到達目標
学生自身が指導教員による助言のもと計画した,生物化学の分野に関する専門性の高い実験操作を通じて、学生が個々に学びを深めた知識や技術を実験に適用できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 指導教員とのディスカッションのもと,学生が個々に専攻している専門分野に関する適切な実験計画をたて、これまでに授業で学んだ知識だけでなく能動的に自学した知識も用いてそれらを実行できる. | 指導教員とのディスカッションのもと,学生が個々に専攻している専門分野に関する適切な実験計画をたて、これまでに授業で学んだ知識を用いてそれらを実行できる. | 指導教員による助言のもとでも,学生が個々に専攻している専門分野に関して専門分野に関する適切な実験計画をたてられない. |
評価項目2 | 指導教員とのディスカッションのもと,学生が個々に専攻している専門分野に関して得られた実験結果をこれまでに授業で学んだ知識だけでなく能動的に自学した知識も用いて考察し、論理的に報告できる. | 指導教員とのディスカッションのもと,学生が個々に専攻している専門分野に関して得られた実験結果をこれまでに授業で学んだ知識を用いて考察し、論理的に報告できる. | 指導教員による助言のもとでも,学生が個々に専攻している専門分野に関して得られた実験結果をこれまでに授業で学んだ知識を用いて論理的に考察・報告することができない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
「卒業研究Ⅱ」において配属された研究室の指導教員による助言のもと,高度な専門性をもつテーマに対し学生が個々に実験を計画・実行し,得られた結果これまでに学んでいない内容も含む生物化学に関する知識をもとに論理的に整理・考察・報告するという、より研究開発の実務に近い手順を実地に理解する.
授業の進め方・方法:
・すべての内容は学習・教育目標(B)<専門>に相当する.
・授業は実験形式主体で行う..
・「授業計画」における各週の「到達目標」は、この授業で習得する「知識・能力」に相当するものとする
注意点:
<到達目標の評価方法と基準> 実験テーマに関する「知識・能力」について,報告書の内容により評価する.評価に対する「知識・能力」の各項目の重みは同じである.満点の60%の得点で目標の達成を確認する.
<到達目標の評価方法と基準> 実験テーマに関する「知識・能力」について,報告書の内容により評価する.評価に対する「知識・能力」の各項目の重みは同じである.満点の60%の得点で目標の達成を確認する.
<学業成績の評価方法および評価基準> レポ-ト点(100点満点)で評価を行う.
<単位修得要件> 実施した実験テ-マのレポートを提出し,学業成績で60点以上を取得すること.
<あらかじめ要求される基礎知識の範囲> これまでに生物応用化学科で習得した基礎的な知識.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
実験に関する背景の説明と目標設定
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1. 指導教員の専攻する研究分野について学びを深めるために必要な実験に関する原理と技術の概要を把握し、実験テーマについて具体的に目標を設定することができる.
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2週 |
全体的な実験計画の立案
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2. 第1週授業で設定した目標を達成するために必要な実験器具や装置,それらの操作を把握し,3週間で前半・後半あわせて7周で実験を終えられるように全体的な実験計画を立てることができる.
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3週 |
前半に実施する実験計画の立案
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3. 前半部分の実験についてより具体的な実験計画を立てることができる.
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4週 |
第1回実験
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4. 第2週授業で立てた実験計画どおりに実験操作を完了することができる
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5週 |
第2回実験
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4. 同上.
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6週 |
第3回実験
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4. 同上.
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7週 |
前半に行った実験結果の整理・考察 |
5. 指導教員とのディスカッションを通じ,第4週~第6週の実験で得られた結果を整理し,それらから述べられる結論や仮説を論理的に導くことができる.
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8週 |
前期中間試験
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2ndQ |
9週 |
後半に行う実験計画の立案
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6. 第7週授業で行った考察を受けて、後半に行う実験計画について第1周で立てた計画の修正も含めた実験計画を具体的に立てることができる.
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10週 |
第4回実験
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7. 第9週授業で立てた実験計画どおりに実験操作を完了することができる.
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11週 |
第5回実験 |
7. 同上.
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12週 |
第6回実験
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7. 同上.
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13週 |
第7回実験
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7. 同上.
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14週 |
実験結果の整理・考察
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8. 指導教員とのディスカッションを通じ,第11週~第13週の実験で得られた結果を整理し,それらから述べられる結論や仮説を論理的に導くことができる.
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15週 |
報告書の作成 |
9. 前後半あわせた実験の背景と目的,実験操作,実験結果,考察,参考文献などのセクションに分けられ,かつ適当な配置で挿入された図表を含む報告書を作成することができる.
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術 | 工学実験技術 | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 3 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 3 | |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 3 | |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 3 | |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 3 | |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 3 | |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 3 | |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | 発表 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
配点 | 0 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |