生物応用化学実験Ⅰ

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 生物応用化学実験Ⅰ
科目番号 0012 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 生物応用化学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 分析化学(長島,冨田著,裳華房)
担当教員 奥野 祥治,舟浴 佑典,矢野 大地

到達目標

実験を通じて化学反応を理解し,基本的な科学レポートを書くことができる。
基礎的な化学実験操作を行うことができる。
基礎的な定性分析および重量分析の実験操作と関連する計算を行うことができる。
生物応用化学実験Iで修得した技術と知識は,石油化学,食品,医薬品製造での製造職,生産技術職の業務で役立ちます。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 レポート的確な表現で、目的、操作、結果、考察、参考文献が述べられているある程度の内容を記述できている必須項目に適切に記述できていない
評価項目2 実験の取り組み実験ノートへの準備、記録を行いながら、実験を実施している実験ノートへの記述が未熟かつ自主性が見られない実験ノートを使用せず、実験への参加意思がみられない

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
入門的な化学実験を通じて化学に対する興味を養うとともに,基礎的な分析(定性・定量)実験と
その実験操作について学習する。
授業の進め方・方法:
基本操作、生物実験、分析実験、物理化学実験、複合領域のテーマについて、実施前のガイダンスを交えながら実験を行う。
レポートは原則、実験終了後の次週に提出することとする。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,諸注意,解説,実験の基本操作,説明 この期間は,入門的な実験を体験します。簡単な化学実験を通して、実験に対する興味と関心を高めて下さい。何でもないような現象でも,不思議に感じたり,その内容を考えたりすることが大切です。また,随時説明される操作内容等をよく理解して実験器具に慣れるとともに,基本的な実験操作が確実に行えるようになって下さい。
2週 基本操作:ガラス細工 この期間は,入門的な実験を体験します。簡単な化学実験を通して、実験に対する興味と関心を高めて下さい。何でもないような現象でも,不思議に感じたり,その内容を考えたりすることが大切です。また,随時説明される操作内容等をよく理解して実験器具に慣れるとともに,基本的な実験操作が確実に行えるようになって下さい。
3週 基本操作:密度、ろ過 この期間は,入門的な実験を体験します。簡単な化学実験を通して、実験に対する興味と関心を高めて下さい。何でもないような現象でも,不思議に感じたり,その内容を考えたりすることが大切です。また,随時説明される操作内容等をよく理解して実験器具に慣れるとともに,基本的な実験操作が確実に行えるようになって下さい。
4週 生物実験:アントシアニン色素の抽出と定性試験 この期間は,入門的な実験を体験します。簡単な化学実験を通して、実験に対する興味と関心を高めて下さい。何でもないような現象でも,不思議に感じたり,その内容を考えたりすることが大切です。また,随時説明される操作内容等をよく理解して実験器具に慣れるとともに,基本的な実験操作が確実に行えるようになって下さい。
5週 生物実験:pH感受性人工イクラの作成 この期間は,入門的な実験を体験します。簡単な化学実験を通して、実験に対する興味と関心を高めて下さい。何でもないような現象でも,不思議に感じたり,その内容を考えたりすることが大切です。また,随時説明される操作内容等をよく理解して実験器具に慣れるとともに,基本的な実験操作が確実に行えるようになって下さい。
6週 まとめ、実験レポートの書き方説明
7週 複合領域:顕微鏡操作・マイクロピペット操作 生物を構成している成分は化学物質から成り立っています。これまで習得した内容を使って、生体成分の性質を考えるトレーニングを行います。
8週 複合領域:顕微鏡操作・マイクロピペット操作 生物を構成している成分は化学物質から成り立っています。これまで習得した内容を使って、生体成分の性質を考えるトレーニングを行います。
2ndQ
9週 【中間試験期間】
10週 複合領域:糖の性質(フェーリング反応) 生物を構成している成分は化学物質から成り立っています。これまで習得した内容を使って、生体成分の性質を考えるトレーニングを行います。
11週 複合領域:脂質の性質(リーベルマン・ブルハルト反応) 生物を構成している成分は化学物質から成り立っています。これまで習得した内容を使って、生体成分の性質を考えるトレーニングを行います。
12週 複合領域:アミノ酸の性質(ニンヒドリン反応) 生物を構成している成分は化学物質から成り立っています。これまで習得した内容を使って、生体成分の性質を考えるトレーニングを行います。
13週 説明
14週 分析実験:(混合物の分離)蒸留操作 分析化学に関する基本的操作を習得するための実験です。ここで扱う技術は実験の基礎技術になるので、技術の向上だけでなく、その仕組みをしっかりと理解しましょう。
15週 分析実験:(溶解性)物質の溶解性を理解する 分析化学に関する基本的操作を習得するための実験です。ここで扱う技術は実験の基礎技術になるので、技術の向上だけでなく、その仕組みをしっかりと理解しましょう。
16週
後期
3rdQ
1週 分析実験:(沈殿生成、分離、溶解)化学反応による沈殿分離と溶解技術を習得する
2週 分析実験:(酸の性質)酸性物質の性質を理解する 分析化学に関する基本的操作を習得するための実験です。ここで扱う技術は実験の基礎技術になるので、技術の向上だけでなく、その仕組みをしっかりと理解しましょう。
3週 分析実験:(塩基の性質)塩基性物質の性質を理解する 分析化学に関する基本的操作を習得するための実験です。ここで扱う技術は実験の基礎技術になるので、技術の向上だけでなく、その仕組みをしっかりと理解しましょう。
4週 分析実験:(金属の性質)金属の性質を理解する 分析化学に関する基本的操作を習得するための実験です。ここで扱う技術は実験の基礎技術になるので、技術の向上だけでなく、その仕組みをしっかりと理解しましょう。
5週 分析実験:(中和滴定)中和の原理を理解し、その技術を習得する 分析化学に関する基本的操作を習得するための実験です。ここで扱う技術は実験の基礎技術になるので、技術の向上だけでなく、その仕組みをしっかりと理解しましょう。
6週 説明
7週 物理化学実験:(るつぼの質量測定)加熱および放冷操作を習得する 物理化学実験の基礎では、化学反応式を理解しておく必要があります。分子量やモルの概念を確実に理解し、実験結果を考察しましょう。
8週 【中間試験期間】
4thQ
9週 物理化学実験:(結晶水の測定)化学反応による分子量の違いを実験により理解する 物理化学実験の基礎では、化学反応式を理解しておく必要があります。分子量やモルの概念を確実に理解し、実験結果を考察しましょう。
10週 物理化学実験:ガラスフィルター恒量化・みょうばん中のAlの定量(1) 物理化学実験の基礎では、化学反応式を理解しておく必要があります。分子量やモルの概念を確実に理解し、実験結果を考察しましょう。
11週 物理化学実験:みょうばん中のAlの定量(2) 物理化学実験の基礎では、化学反応式を理解しておく必要があります。分子量やモルの概念を確実に理解し、実験結果を考察しましょう。
12週 物理化学実験:みょうばん中のAlの定量(3)・電池の解説 物理化学実験の基礎では、化学反応式を理解しておく必要があります。分子量やモルの概念を確実に理解し、実験結果を考察しましょう。
13週 物理化学実験:電池の作製 物理化学実験の基礎では、化学反応式を理解しておく必要があります。分子量やモルの概念を確実に理解し、実験結果を考察しましょう。
14週 物理化学実験:密度の測定 物理化学実験の基礎では、化学反応式を理解しておく必要があります。分子量やモルの概念を確実に理解し、実験結果を考察しましょう。物理化学実験の基礎では、化学反応式を理解しておく必要があります。分子量やモルの概念を確実に理解し、実験結果を考察しましょう。
15週 まとめ
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート実験の取り組み合計
総合評価割合7525100
基礎的能力401555
専門的能力351045