創造設計製作

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 創造設計製作
科目番号 0056 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 教科書は指定しないが、これまでの授業で購入した以下の教材を使用する。「機械製図」,実教出版,林洋次, 「新編 JIS機械製図」,森北出版,吉沢武男, 「最新機械製作」,養賢堂,機械製作法研究会.
担当教員 須田 敦,太田 孝雄

目的・到達目標

1:創意工夫のある製品設計図の完成.
2:所定の機能を備えた装置の製作活動における自主性・協調性の発揮と個人の責任の認識.
 なお,いずれの作業も,適切な手法によって行えること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1創意工夫のある設計製図を完成できる。設計製図を完成できる。製図の基本を理解していない。
評価項目2設計図に基づく製作が完全にできる。設計図に基づく製作ができる。設計図に基づく製作ができない。
評価項目3自主性・協調性を認識して適切な行動ができる。自主性・協調性を認識している。自主性・協調性を認識していない。

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (4) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
本科目は,1,2年で学習してきた科目・実習および3年で並行して学習する科目全てを総合し,グループ単位で自ら設計・製図した装置を自ら製作する科目である.本科目の目的は,(1)物作りのプロセスの体験,(2)基礎的な専門知識の活用と調査活動,(3)創造能力の開発と設計センスの育成,(4)1つの目的に向けたグループ活動の体験,であり,個々の学生の自主性,協調性を高めつつ,創造性を養うことにある.加えて,社会人としての責任感と社会性を認識させる.
授業の進め方と授業内容・方法:
本科目のために班に分かれてグループで作業を行う.前期は,主に設計のための予備知識を身につけるための講義,課題の設計と製図を行う.後期は,機械工場での製作活動にあてる.講義は,課題に関する説明や資料による装置の作動原理にとどめ,創意工夫の余地を多く残しグループで考えることに重点を置く.
注意点:
関連科目:機械設計製図,機械工作実習,機械工作法,エネルギー基礎力学,材料力学,材料強度学
学習指針:製品の発案から完成までのプロセスは1人では達成不可能である.設計,製図,製作においては,各自が積極的に行動することはもちろん, グループ内でまとまって効率的に作業を行うこと.作業が遅れているグループが1つでもあると本科目の作業日程に影響が出るので,図面等の資料の提出期限の遅延は絶対に認められない.なお,個々のグループが効率的に作業を行っていることの証明として,各種提出資料(図面や加工工程表)ごとに製作代表者を定めること.機械工場における前期の基礎実習ならびに後期の製作活動では,思わぬ事故を未然に防ぐため指導担当者の指示に従うことはもちろん,各自が安全に十分留意すること.また,グループ活動であることから,体調不良などの特別な事情・理由のない遅刻・欠席は責任感および社会性の欠如とみなし,評価の対象となる.
事前学習:指定されたテーマに関する関連技術の動向を調べておく.
事後発展学習:講義内容に関してレポートなどにまとめる,指示された物を製作する,などしグループ調査・発表に活用すること.

学修単位の履修上の注意

授業計画

授業内容・方法 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンスおよび課題説明 ガイダンスを行い,課題の説明を行う.以下,各項目について指導教員の資料提供とアドバイスの下で作業を進めていく.
2週 構想図の作成1 各グループで,与えられた課題を達成する独自のアイデアに基づいた製品構想図を作成して提出する
3週 構想図の作成2(提出) 引き続き、各グループで,与えられた課題を達成する独自のアイデアに基づいた製品構想図を作成して提出する
4週 基本設計1 構想図に基づく組立図の概略作成.鋼材等の調査を開始する。
5週 基本設計2 引き続き、構想図に基づく組立図の概略作成.鋼材等の調査を行う。
6週 基本設計3 引き続き、構想図に基づく組立図の概略作成.鋼材等の調査を行う。
7週 部品設計1 部品図の設計、作成を開始する
8週 部品設計2 引き続き、部品図を設計、作成する。
2ndQ
9週 部品設計3 素材調査や加工工程を検討し,組立図・部品図を完成させる.
10週 図面作成1 引き続き、組立図・部品図、工程表を完成させる.
11週 図面作成2 引き続き、組立図・部品図、工程表を完成させる.
12週 図面作成3 引き続き、組立図・部品図、工程表を完成させる.
13週 図面作成4 引き続き、組立図・部品図、工程表を完成させる.
14週 図面作成5(提出) 組立図・部品図、工程表を提出する.
15週 前期末試験 これまでの取組みに対するテストを実施する.
16週 答案返却・解答 理解が不十分な点を解消する.
後期
3rdQ
1週 図面修正1 組立図・部品図を修正し,工程表を再作成・再提出する.
2週 図面修正2 引き続き、組立図・部品図を修正し,工程表を再作成・再提出する.
3週 図面修正3 引き続き、組立図・部品図を修正し,工程表を再作成・再提出する.
4週 図面修正4 実習工場にて工作機械の割当て, 作業の進め方,作業ルールを説明し,製作を開始する.
5週 製作開始ガイダンス 毎回,事前に提出された加工工程表に基づいて,部品の製作を行っていく.作業時間終了時,その日の作業報告書として,各部品の加工進捗状況を提出・確認を受ける.設計変更が余儀なくされた場合は,その都度図面を修正・提出する.
6週 製作1
7週 製作2
8週 製作3
4thQ
9週 製作4
10週 製作5
11週 製作6
12週 製作7
13週 製作8
14週 性能試験(製品提出) 完成した装置の性能試験を実施する.
15週 報告会1 報告会を行い,全資料を提出する.
16週 報告会2 総括を行う.

評価割合

作品の評価小テスト、モデル提出物(図面、工程表、プレゼン資料など)合計
総合評価割合203050100
基礎的能力0000
専門的能力203050100