情報基礎

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 情報基礎
科目番号 31114 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 インターネット社会を生きるための情報倫理 改訂版,実教出版 ISBN:978-4-407-34621-3
参考書:情報Inext ,数研出版 ISBN:978-4-410-82131-8
担当教員 安藤 浩哉

到達目標

(ア)情報伝達システムの考え方,および情報の意味と情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を理解し,活用できる。
(イ)情報技術の進展が社会に及ぼす影響,および個人情報保護法や著作権法などの法律との関連について理解できる。
(ウ)インターネットの仕組みを理解し,実践的に使用できる。
(エ)情報セキュリティの必要性や,コンピュータを扱っている際に遭遇しうる様々な脅威の実態とその対策について理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目(ア)ネットワーク、電子メールの基本的な仕組みを理解しており、第三者に対して説明ができる。ネットワーク、電子メールの基本的な仕組みを理解している。ネットワーク、電子メールの基本的な仕組みを理解できていない。
評価項目(イ)ネットワークセキュリティや著作権、エチケット、脅威について理解し、第三者に説明できる。ネットワーク社会でのセキュリティや著作権、エチケット、脅威について理解している。ネットワーク社会でのセキュリティや著作権、エチケット、脅威について理解できていない。

学科の到達目標項目との関係

本校教育目標 ⑤ 技術者倫理

教育方法等

概要:
コンピュータおよびインターネットに対する付き合い方について,「技術」だけではなく,「法律」や「モラル」,「社会への影響」といった多様な観点から学ぶ科目である。
授業の進め方・方法:
「情報」に関わる基礎的な事項を,「技術」だけではなく,「法律」や「モラル」,「社会への影響」を含めて,学ぶ。
注意点:

選択必修の種別・旧カリ科目名

選択必修2 旧カリ科目名:情報倫理

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバスの説明
情報とメディア
情報とメディア に関する用語や手法について理解する。
2週 情報社会における法とセキュリティ 情報倫理(情報モラル),個人情報,プライバシーや肖像に関する権利,知的財産権,著作権に関する基本的な事項について理解する。
3週 情報社会における法とセキュリティ 情報セキュリティに関する基本的な用語について理解する。
4週 情報技術が社会に及ぼす影響 人工知能,ユビキタスコンピューティング,IoTなど情報技術に関する基本的な事項について理解する。
5週 情報技術が社会に及ぼす影響 インターネット上を利用する際に起こり得るトラブルとその対処方法について理解する。
6週 実習(問題解決のためのアイディア出しと整理) ブレーンストーミング,KJ法を利用したアイディア出しと整理を体験する。
7週 情報のデジタル表現 情報のデジタル表現に関する基本的な事項について理解する。
8週 コミュニケ―ション手段の発展と特徴
情報デザイン
コミュニケ―ション手段の発展と特徴,情報デザインに関する基本的な事項について理解する。
2ndQ
9週 プログラミング(アルゴリズム) プログラミング(アルゴリズム)に関する基礎的な事項を理解する。
10週 モデル化 と シミュレーション モデル化,シミュレーションに関する基礎的な事項を理解する。
11週 ネットワークのしくみ 通信プロトコル,パケット通信,IPアドレスなどのコンピュータ通信に関する基礎的な用語を理解する。
12週 ネットワークのしくみ WWW,電子メール,情報の暗号化に関する基礎的な用語を理解する。
13週 データベース と 社会における情報システム 電子メールやWebのしくみを説明することができるとともに,マナーやルールについても理解している。
14週 データの分析 データの平均値,最頻値,中央値,四分位数,箱ひげ図,分散,標準偏差について理解する。
15週 データの分析 および 実習 散布図と相関係数,テキストマイニングについて理解する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー社会の情報化の進展と課題について理解し説明できる。4前4,前5
代表的な情報システムとその利用形態について説明できる。4前13
情報の真偽について、根拠に基づいて検討する方法を説明できる。4前1
情報の適切な表現方法と伝達手段を選択し、情報の送受信を行うことができる。4前1
情報社会で生活する上でのマナー、モラルの重要性について説明できる。4前2
データサイエンス・AI技術を利活用する際に求められるモラルや倫理について理解し、データを守るために必要な事項を説明できる。 4前2,前3

評価割合

定期試験小テスト合計
総合評価割合5050100
基礎的能力5050100