デザイン基礎Ⅰ

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 デザイン基礎Ⅰ
科目番号 0002 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 建築学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 建築の図法(明現社) 長谷川 道明
担当教員 小椋 弘佳

到達目標

1.正投影図法、アイソメ、カビネ、ミリタリ図法で簡単な図形が描ける。
2.平行透視図法、有角透視図法で簡単な図形が描ける。
3.簡単な図形に陰影を施すことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1正投影図法、アイソメ、カビネ、ミリタリ図法で複雑な立体を描くことができる。正投影図法、アイソメ、カビネ、ミリタリ図法で複数の直方体程度の立体を描くことができる。正投影図法、アイソメ、カビネ、ミリタリ図法で直方体を描くことができない。
評価項目2平行透視図法、有角透視図法で複雑な立体を描くことができる。平行透視図法、有角透視図法で複数の直方体を描くことができる。平行透視図法、有角透視図法で直方体を描くことができない。
評価項目3複雑な立体に陰影を施すことができる。直方体に陰影を施すことができる。直方体に陰影を施すことができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 説明 閉じる

教育方法等

概要:
建築の図法を一通り学ぶ。内容は平面図法、正投影、軸測投影図法、斜投影図法、透視図法、陰影図法である。
授業の進め方・方法:
教科書は参考書程度の扱いとし、主に配布プリントで説明と演習を行う。
プリントは各回、平均5枚程度を配布する。授業中に作図しきれなかった分は宿題とする。
注意点:
作図法は手を動かして実際にやってみなければ習得できないので、演習が基本となる。質問は随時受け付けるので山田研まで来てください。朝(8:00-8:50)、昼休み(12:00-12:50)ならほぼ常に在室しています。放課後は会議の無い日の18:30まで可能。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 修学ガイダンス 建築の図法の概要
2週 道具の使い方、平面図形1 定規・コンパスの使用方法を理解する。直線や曲線を描くことができる。
3週 平面図形2 多角形などを描くことができる。
4週 正投影図法 平面図立面図 直方体などの平年図と立面図が描ける。
5週 正投影図法 側面図 直方体やその組み合わせた図形の平面図、立面図、側面図が描ける。
6週 正投影図法 応用演習 正投影図法を用いたやや複雑な図が描ける。
7週 軸則投影1 アイソメ図が描ける。
8週 前期中間試験 前期中間までの内容を理解すること。
2ndQ
9週 軸則投影2 応用演習 アイソメ図が描ける。
10週 斜投影 カビネ図法 直方体などをカビネ図法で描ける。
11週 斜投影 ミリタリ図法1 直方体などをミリタリ図法で描ける。
12週 斜投影 ミリタリ図法2 応用演習 ミリタリ図法で街区の図を描ける。
13週 平行透視図1 直方体などの平行透視図が描ける。
14週 平行透視図2 複雑な物体の平行透視図が描ける。
15週 前期末試験 前期末までの内容を理解すること。
16週 学年末までの復習
平行透視図3
学年末までに習った内容について、自らの課題を認識し修正できる。
室内透視図が描ける。
後期
3rdQ
1週 有角透視図1 簡単な立体 有角透視図で直方体などを描ける。
2週 有角透視図2 複雑な立体を有角透視図で描ける。
3週 測点法1 測点法で直方体などを描ける。
4週 測点法2 やや複雑な立体を測点法で描ける。
5週 測点法3 かなり複雑な立体を測点法で描ける。
6週 測点法4 非常に複雑な立体を測点法で描ける。
7週 後期中間試験 後期中間までの内容を理解すること。
8週 陰影図法 点、線、面の陰影の作図ができる。
4thQ
9週 投影法に関する応用演習 事例調査1 投影法の活用法を知る。
10週 投影法に関する応用演習 事例調査2 投影法の活用法を知る。
11週 投影法を用いた作品制作1 投影法を用いてオリジナルな作品を制作することができる
12週 投影法を用いた作品制作2 投影法を用いてオリジナルな作品を制作することができる
13週 投影法を用いた作品制作3 投影法を用いてオリジナルな作品を制作することができる
14週 投影法を用いた作品制作4 投影法を用いてオリジナルな作品を制作することができる
15週 学年末試験 学年末までの内容を理解すること。
16週 学年末試験までの復習
作品発表
学年末までに習った内容について、自らの課題を認識し修正できる。
作成した作品についてわかりやすく発表することができる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野設計・製図製図用具の特性を理解し、使用できる。2前2,前8
線の描き分け(3種類程度)ができる。2前2,前8
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。1前4,前5,前8
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。2前6,前7,前9,前10,前12,前16,後1,後4,後8,後9

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力0000000
専門的能力70000030100
分野横断的能力0000000