アクチュエータ工学

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 アクチュエータ工学
科目番号 0099 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:なし
担当教員 打田 正樹

到達目標

アクチュエータの種類,アクチュエータの選定方法とその背景の理論,モータの基本原理や特性が理解でき,モータの設計手法や評価方法も理解できることを目的とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1アクチュエータの種類や原理を十分理解している.アクチュエータの種類や原理を理解している.アクチュエータの種類や原理を理解していない.
評価項目2アクチュエータの選定方法を十分理解している.アクチュエータの選定方法を理解している.アクチュエータの選定方法を理解していない.
評価項目3モータの種類や動作原理を十分理解している.モータの種類や動作原理を理解している.モータの種類や動作原理を理解していない.
評価項目4簡単なモータの設計手法を十分理解している.簡単なモータの設計手法を理解している.簡単なモータの設計手法を理解していない.
評価項目5空気圧アクチュエータの制御手法を十分理解している.空気圧アクチュエータの制御手法を理解している.空気圧アクチュエータの制御手法を理解していない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
アクチュエータのより深い理解を目的とする.また、電磁アクチュエータの設計指針を理解できることも目的とする。
授業の進め方・方法:
・すべての内容は,学習・教育到達目標(B)<専門>およびJABEE 基準1の(1)(d)(2) a)に対応する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<到達目標の評価方法と基準>「授業計画に示す到達目標」 1~14の確認を提出物,中間試験,期末試験で行う.1~14に関する重みはほぼ同じである.合計点の60%の得点で,目標の達成を確認できるレベルの試験を課す.
<学業成績の評価方法および評価基準>提出物,ならびに中間・期末の2回の試験の平均点で評価する.提出物と試験のウェイトは,20%(提出物),80%(試験)である.
<単位修得要件>課題を全て提出し,学業成績で60点以上を取得すること.
<自己学習>授業で保証する学習時間と,予習・復習(中間試験,定期試験のための学習も含む)及び提出物作成に必要な標準的な学習時間の総計が,90時間に相当する学習内容である.
<備考>電気・電子回路,メカトロニクス演習の知識が必要である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 アクチュエータの種類と基礎 1.アクチュエータの種類と動作原理を理解する。
2週 機構と運動1 2.機構のモデル化と機構を動作させるための推力について理解できる。
3週 機構と運動2 上記2
4週 アクチュエータと運動 3.アクチュエータの選定方法について理解できる。
5週 電磁アクチュエータの基礎 4.回転モータの種類と動作原理について理解できる。
6週 リニアモータ設計基礎1 5.ボイスコイルモータの設計方法について理解できる。
7週 リニアモータ設計基礎1 5.ボイスコイルモータの設計方法について理解できる。
8週 上記1~5 上記1~5
2ndQ
9週 回転モータ設計基礎1 6.回転モータの設計手法について理解できる。
10週 回転モータ設計基礎2 上記6
11週 回転モータ設計基礎3 上記6
12週 モータ駆動回路1 7.モータ駆動回路について理解できる。
13週 モータ駆動回路2 上記7
14週 空気圧アクチュエータの基礎1 8.空気圧アクチュエータの種類と特徴について理解できる。
15週 空気圧アクチュエータの駆動回路1 9.空気圧アクチュエータの駆動回路について理解できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題相互評価態度発表その他合計
総合評価割合80200000100
配点80200000100