概要:
住環境の計画について、前半は我が国における住まい方の歴史的な成り立ちと特徴、計画手法を理解する。これを踏まえた上で後半からは、防災や福祉、家族構成の変化など現代的な課題をテーマに学び、今後の住宅計画を考える上での社会背景に応じた分析力や計画力を養うことを目指す。
授業の進め方・方法:
住環境の歴史的な変遷や現代社会が抱える課題、それに対する解決手法について学ぶ講義である。
授業において、事例ビデオの視聴、事例研究等の具体例に接する機会を持つ予定であるが、学生自身が授業を通して得た知識をもって現実に接する姿勢も大切である。
また、次のような自学自習を60時間以上行なうこと。
・授業内容を理解するため、予め配布したプリントや教科書で予習する。
・授業内容の理解を深めるため、復習を行う。
・課題を与えるので、レポートを作成する。
・定期試験の準備を行う。
注意点:
オフィスアワー水・木16:00〜17:00
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス 住環境計画とは |
・授業の進め方について理解する ・住環境計画とは何か、その概要、歴史的変遷について理解する
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2週 |
起居様式 |
・わが国の風土と住様式における起居様式について理解し、説明ができる
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3週 |
住様式の変遷Ⅰ(明治・大正) |
・住様式の変遷について理解し、明治・大正時代の特徴について説明ができる
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4週 |
住様式の変遷Ⅱ(昭和初期・戦後) |
・住様式の変遷について理解し、昭和初期・戦後の特徴について説明ができる
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5週 |
住宅政策と住宅問題 |
・戦後の住宅政策と住環境の問題について理解し、説明ができる
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6週 |
集合住宅Ⅰ |
・集合住宅について、集住計画の発展について理解し、説明ができる
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7週 |
集合住宅Ⅱ
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・集合住宅について、住戸計画の多様性について理解し、説明ができる
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8週 |
後期中間試験 |
・中間試験までに習った内容を理解している
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4thQ |
9週 |
現代の家族と住環境 |
・家族構成の変化とそれに伴う住環境の変遷について理解し、説明ができる
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10週 |
高齢者の住環境Ⅰ |
・高齢化社会における高齢者の住環境について、住戸計画を理解し、説明ができる
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11週 |
高齢者の住環境Ⅱ |
・高齢化社会における高齢者の住環境について、施設計画を理解し、説明ができる
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12週 |
福祉と住環境Ⅰ |
・障害者の特性と公共空間における環境整備について理解し、説明ができる
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13週 |
福祉と住環境Ⅱ |
・障害者の特性と住環境における環境整備について理解し、説明ができる
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14週 |
災害と住環境 |
・阪神淡路大震災以降の復興計画と住環境について理解し、説明ができる
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15週 |
学年末試験 |
・学年末までに習った内容を理解している
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16週 |
学年末試験の振り返り |
・これまでの内容を理解することができる
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 計画・歴史 | 現代社会における都市計画の課題の位置づけについて説明できる。 | 4 | |
近現代都市の特質と課題について説明できる。 | 4 | |
近代の都市計画論について説明できる。 | 4 | |
現代にいたる都市計画論について説明できる。 | 4 | |
市街地形成と都市交通のあり方について説明できる。 | 4 | |
街路計画の手法と理念について説明できる。 | 4 | |
日本の土地利用計画の仕組みについて説明できる。 | 4 | |
方法・制度の変遷について説明できる。 | 4 | |
景観形成・風景計画、用途・形態規制の仕組みについて説明できる。 | 4 | |
市街地を開発する仕組みについて説明できる。 | 4 | |
土地区画整理事業について説明できる。 | 4 | |
市街地再開発事業について説明できる。 | 4 | |
地区計画制度について説明できる。 | 4 | |
建築協定・緑化協定などの住民参加・協働のまちづくりの体制について説明できる。 | 4 | |
モデュールについて説明できる。 | 4 | |
建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。 | 4 | |
居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。 | 4 | |
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 4 | |
文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 4 | |
医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 4 | |
建築計画・設計の手法一般について説明できる。 | 4 | |
都市と農村の計画について説明できる。 | 4 | |
古代(例えば、エジプト、オリエント、エーゲ海、ギリシャ、ローマなど)の特徴について説明できる。 | 4 | |
中世(例えば、ビザンチン、イスラム、ロマネスク、ゴシックなど)の特徴について説明できる。 | 4 | |
近世(例えば、ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココなど)の特徴について説明できる。 | 4 | |
原始(例えば、竪穴住居、高床建築、集落など)の特徴について説明できる。 | 4 | |
古代(例えば、住宅建築、寝殿造、都市計画、神社建築、寺院建築など)の特徴について説明できる。 | 4 | |
中世(例えば、住宅建築、神社建築、寺院建築(大仏様、禅宗様、折衷様など))の特徴について説明できる。 | 4 | |
近世(例えば、住宅建築、書院造、数寄屋風書院、町屋、農家、茶室、霊廟、社寺建築、城郭)の特徴について説明できる。 | 4 | |
都市・地区・地域・建築物の規模に応じた防災に関する計画、手法などを説明できる。 | 4 | |
日本および海外における近現代の建築様式の特徴について説明できる。 | 4 | |