環境と社会

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 環境と社会
科目番号 0003 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 知能機械工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教材化したプリント、地図帳
担当教員 児玉 恵理

到達目標

1.「環境」が現代社会の基本問題のひとつであることを認識できる。
2.経済と科学技術の発展と環境問題の関連について認識できる。
3.環境問題と地域の関連を認識できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1「環境」が現代社会の基本問題のひとつであることを認識できる「環境」が現代社会の基本問題のひとつであることをおおむね認識できる「環境」が現代社会の基本問題のひとつであることを認識できない
評価項目2経済と科学技術の発展と環境問題の関連について認識できる経済と科学技術の発展と環境問題の関連についておおむね認識できる経済と科学技術の発展と環境問題の関連について認識できない
評価項目3環境問題と地域の関連を認識できる環境問題と地域の関連をおおむね認識できる環境問題と地域の関連を認識できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
環境破壊は地球的規模で発生し、深刻な問題になっている。この事態についての基本的知識を確認するとともに国内の身近な様々な環境問題についてその現状・課題そして解決策について考察する。
授業の進め方・方法:
「環境と社会」と関わる世界や日本におけるニュースを適宜教材化して授業で扱う。
注意点:
事前学習: 温暖化など地球規模での環境問題に関する報道に触れておく。事後学習: 配布したプリント資料などを見直し、さらに環境問題に関する情報に触れ知識を深める。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 人類と文明の歴史と環境問題
2週 大量生産・大量消費社会の成立と環境問題
3週 地球環境問題-オゾン層の破壊、酸性雨、森林破壊、砂漠化、海洋汚染-
4週 地球温暖化の現状と要因
5週 地球温暖化による異常気象とIPCC報告書
6週 環境保全の国際的な取り組み
7週 地球温暖化防止対策と京都議定書
8週 COPの取り組みと京都議定書後の次期枠組みづくり
4thQ
9週 日本の経済発展と公害問題
10週 日本の環境保全と公害対策
11週 資源エネルギ-問題と環境問題-世界の動き-
12週 資源エネルギ-問題と環境問題-日本の動き-
13週 原子力エネルギ-と環境問題
14週 循環型社会を目指して-豊かさとは何か-
15週 試験返却と解説
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3後2,後11,後12
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3後1,後15
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。3後2,後8,後9,後10,後12,後13
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。3後8,後14
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。3後2,後3,後4,後9
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。3後2,後9,後13
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。3後6,後7,後8,後14
分野横断的能力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3後1,後2,後9,後14

評価割合

定期試験発表・課題・提出物合計
総合評価割合7030100
配点7030100