到達目標
多彩なメディアの構造,特性について理解し,自身で操作,編集,加工などの処理できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | メディアの構造,特性について理解し,生成,利用することができる. | メディアの構造,特性について理解することができる. | メディアの構造,特性について理解することができない. |
評価項目2 | メディアを必要に応じて,自身のみで操作,編集,加工などの処理を行うことができる. | メディアを必要に応じて,指示を受けながら操作,編集,加工などの処理を行うことができる. | メディアについて指示を受けても操作,編集,加工などの処理を行うことができない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
多彩なメディアの構造,特性について理解し,自身で操作,編集,加工などの処理の実施方法について学ぶ.使用メディアは動画像,音,テキストとしており,全メディア,入力から処理,出力までの一連のプロセスにおいて必要となる知識を学んでいく.
授業の進め方・方法:
・全ての内容が学習・教育到達目標(B)<専門>に対応する.
・本教科は座学・実技を織り交ぜて行っていく.
注意点:
<受講について>
・本教科は実技内容の複雑性から,自前でメディアの操作,編集,加工環境を用意できる者のみ受講できるものとする.
<到達目標の評価方法と基準>
・「週ごとの到達目標」1~10を中間試験・期末試験,課題で確認する.1~10を全体の70%程度の重みを均等割りで課し,2~6,8~10(課題)は全体の30%程度の重みを分散追加して,合計点の60%の得点で,目標の達成を確認できるレベルとする.
<学業成績の評価方法および評価基準>
・中間試験,期末試験の結果の合計70%とし,課題の評価30%として,100点満点換算した結果を学業成績とする.
※再試験は以下の1または2の条件に当てはまった時に試験成績が60点未満の者へ実施する.1.「全受講学生の試験成績において,平均点ー0.66σ(標準偏差)が60点未満」の時.2.「全受講学生の試験成績において,自身の試験成績が,平均点ー2σ(標準偏差)以上」でかつ「試験実施前までの提出物を再提出対象無く全て提出している」
<単位修得要件>
・学業成績で60点以上を取得すること.
<自己学習>
・この科目は学修単位で設定されているので,受講時間だけでなく,授業中に課される課題の取り組み,試験受験に向けた復習,興味関心による受講内容の応用などを行い,最低90時間以上の学習活動が必要となる.
<備考>
・指定の教室で授業を実施する.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス メディア入門 |
1.メディアの種類,構造,特性について説明できる
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2週 |
メディアのデジタル表現とデータ構造 |
上記.1
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3週 |
画像情報と色彩・カラー情報 |
2.画像情報の構造,特性について説明できる 3.色彩情報の表現方法について説明できる
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4週 |
画像処理(強調,フィルタ処理) |
4.画質の強調,復元,再構成の原理を理解し,計算ができる 5.被写体抽出に向けた処理法の基礎を理解し,適用できる
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5週 |
画像処理(二値化,エッジ抽出,ラベリング,細線化) |
上記.4 上記.5
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6週 |
画像変換(離散フーリエ変換,離散コサイン変換,投影) |
上記.4 上記.5
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7週 |
画像認識(パターン認識,マッチング) |
上記.4 上記.5
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8週 |
中間試験 |
ここまでの内容を理解し,説明できる
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4thQ |
9週 |
CG(コンピュータグラフィックス),情報の可視化 |
6.画像情報以外の情報を変換し,投影,出力できる
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10週 |
入出力機器について(カメラ・マイク・モニタ・スピーカー) |
7.各メディアのデジタルデータ生成から出力までに使用される機器の特性を説明できる
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11週 |
映像処理 |
8.映像情報の構造,特性について説明できる
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12週 |
映像処理 |
上記.8
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13週 |
音情報処理 |
9.音情報の構造,特性について説明できる
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14週 |
音声処理・テキスト処理 |
上記.9 10.テキスト情報の構造,特性,生成について説明できる
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15週 |
まとめ |
これまでの内容を理解し,説明できる
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | その他の学習内容 | メディア情報の主要な表現形式や処理技法について説明できる。 | 4 | |
ディジタル信号とアナログ信号の特性について説明できる。 | 4 | |
情報を離散化する際に必要な技術ならびに生じる現象について説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 5 | 25 |
専門的能力 | 50 | 25 | 75 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |