概要:
まず建築全般への入門として建築の歴史、設計のあり方、構造の仕組みなどを学んだ後、木造建築物に用いられる材料、部材、構法の名前、役割を理解する。2年生以上で学ぶ鉄筋コンクリート構造、鉄骨構造などにおいても用いられる用語には共通するものが多いので、用語の理解は建築構造の理解の基礎である。
授業の進め方・方法:
教科書の分量は膨大なので、書かれている文章自体にはあまりこだわらずに、部材の名前、役割の理解を中心に進める。補助プリントを多数配布する。構造用教材は授業中に参照用に使う。適宜、模型を用いた演習などを行い、簡単な構造模型の作成などを課題とする。授業中の小テストも行う。長期休みには建築構造の入門的な書物を読んでもらう。
注意点:
質問は随時受け付けるので山田研まで来てください。朝(8:00-8:50)、昼休み(12:00-12:50)ならほぼ常に在室しています。放課後は会議の無い日の18:30まで可能。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 材料 | 建築材料の変遷や発展について説明できる。 | 1 | 前2 |
建築材料の規格・要求性能について説明することができる。 | 1 | 前5,前6 |
木材の種類について説明できる。 | 2 | 前10 |
傷(節など)について説明できる。 | 1 | 前10 |
耐久性(例えば腐れ、枯渇、虫害など)について説明できる。 | 1 | 前10 |
耐火性について説明できる。 | 1 | 前10 |
近年の木材工業製品(集成材、積層材など)の種類について説明できる。 | 1 | 前11 |
木材の成長と組織形成から、物理的性質の違いについて説明できる。 | 1 | 前10 |
屋根材(例えば和瓦、洋瓦、金属、アスファルト系など)の特徴をあげることができる。 | 1 | 後11 |
ガラスの製法、種類をあげることができる。 | 1 | 後10 |
下地材の種類(例えば繊維板、パーティクルボード、石こうボードなど)をあげることができる。 | 1 | 後12 |
床の仕上げ材料(カーペット、フローリング、レベリング、長尺シート等)をあげることができる。 | 1 | 後12 |
内装材料(壁・天井)として(モルタル、しっくい、クロス、珪藻土、合板、ボードなど)をあげることができる。 | 1 | 後12 |
構造 | 建築構造の成り立ちを説明できる。 | 1 | 前1,前2 |
建築構造(W造、RC造、S造、SRC造など)の分類ができる。 | 1 | 前3 |
骨組構造物に作用する荷重の種類について説明できる。 | 1 | 前4 |
木構造の特徴・構造形式について説明できる。 | 1 | 前3,前9 |
木材の接合について説明できる。 | 1 | 前12 |
基礎、軸組み、小屋組み、床組み、階段、開口部などの木造建築の構法を説明できる。 | 2 | 前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10 |
施工・法規 | 法の体系について説明できる。 | 1 | 前6 |