概要:
人間は,生活を豊かにするためにさまざまな機械 (machine) を使用している.機械工学 (Mechanical Engineering) は,「ものづくり」に必要な機械や,人間の望む仕事をする機械をつくるための,力学を柱とする学問である.その基礎となる力学の演習や機械工学の概要を学び,「ものづくり」のための基礎的な学力と技術を身に付ける.
授業の進め方・方法:
成績は,以下の割合によって評価する.
評価点:中間試験(40%) + 期末試験(25%) + 演習(35%)
最終評価で50点以上を合格とする.
授業態度が良好であり,評価点が50点に満たなかったものについては,再評価試験を実施する.
追認試験は実施しない.
注意点:
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | 物理 | 物理 | 速度と加速度の概念を説明できる。 | 2 | |
平均の速度、平均の加速度に関する計算ができる。 | 2 | |
直線及び平面運動において、速度をベクトルとして捉え、速度の合成・分解及び相対速度に関する計算ができる。 | 1 | |
等加速度直線運動の公式を用いて、物体の変位、時間、速度に関する計算ができる。 | 2 | |
自由落下及び鉛直投射した物体の変位、速度、時間に関する計算ができる。 | 2 | |
水平投射及び斜方投射した物体の変位、速度、時間に関する計算ができる。 | 2 | |
工学基礎 | 工学実験技術 | 工学実験技術 | 目的に応じて適切な実験手法を選択し、実験手順や実験装置・測定器等の使用方法を理解した上で、安全に実験を行うことができる。 | 2 | |
実験テーマの目的を理解し、適切な手法により取得したデータから近似曲線を求めるなど、グラフや図、表を用いて分かり易く効果的に表現することができる。 | 1 | |
必要に応じて適切な文献や資料を収集し、実験結果について説明でき、定量的・論理的な考察を行い、報告書を作成することができる。 | 1 | |
個人あるいはチームとして活動する際、自らの役割を認識して実験・実習を実施することができる。 | 1 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 力学 | 速度と加速度の意味を理解し、時間と変位・速度の関係を説明できる。 | 2 | |
運動の三法則を説明でき、力、質量及び加速度の関係を運動方程式で表すことができる。 | 2 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | コミュニケーションスキル | コミュニケーションスキル | 他者の考えや主張を理解するために、相手を尊重し配慮する態度をとることができる。 | 2 | |
目的に応じた適切な方法で自分の考えや主張を伝えることができる。 | 2 | |
多様な他者との間で良好な人間関係を形成するための行動ができる。 | 2 | |