現代文Ⅲ

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 現代文Ⅲ
科目番号 0045 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合工学科(情報システムコース) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「現代文A」(東京書籍)
担当教員 渡邊 健,羽原 卓也,片山 祐里子

到達目標

1.実社会に必要な国語の知識や技能を身につけるとともに、わが国の言語文化に対する関心を深めることができる。
2.他者の意見を的確に理解したり、文学作品を自ら鑑賞したりすることができる。
3.自分の意見や考えを、適切に表現できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実社会に必要な国語の知識や技能が正しく身についており、わが国の言語文化に深い関心を持っている。実社会に必要な国語の知識や技能が概ね身についており、わが国の言語文化に関心を持っている実社会に必要な国語の知識や技能が身についておらず、わが国の言語文化に対する関心に乏しい。
評価項目2論理的な文章については主題にそって内容を的確に理解することができ、文学的文章については自ら鑑賞し、その表現を深く味わうことができる。論理的な文章については主題にそって内容を理解することができ、文学的文章については自ら鑑賞することができる。論理的な文章についてはその内容を理解することができず、文学的文章については自ら鑑賞することができない。
評価項目3文章を読み自分の思いや考えを広げたり深めたりするとともに、その内容を論理的かつ説得的に表現することができる。文章を読み自らの意見を考え、その内容を表現することできる。読解した文章をもとに自らの意見を考えることや表現することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 E 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この授業は、本校の教育理念に基づく「養成すべき人材像」の中の「豊かな感性と 高い倫理観に裏打ちされた幅広い教養を持つ人材」を養成するとともに、「学習・教育目標」の中の「社会とかかわるためのコミュニケーション力」を身に付けることを目指す。
授業の進め方・方法:
・国語辞典(電子辞書・アプリ可)、配布する文法・表現等に関する資料を持参すること。
・授業では教科書以外にも、適宜プリント教材等を用いる。また、有名な文学作品の朗読を行ったりもする。
注意点:
・質問のある場合は、休憩時間や放課後に随時受け付ける。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
本授業での学習の目標や取り組み方を理解する。
2週 小説(1)① 小説に描かれた場面を表現に即して読み取り、また場面の展開や構成を理解する。
3週 小説(1)② 小説に描かれた登場人物の行動や心情を表現に即して読み取り、説明することができる。
4週 小説(1)③ 小説を通して作者の伝えようとした主題を理解し、自分の考えを述べることができる。
5週 言葉・表現の学習① 中間試験問題について自らの課題を認識し修正できる。
日本語への理解を深め、言語表現を豊かにする。
6週 言葉・表現の学習② 日本語への理解を深め、言語表現を豊かにする。
7週 言葉・表現の学習③ 日本語への理解を深め、言語表現を豊かにする。
8週 前期中間試験 前期中間試験までの内容について理解する。
2ndQ
9週 答案返却
随想・評論(1)①
本文の語句を正確に理解し、全体の構成を的確にとらえて段落分けすることができる。
10週 随想・評論(1)② 本文の内容を理解し、それぞれの話題を整理することができる。
11週 随想・評論(1)③ 筆者の考えを把握し、主題について自身の考えをまとめることができる。
12週 随想・評論(2)① 本文の構成や展開を的確にとらえ、それぞれの内容を整理することができる。
13週 随想・評論(2)② 筆者の考えを、本文中の具体例に即して理解する。
14週 随想・評論(2)③ 本文中に挙げられている事例について、自分の意見を文章にまとめることができる。
15週 前期期末試験 前期期末試験までの内容について理解する。
16週 答案返却
期末試験問題について自らの課題を認識し修正できる。
後期
3rdQ
1週 小説(2)① 字句に注意して読み、あらすじをまとめることができる。
初読の感想を述べることができる。
2週 小説(2)② 漢字や語句を正確に理解する。
心情や心境の変化を読み取ることができる。
3週 小説(2)③ 文章表現の特徴やその効果を理解する。
心情や心境の変化について、その背景や意義を理解する。
4週 小説(2)④ 本文をもとに自らの解釈を考察することができる。
5週 小説(2)⑤ 小説の主題を理解し、自分の意見を根拠を示しつつ文章にまとめることができる。
6週 詩歌① 作品の表現やリズムに留意して音読できる。
詩的表現の効果について理解する。
7週 詩歌② 主題にそって内容を理解し、詩の言葉を味わうことができる。
8週 後期中間試験 後期中間試験までの内容について理解する。
4thQ
9週 答案返却
言葉・表現の学習④
中間試験問題について自らの課題を認識し修正できる。
日本語への理解を深め、言語表現を豊かにする。
10週 言葉・表現の学習⑤ 日本語への理解を深め、言語表現を豊かにする。
11週 言葉・表現の学習⑥ 日本語への理解を深め、言語表現を豊かにする。
12週 随想・評論(3)① 筆者の体験とそれに基づく主張を結びつけながら読むことができる。
13週 随想・評論(3)② 各段落における筆者の考察を読み取り、全体の構成を理解する。
14週 随想・評論(3)③ 根拠を押さえて筆者の主張をまとめることができる。
本文を踏まえて考えたことを話し合うことができる。
15週 学年末試験 学年末試験までの内容について理解する。
16週 答案返却とまとめ
学年末試験問題について自らの課題を認識し修正できる。
これまでの内容を理解する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。2
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。2
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。2
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。2
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。2
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。2
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。2
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。2
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。2
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。2
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。2
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。2
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。2
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。2
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。2

評価割合

試験平常点合計
総合評価割合7030100
基礎的能力7030100
専門的能力000
分野横断的能力000