電子回路Ⅱ

科目基礎情報

学校 鈴鹿工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 電子回路Ⅱ
科目番号 0081 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電気電子工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「電子回路」 高木 茂孝監修(実教出版))
担当教員 西村 高志

到達目標

発振回路,変調・復調回路,パルス回路,電源回路の原理を理解し,説明できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1発振回路の動作原理を理解し,説明できる.発振回路の動作原理を理解し,基本的な説明ができる.発振回路の動作原理を理解し,基本的な説明ができない.
評価項目2変調・復調の動作原理を理解し,説明できる.変調・復調の動作原理を理解し,基本的な説明ができる.変調・復調の動作原理を理解し,基本的な説明ができない.
評価項目3パルス回路・電源回路の動作原理を理解し,説明できる.パルス回路・電源回路の動作原理を理解し,基本的な説明ができる.パルス回路・電源回路の動作原理を理解し,基本的な説明ができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
3年次で学習した増幅回路の知識を発展させて,発振回路,変調・復調回路,パルス回路,電源回路について学習する
授業の進め方・方法:
・すべての内容は,学習・教育到達目標(B)<専門>に対応する.
・授業は講義形式で行う,講義中は集中して聴講する.
・「授業計画」における各週の「到達目標」はこの授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする.
注意点:
〈到達目標の評価方法と基準〉下記授業計画の「到達目標」を網羅した問題を中間試験および定期試験で出題し,目標の達成度を評価する.各到達目標に関する重みは同じである.合計点の60%の得点で,目標の達成を確認できるレベルの試験を課す.
〈学業成績の評価方法および評価基準〉前期中間・前期末の2回の試験の平均点で評価する.試験で60点に達していない者には再試験を実施する.60点を上限として再試験の成績で置き換える.
〈あらかじめ要求される基礎知識の範囲〉本教科は電気回路の学習が基礎となる教科である.また,3年生で学習した電子回路(増幅回路)の基礎知識が必要である.
〈レポート等〉理解を深めるため,必要に応じて演習課題等を与える.
〈備考〉教科書中に問や演習問題が多くある.各自復習でこれらの問題を解くこと.数多くの演習問題に取り組むことが,実力をつけるための一番の近道である.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 発振回路の基礎 1.発振回路の基礎を説明できる.
2週 LC発振回路 2.LC発振回路を説明できる.
3週 CR発振回路 3.CR発振回路を説明できる.
4週 水晶発振回路 4.水晶発振回路を説明できる.
5週 変調・復調の基礎 5.変調・復調の基礎を説明できる.
6週 振幅変調・復調 6.振幅変調・復調を説明できる.
7週 周波数変調・復調 7.周波数変調・復調を説明できる.
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 その他の変調方式 8.その他の変調方式を説明できる.
10週 パルス波形とCR回路の応答 9.パルス波形とCR回路の応答を説明できる.
11週 マルチバイブレータ 10.マルチバイブレータを説明できる.
12週 波形整形回路 11.波形整形回路を説明できる.
13週 制御形電源回路 12.制御形電源回路を説明できる.
14週 スイッチング電源回路 13.スイッチング電源回路を説明できる.
15週 演習 これまでに学習した内容(上記8~13)を説明できる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電子回路発振回路の特性、動作原理を説明できる。4
変調・復調回路の特性、動作原理を説明できる。4

評価割合

試験課題相互評価態度発表その他合計
総合評価割合10000000100
配点10000000100