日本史2

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 日本史2
科目番号 0021 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 : 1
開設学科 人文科学科・数理科学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 テキスト:三宅明正他5名,日本史A 現代からの歴史,東京書籍外園豊基,最新日本史図表,第一学習社東京書籍編集部,日本史Aワークノート,東京書籍他にプリントを配付する場合もある。また,レプリカなども利用する。
担当教員 鳥谷 智文

到達目標

(1)日本の歴史における基礎的史実について理解できる。
(2)日本の歴史における歴史的変遷について理解できる。
(3)日本の歴史から抽出される特徴について理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本の歴史における基礎的史実について正しく理解できる。日本の歴史における基礎的史実について理解できる。日本の歴史における基礎的史実について理解できない.
評価項目2日本の歴史における歴史的変遷について正しく理解できる。日本の歴史における歴史的変遷について理解できる。日本の歴史における歴史的変遷について理解できない.
評価項目3日本の歴史から抽出される特徴について正しく理解できる。日本の歴史から抽出される特徴について理解できる。日本の歴史から抽出される特徴について理解できない.

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 2 説明 閉じる
人文・数理 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
日本という国土に身をおいている私達にとって,生活に深く関わっているのは先人から脈々と受け継がれている人間社会である。私達が豊かな生活をおくるためには,先人が培ってきた社会のシステムを知り,多角的な事象分析を行うことが不可欠である。
本授業では,日本の歴史的変遷を多様な角度から分析し,人間社会のシステムを学ぶと同時に,多角的な視野を育成することを目的とする。特に,自国の歴史を学ぶ過程において,多角的な視野を国際的理解への視野へ結びつけていくことに留意する。
本授業では,まず各内容について概略を説明し,その後,ワークノートによる演習を行い,付随して解説を加える形態をとる。また,土器などのレプリカを利用し,できるだけイメージをつくりやすいように授業を展開する。
主とする授業内容としては,次のような範囲を予定している。
1.日清・日露戦争 2.二つの世界大戦 3.戦後の日本 
授業の進め方・方法:
学習目標の達成度の評価:
・試験80%
・ノート提出(問題集の書き込み状況)20%
50%以上を合格とする。
再評価試験は実施する。追認試験は実施しない。
注意点:
予習:教科書や図表をよく読み,ワークノートをやっておく。
授業中:問題の解答をし,解説するので聞き逃さないこと。ノートへの書き込みをすること。
復習:授業中おこなった範囲をもう一度見直すこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 松方財政,大日本帝国憲法の制定
松方財政と不況,近代産業の発達,大日本帝国憲法
2週 日清戦争,日露戦争
 日清戦争の推移,日英同盟,日露戦争の推移
3週 日露戦争後の国際関係
韓国併合,満州進出
4週 産業革命と資本主義の発達
紡績業と製糸業,運輸業,重工業,財閥の形成
5週 第一次世界対戦と日本1
第一次世界大戦への日本の参戦,シベリア出兵,パリ講和会議,民族独立運動
6週 第一次世界対戦と日本2
大戦契機と米騒動,国際協調外交
7週 第一次世界対戦と日本3
金融恐慌,昭和恐慌
8週 中間試験

4thQ
9週 第二次世界対戦と日本1
強硬外交への転換,満州事変,満州国の成立,軍部の台頭
10週 第二次世界対戦と日本2
三国防共協定,日中戦争,文化・思想統制,戦時体制の確立
11週 第二次世界対戦と日本3
太平洋戦争,戦局の推移,国民生活の悪化、日本の敗戦
12週 戦後の日本1
占領政策,国際連合と冷戦,日本国憲法
13週 戦後の日本2
冷戦下での講和,安保闘争
14週 戦後の日本3
高度経済成長,沖縄返還,石油危機,バブル経済,現代の情勢
15週 期末試験

16週 総 括
第15回までの復習

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。1
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。1
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。1

評価割合

試験ノート提出合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100
専門的能力000
分野横断的能力000