コンクリート構造学特論

科目基礎情報

学校 和歌山工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 コンクリート構造学特論
科目番号 0067 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 コンクリート構造工学:戸川一夫・岡本寛昭ほか,森北出版; コンクリート標準示方書「設計編」:土木学会; 道路橋示方書・同解説:日本道路協会; 鉄筋コンクリート構造物の耐震設計と地震リスク解析;吉川弘道,丸善
担当教員 中本 純次

到達目標

面部材の押し抜きせん断機構の説明ができるとともに耐力の計算が出来る(C-1).与えられた設計条件に対して部材設計ができる(C-1).鉄筋コンクリート部材の疲労に対する安全性の照査が出来る(C-1). 耐震設計の考え方・方法について説明できる(C-1).

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
面部材の押し抜きせん断耐力の計算面部材の押し抜きせん断機構・耐力の説明ができ計算できる面部材の押し抜きせん断機構・耐力の理解ができ計算できる面部材の押し抜きせん断機構・耐力を理解できない
部材設計部材設計の説明と計算ができる部材設計の理解と計算ができる部材設計を理解できない
鉄筋コンクリート部材の疲労に対する安全性の照査鉄筋コンクリート部材の疲労に対する安全性の説明と照査ができる鉄筋コンクリート部材の疲労に対する安全性の理解と照査ができる鉄筋コンクリート部材の疲労に対する安全性を理解できない
耐震設計の考え方・方法耐震設計の考え方・方法を説明できる耐震設計の考え方・方法を理解できる耐震設計の考え方・方法を理解できない

学科の到達目標項目との関係

C-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
鉄筋コンクリート構造物の設計方法について述べる.特に,耐震設計,疲労に対する設計の基本,面部材の押し抜きせん断機構などコンクリートの基礎的設計理論について述べる.
授業の進め方・方法:
講義と演習
注意点:
事前学習
 テキストおよび関連する示方書等を事前に読み、用語や学習内容に目を通しておくこと。
事後学習
数回に一度授業後試験を行うので、学習内容を復習し、ノートを整理しておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 シラバスの説明,レディネスチェック
受講準備ができている
2週 各種限界状態に対する検討:部材のひび割れ・変位、モデル化された応力-ひずみ関係と等価応力ブロック 各種限界状態に対する検討:部材のひび割れ・変位・モデル化された応力-ひずみ関係と等価応力ブロックを説明できる
3週 疲労に対する設計(疲労荷重と疲労強度) 疲労に対する設計(疲労荷重と疲労強度)
4週      〃  (マイナー則)      〃  (マイナー則)ができる
5週      〃  (疲労に対する安全性の検討)
     〃  (疲労に対する安全性の検討)ができる
6週 疲労設計に関する演習
疲労設計を説明できる
7週 面部材の押し抜きせん断機構・耐力および演習 面部材の押し抜きせん断を説明できる
耐力を求めることができる
8週 面部材の押し抜きせん断機構・耐力および演習 面部材の押し抜きせん断を説明できる
耐力を求めることができる
4thQ
9週 中間試験期間
10週 面部材の押し抜きせん断機構・耐力および演習 面部材の押し抜きせん断を説明できる
耐力を求めることができる
11週 耐震設計の考え方と性能照査法
耐震設計の考え方と性能照査法を説明できる
12週 鉄筋コンクリート構造の耐震挙動
鉄筋コンクリート構造の耐震挙動を説明できる
13週 震度法・地震時保有水平耐力法
震度法・地震時保有水平耐力法を説明できる
14週 地震リスク
地震リスクを説明できる
15週 期末試験期間
16週 試験返却・解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

定期試験平常試験および課題成果物相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50500000100
配点50500000100