到達目標
1.自己が主体的に参画していく社会について,経済学の基本原理を理解し,基礎的な経済のしくみを説明できる.
2.資本主義経済の特質や政府の役割,財政・金融について,経済学の視点から理解できる.
3.地球環境問題や科学技術の社会への影響など,現代社会の特質や課題に関して資料を活用して探究し,持続可能な社会の実現について,経済学の観点から展望できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 自己が主体的に参画していく社会について,ミクロ経済学の基本原理を理解し,基礎的な経済のしくみを応用的に説明できる. | 自己が主体的に参画していく社会について,ミクロ経済学の基本原理を理解し,基礎的な経済のしくみを基本的に説明できる. | 自己が主体的に参画していく社会について,ミクロ経済学の基本原理を理解し,基礎的な経済のしくみを説明できない. |
評価項目2 | 自己が主体的に参画していく社会について,マクロ経済学の基本原理を理解し,マクロ経済学のしくみを応用的に説明できる. | 自己が主体的に参画していく社会について,マクロ経済学の基本原理を理解し,マクロ経済学のしくみを基本的に説明できる. | 自己が主体的に参画していく社会について,マクロ経済学の基本原理を理解し,マクロ経済学のしくみを説明できない. |
評価項目3 | 資本主義経済の特質や経済面での政府の役割について,ミクロ経済学の視点から応用的に理解できる. | 資本主義経済の特質や経済面での政府の役割について,ミクロ経済学の視点から基本的に理解できる. | 資本主義経済の特質や経済面での政府の役割について,ミクロ経済学の視点から理解できない. |
評価項目4 | 今日の国際的なマクロ経済の仕組みや,国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について応用的に理解できる. | 今日の国際的なマクロ経済の仕組みや,国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について基本的に理解できる. | 今日の国際的なマクロ経済の仕組みや,国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本講義のねらいは,経済学の基礎理論を学び,市場の原理と社会における役割について理解を深めることである.経済学の基本的な知識を身に付けることで,社会人としての経済学的知見に基づく考え方をできるようにする.
授業の進め方・方法:
・全ての内容は学習・教育目標(A)<視野>に対応する.
・全ての授業は講義形式で行う.授業中は集中して講義に耳を傾けること.教員からの質問に答えられるように準備すること.
・授業計画における各週の「到達目標」は,この授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
<達成目標の評価方法と基準>授業各回の「到達目標」を網羅した問題を小テストで確認しつつ,1回の中間試験,1回の定期試験で出題し,目標の達成度を評価する.達成度評価における各「知識・能力」の重みは概ね均等とする.合計点の60%の得点で,目標の達成を確認できるレベルの試験を課す.
<備考>後期開講の「経済学Ⅱ」も併せて履修することがより深い経済学の理解に有益である.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲>特になし.
<自己学習>授業で保証する学習時間と予習・復習(中間・期末試験のための学習も含む)に必要な標準的な学習時間の総計が45時間に相当する学習内容である.
<学業成績の評価方法および評価基準>中間・期末の試験結果の平均値を最終評価とする.但し,前期中間の評価で60点に達していない学生については再試験を行い,再試験の成績が前期中間の成績を上回った場合には,60点を上限として前期中間の成績を再試験の成績で置き換えるものとする.期末試験については,再試験を行わない.
<単位修得要件>与えられた課題をクリアして学業成績で60点以上を取得すること.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
イントロダクション,経済のしくみ |
1.経済学が何を扱う学問なのかを把握できる.
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2週 |
需要と供給 |
2.市場の機能と役割について理解できる.
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3週 |
市場均衡 |
3.市場における価格と量の変化について理解できる.
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4週 |
政府の介入 |
4.市場経済における政府の役割について理解できる.
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5週 |
市場の失敗と政府 |
5.市場の失敗,政府の失敗について理解できる.
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6週 |
企業と供給 |
6.供給側の行動について理解できる.
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7週 |
消費者と需要 |
7.需要側の行動について理解できる.
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8週 |
中間試験 |
1~7.これまでの学習内容を理解し,自ら記述できる.
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2ndQ |
9週 |
中間試験の解説,GDP① |
8.GDPとは何かについて理解できる.
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10週 |
GDP② |
9.GDPに関連した概念について理解できる.
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11週 |
総生産の決定 |
10.長期モデルに基づく総生産について理解できる.
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12週 |
経済成長 |
11.経済成長の理論について概括的に理解することができる.
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13週 |
短期モデル |
12.マクロ経済における景気変動について理解できる.
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14週 |
人々の将来予想 |
13.予想に基づく経済変動について理解できる.
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15週 |
日本経済 |
14.日本経済をマクロ経済学の観点から理解できる.
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 公民的分野 | 自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 3 | |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 小テスト | レポート | 態度 | 発表 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 90 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
配点 | 90 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |