英語Ⅱ

科目基礎情報

学校 奈良工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 英語Ⅱ
科目番号 0026 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 物質化学工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 ・Revised ELEMENT : English Communication Ⅱ (啓林館) ・『Revised ELEMENT コミュニケーション英語Ⅱ:ワークブック スタンダード』(啓林館) ・『Revised ELEMENT コミュニケーション英語Ⅱ:生徒用音声CD』(啓林館) ・『フェイバリット英単語・熟語〈テーマ別〉コーパス4500 4th Edition』(東京書籍) ・Romeo and Juliet (IBCパブリッシング) ・The Scarlet Letter (IBCパブリッシング) ・English Writing for Global Communication (金星堂)
担当教員 石水 明香,中山 大輝

到達目標

ENGLISH Ⅱ(通年)
1.学習した語彙・文法を理解し、和訳や作文等で実際に運用することができるようになる
2.与えられた文章を聞き、その概要や要点を把握するとともに、聞き手に伝わるように音読することができるようになる
3.与えられた文章を読み、その概要や要点を理解することができるようになる
上記について、より具体的には、使用するテキストについて、以下の5項目ができることを到達目標とします。
・新出語彙・文法の習得と運用
・音声ルールに基づいた英文の音読
・既習・新出問わず、学習した語彙・文法を運用した、日英の(即)訳読実践
・テキスト内容に関連した質疑応答
・書物の講読における、内容の要約と意見の記述

ENGLISH WRITING Ⅱ(半期のみ)
1.学習した語彙・文法を運用して、正確な英文が書けるようになる
2.与えられた日本文に対応する英文が書けるようになるとともに、話せるようになる
3.パラグラフ・ライティングのルールを理解したうえで、与えられたテーマに対する自分の意見が書けるようになる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
英語についての知識や理解 誤りはほとんどなく、正確に理解できている誤りは多少あるが、理解できている誤りが多く、知識や理解が不十分である
英文解釈(内容把握)正確に読み取ることができる誤りは多少あるが、十分読み取ることができる誤りが多く、理解できていない
英語表現力誤りはほとんどなく、意見を正確に表現できている誤りは多少あるが、意見を十分表現できている誤りが多く、意見を伝えることができていない

学科の到達目標項目との関係

準学士課程(本科1〜5年)学習教育目標 (3) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ENGLISH Ⅱ(通年)
高等学校検定教科書を中心に、「読む・聞く・書く・話す」の4技能を総合的に高め、実用英語検定2級やTOEIC L&Rテストで500点が取得できるほどの英語運用能力の習得を目指します。また、英語で書かれた書物の講読を通じて、英語圏をはじめとする異文化理解能力を育み、グローバル社会で活躍するエンジニアになるための基本的な心構えを習得していきます。講読した書物について、学期毎にレポートの提出が求められます。

ENGLISH WRITING Ⅱ(半期のみ)
「読む・聞く・書く・話す」の4技能のうち、「書く」に焦点化し、基本的な文法は言うに及ばず、和文英訳やパラグラフライティングのルールを学習します。最終的に、簡単な日本文が英語に訳せられるようになるとともに、与えられたテーマに対して、自らの意見が論理的に書けるようになることを目指します。また、本授業には英文レポートの提出が求められます。
授業の進め方・方法:
ENGLISH Ⅱ(通年)
授業では、毎時、単語テストを実施するとともに、文章の精読を通じた語彙及び文法指導を行います。また、学習語彙・文法の定着を目的として、音読を中心とした音声指導と日英の即訳練習を行うとともに、音読テストを学期毎に実施します。加えて、受講者には、学習者用の語彙レベルで書かれた書物を読み、ブックレポートの提出が求められます。

ENGLISH WRITING Ⅱ(半期のみ)
ライティングに特化したテキストを用いて授業を進めます。身近なトピックを扱い、文法や和文英訳の方法論の習得するとともに、社会問題を中心とした内容を扱い、パラグラフライティングのルールを学習、そのルールに基づいて自らの意見が実際に書けるようになることを目指します。受講者は、これらのタスクを総合して、英文エッセイの完成と提出が求められます。
注意点:
ENGLISH Ⅱ(通年)・ENGLISH WRITING Ⅱ(半期のみ)共通
・関連科目:歴史、現代文
・語学学習には、恒常的な予復習が不可欠です。したがって、予習をしていない、必要な教材を持ってきていないなど、学習者として相応しくない行動は処分の対象となりえます。
・定期試験や小テストにおけるカンニング等の不正行為や、レポートにおける不正や剽窃など、学生としてあるまじき行為が発覚または認められた場合、本授業の単位取得資格を喪失しますので注意してください。
・初回授業時に総合評点の算出方法を説明するので、初回授業は必ず出席してください。
・特段の事情により本授業の受講に特別な配慮が必要な場合は、早期に授業担当教員に申し出てください。

事前学習
・ENGLISHⅡ:
 ・該当範囲の小テスト(単語テスト)の準備をする
 ・授業で進む範囲を読み、その概要を把握するとともに、訳せるようにしておく
・ENGLISH WRITINGⅡ(半期のみ)
 ・該当範囲のテキストの問題をあらかじめ解き、分からないところを整理しておく
事後展開学習
・ENGLISHⅡ:
 ・小テストで間違えた英単語を覚えなおす
 ・授業で進んだ英文について、付属のCDを聞きながら、「発音・アクセント・イントネーション」に十全な注意を払って音読する(最低30回程度)
 ・授業で学習した文法事項について、そのポイントを理解する
 ・授業で読んだ英文の内容を理解しておく
・ENGLISH WRITINGⅡ(半期のみ)
 ・授業で間違えた問題を解きなおす

学修単位の履修上の注意

本授業は学修単位科目に該当しない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 授業の進め方や評価方法について、理解する
2週 Lesson 2: Stay Hungry, Stay Foolish 複合関係詞について理解できるようになる
3週 Lesson 2: Stay Hungry, Stay Foolish 複合関係詞について理解できるようになる
4週 Lesson 2: Stay Hungry, Stay Foolish 複合関係詞について理解できるようになる
5週 Lesson 2: Stay Hungry, Stay Foolish 複合関係詞について理解できるようになる
6週 Lesson 4: Life in a Jar 分詞構文について理解できるようになる
7週 Lesson 4: Life in a Jar 分詞構文について理解できるようになる
8週 レポート提出と音読テスト レポートの提出と与えられた文章の淀みない音読ができる
2ndQ
9週 Lesson 4: Life in a Jar 分詞構文について理解できるようになる
10週 Lesson 4: Life in a Jar 分詞構文について理解できるようになる
11週 Lesson 6: Caddy for Life 独立分詞構文、関係副詞の非制限用法について理解できるようになる
12週 Lesson 6: Caddy for Life 独立分詞構文、関係副詞の非制限用法について理解できるようになる
13週 Lesson 6: Caddy for Life 独立分詞構文、関係副詞の非制限用法について理解できるようになる
14週 Lesson 6: Caddy for Life 独立分詞構文、関係副詞の非制限用法について理解できるようになる
15週 前期末試験 授業内容を理解し、試験問題に対して正しく解答することができる
16週 試験返却と前期のまとめ 試験問題を見直し、理解が不十分な点を解消する
後期
3rdQ
1週 ENGLISH Ⅱ(通年:以下同様)
Lesson 8 Part-2, 4: The Power of Presentation(ハンドアウト使用)

ENGLISH WRITING Ⅱ(半期のみ:以下同様)
Chapter 1:Talking about Myselfはじめまして
仮定法過去、仮定法過去完了について理解できるようになる
2週 Lesson 8 Part-2, 4: The Power of Presentation(ハンドアウト使用)

Chapter 4:My Town and Neighborhoodわが町を語る
仮定法過去、仮定法過去完了について理解できるようになる
3週 Lesson 8 Part-2, 4: The Power of Presentation(ハンドアウト使用)

Chapter 5:My Likes and Interestsこんなことが好き
仮定法過去、仮定法過去完了について理解できるようになる
4週 Lesson 8 Part-2, 4: The Power of Presentation(ハンドアウト使用)

Chapter 13:Education Issues教育問題(主張を述べる)
仮定法過去、仮定法過去完了について理解できるようになる
5週 Lesson 7: iPS Cells

Chapter 14: The Environment and Our Life環境問題と私たちの生活(論点を明らかにする)
ifを省略した仮定法、同格のthatについて理解できるようになる
6週 Lesson 7: iPS Cells

Chapter 15: Health and Dieting健康とダイエット(原因や根拠を示す)
ifを省略した仮定法、同格のthatについて理解できるようになる
7週 Lesson 7: iPS Cells

Chapter 16: Religions and Customs宗教としきたり(比較対照する・例を示す)
ifを省略した仮定法、同格のthatについて理解できるようになる
8週 レポート提出と音読テスト

Chapter 20: Society in the Future未来社会とわたし(議論をまとめる)
レポートの提出と与えられた文章の淀みない音読ができる
4thQ
9週 Lesson 7: iPS Cells

Peers of Review: ピア・レヴューによるレポートの相互評価
ifを省略した仮定法、同格のthatについて理解できるようになる
10週 Lesson 8: Selective Breeding

Review:レポート提出とパラグラフ・ライティングの振り返り
仮定法の慣用表現、強調構文について理解できるようになる
11週 Lesson 8: Selective Breeding

Chapter 7:My Campus Life学生生活
仮定法の慣用表現、強調構文について理解できるようになる
12週 Lesson 8: Selective Breeding

Chapter 8:My Kind of Careerこんな仕事がしたい
仮定法の慣用表現、強調構文について理解できるようになる
13週 Lesson 8: Selective Breeding

Chapter 9:Romance, Dating and Marriage恋・デート・結婚
仮定法の慣用表現、強調構文について理解できるようになる
14週 Lesson 8: Selective Breeding

Review (2): 授業の振り返りとまとめ
仮定法の慣用表現、強調構文について理解できるようになる
15週 定期試験 授業内容を理解し、試験問題に対して正しく解答することができる
16週 試験返却と後期のまとめ 試験問題を見直し、理解が不十分な点を解消する

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3前2
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3前2
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3前2
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3前2
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3前2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3前2
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3前2
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3前2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3前2
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3前2
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3前2
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3前2
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3前2
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3前2
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3前2
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3前2
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3前2
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3前2
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3前2
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3前2

評価割合

定期試験小テストレポートプレゼンテーション課題提出合計
総合評価割合551020105100
ENGLISH Ⅱ(通年)35101010570
ENGLISH WRITING Ⅱ(半期のみ)200100030