設計製図Ⅱ

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 設計製図Ⅱ
科目番号 44111 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 前期:3
教科書/教材 特に指定はしない/適宜プリントまたは電子データを配布
担当教員 玉山 豊

到達目標

(ア)構造物(L型擁壁)の設計の流れを理解し,また今までに学んだ工学的知識を用いて適切に計算を行うことができる。
(イ)CADを用いて構造図面などを正確に,かつ分かりやすく描くことができる。
(ウ)静定構造物を適切なモデルに変換することができ,断面力を求めることができる。
(エ)平面マトリックス変位法の内容を理解してプログラムを実行し,出力値を適切に読み取ることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1構造物(L型擁壁)の設計の流れを理解し,また今までに学んだ工学的知識を用いて適切行った計算例について説明できる。構造物(L型擁壁)の設計の流れを理解し,また今までに学んだ工学的知識を用いて適切に計算を行うことができる。構造物(L型擁壁)の設計の流れが理解できず,また今までに学んだ工学的知識を用いて適切に計算を行うことができない。
評価項目2CADを用いて構造図面などを正確に,かつ分かりやすく描くことができ,それについての説明ができる。CADを用いて構造図面などを正確に,かつ分かりやすく描くことができる。CADを用いて構造図面などを正確に描くことができない。
評価項目3静定構造物を適切なモデルに変換することができ,断面力を求める過程を説明できる。静定構造物を適切なモデルに変換することができ,断面力を求めることができる。静定構造物を適切なモデルに変換できず,断面力を求めることができない。
評価項目4平面マトリックス変位法の内容を理解してプログラムを実行し,出力値を適切に読み取る過程を説明できる。平面マトリックス変位法の内容を理解してプログラムを実行し,出力値を適切に読み取ることができる。平面マトリックス変位法の内容を理解してプログラムを実行できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 C2 問題の解決策を豊かな発想で創造し,解決に向けて計画、実践する能力を身につける
JABEE d 当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力
JABEE e 種々の科学、技術及び情報を活用して社会の要求を解決するためのデザイン能力
JABEE g 自主的、継続的に学習する能力
JABEE h 与えられた制約の下で計画的に仕事を進め、まとめる能力
JABEE i チームで仕事をするための能力
本校教育目標 ③ 問題解決能力

教育方法等

概要:
4学年まで工学基礎及び専門分野における基礎科目(測量学、構造力学、水理学、土質力学及び、コンクリート工学に関連科目)と製図及びコンピュータ製図等を学んだ。第4学年までに習った座学中心の科目が実務でどのように活用されるのか、本講義により、設計製図の実践を通して、構造物(L型擁壁)の設計計算の現状を学ぶ。この科目は企業で土木構造物の設計を担当していた者が担当する。
授業の進め方・方法:
適宜講義適宜プリントまたは電子データを配布し,講義を進めていく。
注意点:
必要なもの:USBフラッシュメモリー(容量は小で良い)

選択必修の種別・旧カリ科目名

選択必修1

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業
必履修

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 CAD製図基準の説明:CADソフトの使用方法に関する説明、CADの起動と終了 CADソフトの使用方法に関する説明が理解できる。
2週 擁壁の製図:擁壁の製図、CADソフトの使用の習熟、CADソフトの各種条件設定法 指示された図面を描ける。
3週 擁壁の製図:擁壁の製図、CADソフトの使用の習熟、CADソフトの各種条件設定法 指示された図面を描ける。
4週 擁壁の製図:擁壁の製図、CADソフトの使用の習熟、CADソフトの各種条件設定法 指示された図面を描ける。
5週 擁壁の構造解析:立壁を梁要素でモデル化,手計算による断面力の算出(曲げモーメントおよびせん断力図) 弾性構造解析の設計時における活用方法を理解できる 。
6週 擁壁の構造解析:立壁を梁要素でモデル化,有限要素 法(梁要素)を用いた骨組弾性構造解析 弾性構造解析の設計時における活用方法を理解できる 。
7週 擁壁の構造解析:立壁を梁要素でモデル化,有限要素 法(梁要素)を用いた骨組弾性構造解析 弾性構造解析の設計時における活用方法を理解できる 。
8週 擁壁の構造解析:立壁を梁要素でモデル化,有限要素 法(梁要素)を用いた骨組弾性構造解析 弾性構造解析の設計時における活用方法を理解できる 。
2ndQ
9週 擁壁の構造解析:立壁を梁要素でモデル化,有限要素 法(梁要素)を用いた骨組弾性構造解析 弾性構造解析の設計時における活用方法を理解できる 。
10週 擁壁の一般的な設計条件:材料定数,仮想背面,荷重 ,擁壁背面地形状など 設計条件に基づく安定計算が理解できる。
11週 擁壁の一般的な設計条件:材料定数,仮想背面,荷重 ,擁壁背面地形状など 設計条件に基づく安定計算が理解できる。
12週 擁壁の一般的な設計条件:材料定数,仮想背面,荷重 ,擁壁背面地形状など 設計条件に基づく安定計算が理解できる。
13週 擁壁の一般的な設計条件:材料定数,仮想背面,荷重 ,擁壁背面地形状など 設計条件に基づく安定計算が理解できる。
14週 擁壁の一般的な設計条件:材料定数,仮想背面,荷重 ,擁壁背面地形状など 設計条件に基づく安定計算が理解できる。
15週 擁壁の一般的な設計条件:材料定数,仮想背面,荷重 ,擁壁背面地形状など 設計条件に基づく安定計算が理解できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野製図図の配置、尺度、表題欄、寸法と寸法線の規約について、説明できる。4前1,前2,前3,前4
与えられた条件を基に設計計算ができる。4前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15
設計した物をCADソフトで描くことができる。4前1,前2,前3,前4,前10,前11,前12,前13,前14,前15

評価割合

課題合計
総合評価割合100100
専門的能力100100