到達目標
(ア)与えられたデータに対して線形回帰分析処理をコンピュータを用いて実施でき、線形回帰分析法を理解する。
(イ)土木/環境分野の数値計算を行うことができる。
(ウ)マクロ記録機能およびチェックボックスやテキストボックスといったコントロールを扱うことができる。
(エ)フローチャートの意義を理解し、その作成ができる。
(オ)VBAによるプログラミング基礎を学習し、VBAの操作法、簡単な文法を理解する。
(カ)与えられた課題を解くアルゴリズムを構築できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安(可) | 未到達レベルの目安 |
評価項目(ア) | 与えられた複雑なデータに対して線形回帰分析処理をコンピュータを用いて実施でき、応用的な線形回帰分析法を理解するとともに、土木/環境分野の複雑な数値計算を行うことができる。 | 与えられたデータに対して線形回帰分析処理をコンピュータを用いて実施でき、線形回帰分析法を理解するとともに、土木/環境分野の数値計算を行うことができる。 | 与えられたデータに対して線形回帰分析処理をコンピュータを用いて実施できず、線形回帰分析法を理解しておらず、土木/環境分野の数値計算も行うことができない。 |
評価項目(イ) | マクロ記録機能およびチェックボックスやテキストボックスといったコントロールを扱い複雑な処理ができるとともに、フローチャートの意義とその利用場面の実態を理解し、その作成ができる。 | マクロ記録機能およびチェックボックスやテキストボックスといったコントロールを扱うことができるとともに、フローチャートの意義を理解し、その作成ができる。 | マクロ記録機能およびチェックボックスやテキストボックスといったコントロールを扱うことができず、フローチャートの意義を理解しておらず、その作成もできない。 |
評価項目(ウ) | VBAによるプログラミング基礎を学習し、VBAの操作法、複雑な文法を理解するとともに、制御文を用いた応用的なプログラムを作成できる。 | VBAによるプログラミング基礎を学習し、VBAの操作法、簡単な文法を理解するとともに、制御文を用いた簡単なプログラムを作成できる。 | VBAによるプログラミング基礎を学習しておらず、VBAの操作法、簡単な文法を理解しておらず、制御文を用いた簡単なプログラムを作成できない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 B1 数学・自然科学・情報技術の基礎を身につける
JABEE c 数学及び自然科学に関する知識とそれらを応用する能力
JABEE d 当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力
本校教育目標 ② 基礎学力
教育方法等
概要:
現代社会における仕事環境においてコンピュータを利用する事は必要不可欠であり、これに関する知識や技術を修得しておくことは必須のものとなっている。本講義では、情報処理I、IIで学習した内容を踏まえて、土木/環境分野の題材を対象にデータ処理を行い、実際にこれらを用いる力を養うことを目的とする。
授業の進め方・方法:
本講義では、特殊な関数やマクロ等、プログラミング言語を用いて数値処理を行う演習を実践する。また、数値解析の基礎的な事項について理解し、フローチャートおよびコンピュータプログラムの作成方法を学ぶ。
注意点:
情報処理ⅠとⅡの履修を前提として授業を進める。
(自学自習内容)継続的に授業内容の予習・復習を行うこと。適宜、授業内容に関する課題を決められた期日までに提出すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
Excel関数の用法:Excelに関する学習内容の復習 |
様々なExcel関数を実際に使用できる。
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2週 |
Excel関数の用法:Excelに関する学習内容の復習 |
様々なExcel関数を実際に使用できる。
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3週 |
データの回帰分析:Excelによる回帰分析処理法 |
Excelによる回帰分析処理法を使用し、データの回帰分析ができる。
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4週 |
土木/環境分野の数値計算 |
土木/環境分野の数値計算ができる。
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5週 |
土木/環境分野の数値計算 |
土木/環境分野の数値計算ができる。
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6週 |
マクロおよびコントロール:マクロ記録処理、チェックボックス、テキストボックス、オプションボタンの用法 |
マクロおよびコントロールを使用することができる。
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7週 |
フローチャートの基礎事項:フローチャートの意義および表記方法 |
フローチャートの基礎事項を説明できる。
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8週 |
VBAによるプログラミング基礎:VBAの操作法、簡単な文法、配列、各種の関数 |
簡単なVBAによるプログラミングができる。
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2ndQ |
9週 |
VBAによるプログラミング基礎:VBAの操作法、簡単な文法、配列、各種の関数 |
簡単なVBAによるプログラミングができる。
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10週 |
制御文を用いたプログラム作成:反復計算、条件分岐 |
制御文を用いてプログラムが作成できる。
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11週 |
制御文を用いたプログラム作成:反復計算、条件分岐 |
制御文を用いてプログラムが作成できる。
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12週 |
制御文を用いたプログラム作成:反復計算、条件分岐 |
制御文を用いてプログラムが作成できる。
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13週 |
簡単な数値解析演習 |
PCを用いた簡単な数値解析ができる。
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14週 |
簡単な数値解析演習 |
PCを用いた簡単な数値解析ができる。
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15週 |
簡単な数値解析演習 |
PCを用いた簡単な数値解析ができる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。 | 4 | 前8,前9 |
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。 | 4 | 前10,前11,前12 |
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。 | 4 | 前13,前14,前15 |
評価割合
| 課題 | 小テスト | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
専門的能力 | 70 | 30 | 100 |