応用数学特論

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 応用数学特論
科目番号 0020 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 専攻科 建築学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布プリント
担当教員 大庭 経示

到達目標

グラフ理論の基礎的な概念を理解する事ができる
グラフ理論の代表的な定理に証明を与える事ができる
グラフ理論の代表的な定理を具体的な問題に適用できる
問題解決に向けて思考・議論し、それを発表する事ができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
グラフ理論の基礎的な概念を理解する事ができるグラフ理論の基礎的な概念を理解しているグラフ理論の基礎的な概念の多くを理解しているグラフ理論の基礎的な概念を理解していない
グラフ理論の代表的な定理に証明を与える事ができるグラフ理論の代表的な定理を正確に証明できるグラフ理論の代表的な定理の証明の概略を説明できるグラフ理論の代表的な定理に証明を与える事ができない
グラフ理論の代表的な定理を具体的な問題に適用できるグラフ理論の代表的な定理を具体的な問題に適用できるグラフ理論の代表的な定理の適用が概ねできるグラフ理論の代表的な定理を具体的な問題に適用できない
問題解決に向けて思考・議論し、それを発表する事ができる問題解決に向けて思考・議論し、それを発表する事ができる問題解決に対する思考・議論・発表が概ねできる問題解決に対する思考・議論・発表ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-1 説明 閉じる
JABEE c 説明 閉じる

教育方法等

概要:
グラフ理論を中心とした,離散数学,組み合わせ論について学習する
授業の進め方・方法:
・プリント(事前配布資料)を中心に講義を進める
・オフィスアワー:月曜から金曜の放課後
・次のような自学自習を60時間以上行うこと。
配布資料の予習および講義中に提示された問題への取り組み
注意点:
次のような自学自習を60時間以上行うこと。
配布資料の予習および講義中に提示された問題への取り組み

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,グラフの定義といろいろなグラフ グラフの定義と基本的な用語を理解する
2週 次数,道,閉路 次数・道・閉路について,基本的な性質を理解する
3週 オイラー周遊(一筆書き) オイラーグラフであるための必要十分条件を理解し,その証明が与えられる
4週 ハミルトン閉路 ハミルトングラフであるための必要十分条件を理解し,その証明が与えられる
5週 ハミルトン閉路の応用 特別なグラフの族に関してハミルトングラフであるか判定できる
6週 マッチング 特別なグラフの族に関してマッチングを持つか判定できる
7週 ゲームの最善手 いくつかのゲームに関して、その最善手について考察できる
8週 閉曲面とグラフの埋め込み 閉曲面に埋め込まれたグラフに関する概念を理解する
2ndQ
9週 オイラーの公式 平面に関するオイラーの公式を理解できる
10週 グラフの彩色と地図の色分け グラフの染色に関する性質を理解する
11週 4色問題 4色問題の意味を理解する
12週 地図色分け定理 一般の閉曲面に埋めまれたグラフの色分けに関する定理を知る
13週 5色定理 平面グラフの5色定理に証明をあたえることができる
14週 身の周りにあるものの数学的考察 グラフ以外のゲーム等に関して数学的な考察を行える
15週 学習内容のまとめ
16週 定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合701500015100
基礎的能力701500015100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000