特別活動Ⅱ

科目基礎情報

学校 豊田工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 特別活動Ⅱ
科目番号 00002 科目区分 一般 / 必修
授業形態 活動 単位の種別と単位数 履修単位: 0
開設学科 特別活動(5学科共通) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 前期:1 後期:1
教科書/教材 特に指定しない
担当教員 山口 比砂,京極 俊明,玉田 沙織,市川 裕理,吉澤 毅

到達目標

日々の色々な出来事があるなかで,自分を制御し,健全な生活リズムを保てるよう意識を持つ。卒業生や先輩の体験談を聞き,知識の幅と視野を広げる。また,自分の将来像をイメージする。交通やネット使用上のルールやモラルを知る。クラスメートとの関わりの中で,自分の気持ちを伝えたり,他人の気持ちを考えたりしながら,同じ目標に向かって進む。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
自分を制御し,生活リズムを整える他人の助言に耳を傾け,生活リズムを改善できる自分なりに考え,健全な生活リズムを崩さない学校生活に適した生活リズムを築けない
他人との良いコミュニケーションを成立させる他人の気持ちを考えて,リーダーシップを取り,話したり行動したりできる他人の気持ちを考えて,話したり行動したりできる他人からの助言や注意を聞いても,他人のことを一切考えない
自分の将来像をイメージし,今現在やるべきことを考える先達の話を前向きに捉え,自分の将来に関する調べもの等を行い,今やるべきことを考えることができる先達の話を聞き,そのアドバイスに沿って,今やるべきことを考えることができる先達の話を聞いても,自分の将来について考えようとしない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
昨年度の1年間で,高専生活の概要を掴めたと思う。今年度は,昨年度の反省や周囲からの助言を踏まえて,より健全な生活リズムを模索・確立したい。また卒業後の自分をイメージすることで,今現在,どのような準備をしておくべきか考える。社会人準備期間という意味では,身近な社会のルールやモラルを知り,それを逸脱しないよう自律を心がける。学校行事などにおいて,クラスメートや先輩や後輩とのグループ作業を通して,議論や作業ができるような心の広がり,視野の広がりを目指す。
授業の進め方・方法:
半期ごとの目標設定および振り返り・生活リズム点検・指導教員との二者面談を通して,日々の取り組みや生活を見つめ直し,自分の制御の仕方を模索する。講演会を通し,知識・視野を広げる。こうよう祭のクラス展で,クラスメートとの共同作業を経ることで,意見の述べ方・聴き方・まとめ方を学び,共同作業の楽しさを感じる。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 クラス役員決め
前学期目標設定
クラスへの貢献の仕方について考えることができる。
前期の目標を立て,目標達成のための具体的方法を考えることができる。
2週 キャリア教育支援プログラム「目標設定・確認講座」
学年目標
昨年度の自分を振り返って反省し,今年度に活かすことができる。
3週 特別講演「インターネットの危険」 ネット犯罪の例を知り,そのような行動を取らないよう意識することができる。
4週 こうよう祭クラス展について
「こころと体の健康調査」
こうよう祭クラス展の企画について,クラスで話し合い,意見集約することができる。
5週 交通安全講習会 自転車の交通ルールや運転時の危険性を知り,日常生活において意識することができる。
6週 学年集会:試験勉強のアドバイス 昨年度の試験勉強での失敗例を提供し,改善策について話し合うことができる。
7週 生活リズム点検 生活リズム点検を通して,時間の管理について意識することができる。
8週 中間試験の注意確認 本校での試験ルールを確認することができる。
2ndQ
9週 前学期目標の振り返り 前期目標を振り返り,前期途中での目標達成度を測ることができる。また,達成に係る方法の改善案を挙げることができる。
10週 安全を誓う日についての背景確認
高専体育大会壮行会
部活動等において安全意識を新たにすることができる。
11週 キャリア教育支援プログラム:今の私・卒業後の私 先輩の話を聞いて,卒業間際の自分をイメージし,今現在,準備できることを考えることができる。
12週 情報セキュリティ宣誓書 情報セキュリティに関するモラルを知り,逸脱しないことを誓うことができる。
13週 夏休みの諸注意 夏休みを安全に過ごすための注意点を理解することができる。
14週 生活リズム点検 生活リズム点検を通して,時間の管理について意識することができる。
15週 定期試験の注意確認 本校での試験に関するルールを再確認することができる。
16週 前学期目標の反省
後学期目標の設定
前期目標の達成度を評価し,その反省を踏まえて,後期の目標を立てることができる。また,それを達成するための具体的方法を提示することができる。
後期
3rdQ
1週 環境美化作業 学内外を清掃することで,環境整備への意識を高めることができる。
2週 避難訓練 地震発生時に自分が取るべき行動について考えることができる。
3週 第1回スキー教育説明会 スキー教育の意義を理解することができる。自分のスキー・スノーボードに関する技能レベルを判断することができる。
4週 クラス展の準備 クラスメートと相談しながら,担当作業に責任を持って取り組める。
5週 クラス展の準備 クラスメートと相談しながら,担当作業に責任を持って取り組める。
6週 クラス展の反省 クラス展を振り返り,反省点を挙げることができる。
7週 生活リズム点検 生活リズム点検を通して,時間の管理について意識することができる。
8週 中間試験の注意確認 本校での試験ルールを再確認することができる。
4thQ
9週 キャリア教育支援プログラム:人間力講演会 卒業生の講話を聞き,知識や視野を広げることで,将来の社会生活についてイメージできる。
10週 後学期目標の振り返り
生活リズム点検
後期目標を振り返り,後期途中での目標達成度を測ることができる。また,達成に係る方法の改善案を挙げることができる。
11週 冬休みの諸注意 冬休みを安全に過ごすための注意点を理解することができる。
12週 新年を迎えて 気持ちを切り替え,生活リズムを修正することができる。
13週 生活リズム点検 生活リズム点検を通じて,時間の管理について意識することができる。
14週 2月の予定について 今後の予定を把握し,自分のスケジュールに見通しを立てることができる。
15週 第2回スキー教育説明会 スキー教育全般に関する計画と注意点について,自分の動きを想像しながら聞き,理解することができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3後4
他者の意見を聞き合意形成することができる。3前1,後4
合意形成のために会話を成立させることができる。3前1,後4
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3後4
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3前3,前12
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3前3,前12
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3前3,前12
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3前9,後10
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3後4
目標の実現に向けて計画ができる。3前1,前16
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3前9,前16,後10
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3前7,前14,後10,後13
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3前4,後3,後15
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3前4,後4
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3前2
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3後9
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3後9
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3後9
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3後9

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00070300100
基礎的能力00070300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000