環境工学基礎

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 環境工学基礎
科目番号 0035 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 専門基礎ライブラリー 環境科学 改訂版(金原 粲 他 著、実教出版),パワーポイント(オリジナル)
担当教員 平野 廣佑,横田 恭平

到達目標

①主要な環境問題の現象,影響,現状,対策の概要が説明できる。
②環境問題の発生と暮らし,産業活動との関連を理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
公害公害とは何か説明できる。また、その現状、原因、対策を理解できている。公害とは何か説明できる。公害について説明できない。
地球環境問題地球環境問題として主要な項目を挙げることができ、その原因、対策を理解できる。地球環境問題として主要な項目を挙げることができ、その原因、対策を理解できる。地球環境問題として主要な項目を挙げることができない。
生物多様性と自然環境自然環境の問題と人間の共存関係について理解できる。自然環境の問題を理解できる。自然環境の問題を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
私たちの生活に身近な水,大気,廃棄物から地球温暖化などの地球規模の環境問題の基礎について講義,演習を行う。
授業の進め方・方法:
講義によって行う。また,不定期で小テストやレポート課題を行う。
注意点:
【事前学習】次回授業の範囲を教科書で確認する他,授業内容によっては前回からの続きもあるため,復習も行う。
【事後学習】次回授業への事前学習も兼ねて,学習内容の再確認を行う他,小テストがあった際にはその内容についても理解するための学習を行う。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 人間と環境とのかかわり 社会の状況と環境問題の発生の関係を理解する。
2週 大気環境(1) -大気と大気汚染の歴史- 我が国における大気汚染の状況と経緯を理解する。
3週 大気環境(2) -様々な大気汚染問題- 我が国における大気汚染の状況と経緯を理解する。
4週 大気環境(3) -大気汚染物質の除去技術- 我が国における待機汚染の状況と経緯を、さらに理解する。
5週 水環境(1) -地球上の水と汚染- 地球温暖化、酸性雨について状況を理解する。
6週 水環境(2) -様々な水質汚染- 地球温暖化、酸性雨以外の水質汚染問題の状況を理解する。
7週 水環境(3) -水の利用と保全- 資源としての水の保全や利用の現状について理解する。
8週 土壌環境(1) -土壌と地下構造の基礎知識- 地球の構造と環境の関係を理解する。
2ndQ
9週 中間試験
10週 土壌環境(2) -土壌汚染の現状- 地球の構造と環境の関係を理解する他,土壌汚染の現状についても理解する。
11週 環境中の化学物質(1) -生物への影響- 化学物質の有用性と副作用による有害性の関係とリスク管理の必要静を理解する。
12週 環境中の化学物質(2) -毒性化学物質- 化学物質の有用性と副作用による有害性の関係とリスク管理の必要静を理解する。
13週 環境と人の健康 騒音・振動・悪臭について理解する。
14週 生態工学 生物多様性、物質循環と微生物の関係、生態系・生物多様性の保全手法と施策を理解する。
15週 期末試験
16週 総合演習 定期試験の返却を行う他,講評または演習を行う
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題レポート合計
総合評価割合80200100
配点80200100