微分積分ⅡA

科目基礎情報

学校 米子工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 微分積分ⅡA
科目番号 0055 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 総合工学科(情報システムコース) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 新微分積分II(大日本図書),新微分積分II問題集(大日本図書)
担当教員 倉田 久靖,大庭 経示,堀畑 佳宏,古清水 大直,柴田 孝祐

到達目標

1.数列の極限、級数の収束・発散を理解し、関数のマク ローリン展開ができること。
2.偏微分の計算とその応用ができること.
3.重積分の計算とその応用ができること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1数列の極限、級数の収束・発散を理解し、関数のマク ローリン展開ができる数列の極限、級数の収束・発散を理解し、関数のマク ローリン展開がある程度できる数列の極限、級数の収束・発散を理解し、関数のマク ローリン展開ができない
評価項目2偏微分の計算とその応用ができる偏微分の計算とその応用がある程度できる偏微分の計算とその応用ができない
評価項目3重積分の計算とその応用ができる重積分の計算とその応用がある程度できる重積分の計算とその応用ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 説明 閉じる

教育方法等

概要:
偏微分,重積分について学習する.
学習到達度試験対策を兼ねて,適宜1・2年生の内容の復習も行う.
授業の進め方・方法:
教科書を中心に講義を進め、教科書、問題集の問を用いて演習等も行う.質問は随時受け付ける.なお、担当教員以外に質問してもよい.
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 多項式による近似(1) 1次近似式を求めることができる
2週 多項式による近似(2) 2次近似式を求めることができる
3週 数列の極限 いろいろな数列の極限を求めることができる
4週 級数 代表的な級数の収束・発散を調べ,その和を求めることができる
5週 べき級数とマクローリン展開 マクローリン展開ができる
6週 オイラーの公式 オイラーの公式を理解し、複素数の簡単な計算に応用できる
7週 復習 これまでに学習した内容の問題が解ける
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 2変数関数 2変数関数を理解し、定義域やグラフを求めることができる
10週 偏導関数 偏導関数の定義を理解し,偏導関数を求めることができる
11週 全微分 全微分を求めることができる
説平面の方程式を求めることができる
12週 合成関数の微分法 合成関数の偏微分法を利用して偏導関数を求めることができる
13週 高次偏導関数 高次偏導関数を求めることができる
14週 極大・極小 2変数関数の極値を求めることができる
15週 前期期末試験
16週 復習
後期
3rdQ
1週 陰関数の微分法 偏導関数を利用して陰関数の微分を求めることができる
2週 条件付き極値問題 条件付き極値問題を解くことができる
3週 包絡線 包絡線を求めることができる
4週 2重積分の定義 2重積分の定義を理解している
5週 2重積分の計算 2重積分を累次積分に変換して計算することができる
6週 積分順序の変更 積分順序の変更ができる
7週 立体の体積 2重積分を用いて立体の体積を求めることができる
8週 後期中間試験
4thQ
9週 1年生の復習 1年生の学習内容の問題を解くことができる
10週 2年生の復習 2年生の学習内容の問題を解くことができる
11週 極座標による2重積分 2重積分を極座標に変換して計算することができる
12週 変数変換 2重積分の変数変換をして計算することができる
13週 広義積分 広義積分の計算をすることができる
14週 2重積分のいろいろな応用 曲面積を求めることができる
図形の重心をもとめることができる
15週 学年末試験
16週 復習

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学不定形を含むいろいろな数列の極限を求めることができる。3
無限等比級数等の簡単な級数の収束・発散を調べ、その和を求めることができる。3
2変数関数の定義域を理解し、不等式やグラフで表すことができる。3
合成関数の偏微分法を利用して、偏導関数を求めることができる。3
簡単な関数について、2次までの偏導関数を求めることができる。3
偏導関数を用いて、基本的な2変数関数の極値を求めることができる。3
2重積分の定義を理解し、簡単な2重積分を累次積分に直して求めることができる。3
極座標に変換することによって2重積分を求めることができる。3
2重積分を用いて、簡単な立体の体積を求めることができる。3
簡単な1変数関数の局所的な1次近似式を求めることができる。3
1変数関数のテイラー展開を理解し、基本的な関数のマクローリン展開を求めることができる。3
オイラーの公式を用いて、複素数変数の指数関数の簡単な計算ができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合702000010100
基礎的能力702000010100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000