
選択必修の種別・旧カリ科目名
選択必修1
規制技術に含まれるものはない
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
対称三相交流電圧・電流・インピーダンスのY－Δ変換 （予習：Y－Δ変換） |
対称三相交流電圧・電流・インピーダンスのY－Δ変換について計算ができる。
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| 2週 |
対称三相Y接続、Δ接続交流回路（予習：交流電力） |
対称三相Y接続、Δ接続交流回路について計算ができる。
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| 3週 |
対称三相交流の電力 （予習：交流電力） |
対称三相交流の電力について計算ができる。
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| 4週 |
不平衡三相交流回路について （予習：不平衡三相交流回路） |
不平衡三相交流回路について説明できる。
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| 5週 |
不平衡三相交流回路のΔ－Y変換（予習：不平衡三相交流回路のΔ－Y変換） |
不平衡三相交流回路のΔ－Y変換について計算ができる。
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| 6週 |
Δ－Δ結線不平衡三相交流回路の電流計算（予習：Δ－Δ結線不平衡三相交流回路の電流計算） |
Δ－Δ結線不平衡三相交流回路の電流について計算ができる。
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| 7週 |
Δ－Y結線不平衡三相交流回路の電流計算（予習：Δ－Y結線不平衡三相交流回路の電流計算） |
Δ－Y結線不平衡三相交流回路の電流について計算ができる。
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| 8週 |
Y－Y結線不平衡三相交流回路の電流計算（予習：Y－Y結線不平衡三相交流回路の電流計算） |
Y－Y結線不平衡三相交流回路の電流について計算ができる。
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| 4thQ |
| 9週 |
Y－Δ結線不平衡三相交流回路の電流計算（予習：Y－Δ結線不平衡三相交流回路の電流計算） |
Y－Δ結線不平衡三相交流回路の電流について計算ができる。
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| 10週 |
ベクトルオペレータの考え方（予習：ベクトルオペレータ） |
ベクトルオペレータの考え方を説明できる。
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| 11週 |
対称座標法の変換式（予習：対称座標法の変換式） |
対称座標法の変換式を説明できる。
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| 12週 |
発電機モデル（予習：発電機モデル） |
発電機モデルを説明できる。
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| 13週 |
対称座標法を用いた解析(1)（予習：各線電流と対称分電流） |
対称座標法を用いた解析ができる。
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| 14週 |
対称座標法を用いた解析(2)（予習：故障時の線電流） |
対称座標法を用いた解析ができる。
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| 15週 |
不平衡三相交流の電力 （予習：不平衡三相交流の電力） |
不平衡三相交流の電力について計算ができる。
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| 16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電力 | 三相交流における電圧・電流(相電圧、線間電圧、線電流)を説明できる。 | 4 | |
| 電源および負荷のΔ-Y、Y-Δ変換ができる。 | 4 | |
| 対称三相回路の電圧・電流・電力の計算ができる。 | 4 | |
評価割合
| 定期試験 | 課題 | 小テスト | 合計 |
| 総合評価割合 | 50 | 10 | 40 | 100 |
| 専門的能力 | 50 | 10 | 40 | 100 |