プログラミングII

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 プログラミングII
科目番号 0039 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電気情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 [教科書] 増田 智明『現場ですぐに使える! Visual C# 2019逆引き大全 500の極意』
担当教員 桃野 浩樹

到達目標

C言語、VisualC#、JavaScript、Pythonなどの様々なプログラム言語の基本的な文法を理解し,使いこなす技術を身につける。また、情報セキュリティーの基礎について理解し、説明できる。
(1) Visual C#の文法を理解し,Windowsアプリを作成できる。
(2) Pythonの文法を理解し、プログラムを作成できる。
(3) 情報セキュリティーの基礎について理解し、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
Visual C#の文法を理解し,Windowsアプリを作成できる。Visual C#の文法を理解し,応用的なWindowsアプリを作成できる。Visual C#の文法を理解し,基本的なWindowsアプリを作成できる。Visual C#の文法を理解しておらず,Windowsアプリを作成できない。
Pythonの文法を理解し、プログラムを作成できる。Pythonの文法を理解し、応用的なプログラムを作成できる。Pythonの文法を理解し、基本的なプログラムを作成できる。Pythonの文法を理解しておらず、プログラムを作成できない。
コンピュータのハードウェアの基礎について理解し、説明できる。コンピュータのハードウェアの基礎について理解し、説明できる。コンピュータのハードウェアの基礎について部分的に理解し、説明できる。コンピュータのハードウェアの基礎について理解しておらず、説明できない。
情報セキュリティーの基礎について理解し、説明できる。情報セキュリティーの基礎について理解し、説明できる。情報セキュリティーの基礎について部分的に説明できる。情報セキュリティーの基礎について理解しておらず、説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この講義では,VisualC#、Pythonなどのプログラム言語の演習を行う。演習を通じて、数値計算、データ処理のためのアルゴリズムやコンピュータ・システムの基本的な事柄を学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義と演習を交互に行い理解を深める。与えられた演習問題をこなすだけでなく、自分で問題を作ってみることが理解を深めるのに有効な手段である。演習では,出力される結果をあらかじめ予想し、効率のよいデバッグ技術を身に付けることが必要である。
注意点:
成績は定期試験(70%)、課題レポート(30%)で評価する。定期試験の再試は行わないので、毎回の試験に全力を注ぐこと。また、課題レポートは必ずすべて提出すること。
成績は半期ごとに算出し、それまでの成績の累積平均をその時点の評価とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
Visual C# 開発環境構築
自分のPCにVisual C#の開発環境を構築することができる。
2週 Visual C#プログラミング演習1 テキストボックスに文字を表示するプログラムを作成することができる。
3週 Visual C#プログラミング演習2 テキストボックスから数字を読み込むプログラムを作成することができる。
4週 Visual C#プログラミング演習3 コンボボックスの機能を使いこなすことができる。
5週 Visual C#プログラミング演習4 二次元配列を用いたプログラムを作成することができる。
6週 Visual C#プログラミング演習5 フォーム画面に画像を表示することができる。
7週 Visual C#プログラミング演習6 ファイル入出力機能を扱うことができる。
8週 Visual C#プログラミング演習7(自由製作) ここまで習得した技術を駆使して簡単な表計算や文字列操作などの実践的なプログラム課題を解くことができる.
2ndQ
9週 Visual C#プログラミング演習8(自由製作) ここまで習得した技術を駆使して簡単な表計算や文字列操作などの実践的なプログラム課題を解くことができる.
10週 Visual C#プログラミング演習9(自由製作) ここまで習得した技術を駆使して簡単な表計算や文字列操作などの実践的なプログラム課題を解くことができる.
11週 Visual C#プログラミング演習10(自由製作) ここまで習得した技術を駆使して簡単な表計算や文字列操作などの実践的なプログラム課題を解くことができる.
12週 Visual C#プログラミング演習11(プレゼンテーション) 自由製作で作製したプログラムについて説明することができる
13週 Visual C#プログラミング演習12(プレゼンテーション) 自由製作で作製したプログラムについて説明することができる
14週 コンピュータのハードウェアの基礎 コンピュータのハードウェアの基礎について説明することができる。
15週 前期期末試験 前期期末までに習った内容を解くことができる。
16週 前期期末試験までの復習 前期期末までに習った内容について、自らの課題を認識し修正できる。
後期
3rdQ
1週 Python 開発環境構築 自分のPCにPythonの開発環境を構築することができる。
2週 Pythonプログラミング1 文字列を画面に表示することができる。
3週 Pythonプログラミング2 変数の利用、formatメソッドを用いて画面に出力することができる
4週 Pythonプログラミング3 キーボードからの入力、演算子を扱うことができる
5週 Pythonプログラミング4 リストや辞書の要素を扱うことができる
6週 Pythonプログラミング5 条件分岐、繰り返しを使ったプログラムを作成することができる。
7週 Pythonプログラミング6 matplotを使用したグラフを作成することができる。
8週 Pythonプログラミング7 機械学習による文字認識ができるプログラムを作成することができる。
4thQ
9週 Pythonプログラミング8 OpenCVを用いた画像処理ができる。
10週 Pythonプログラミング9 PyQtを用いて、図形を描画することができる
11週 Pythonプログラミング10 PyQtを用いて、Windowsアプリを作成することができる。
12週 Pythonプログラミング11(自由製作) ここまで習得した技術を駆使して簡単な表計算や文字列操作などの実践的なプログラム課題を解くことができる。
13週 Pythonプログラミング12(自由製作) ここまで習得した技術を駆使して簡単な表計算や文字列操作などの実践的なプログラム課題を解くことができる。
14週 情報セキュリティー(ネットワークの概要、LAN技術とWAN技術) サイバーセキュリティについて理解し、無線LANの暗号化について説明することができる。
15週 学年末試験 学年末までに習った内容を解くことができる。
16週 学年末までの復習 学年末までに習った内容について、自らの課題を認識し修正できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。2前1
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。2前1
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。1前1
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。2前1
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。2前8,前16,後8,後16
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。2前8,前16,後8,後16
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。1
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。2
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。2
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している2
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。2

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力3000001040
専門的能力4000002060
分野横断的能力0000000