土質力学3

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 土質力学3
科目番号 0033 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境・建設工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書①:地盤工学 第2版 澤ほか(森北出版)教科書②:土木基礎力学2 文部科学省検定済教科書 工業052(実教出版)参考書:絵とき 土質力学(改訂2版)安川ほか(オーム社)
担当教員 河原 荘一郎

到達目標

(1)土質力学の全学習内容について,定着する。
(2)ランキン土圧やクーロン土圧を説明でき、土圧算定に適用できる。
(3)基礎の種類とそれらの支持力公式を説明でき、土の構造物の支持力算定に適用できる。
(4)斜面の安定計算手法を説明でき、安全率等の算定に適用できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実力試験・小テストで80点以上実力試験・小テストで60点以上実力試験・小テストで60点未満
評価項目2ランキン土圧やクーロン土圧をよく説明でき、土圧算定によく適用できる。 ランキン土圧やクーロン土圧を説明でき、土圧算定に適用できる。 ランキン土圧やクーロン土圧を説明できず、土圧算定に適用できない。
評価項目3基礎の種類とそれらの支持力公式をよく説明でき、土の構造物の支持力算定によく適用できる。 基礎の種類とそれらの支持力公式を説明でき、土の構造物の支持力算定に適用できる。 基礎の種類とそれらの支持力公式を説明できず、土の構造物の支持力算定に適用できない。
評価項目4斜面の安定計算手法を説明よくでき、安全率等の算定によく適用できる。斜面の安定計算手法を説明でき、安全率等の算定に適用できる。斜面の安定計算手法を説明できず、安全率等の算定に適用できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
3年時の土質力学の理解を基礎として,土圧,地盤の支持力,斜面安定について学習する。
式は覚えるより,その考え方,計算方法を理解してほしい。最低限覚える必要のある式は授業中指摘する。
レベルは,国家公務員(大学卒程度)の採用試験問題を解ける程度である。
授業の進め方・方法:
到達目標(1)について実力テストおよび小テストで評価する。到達目標(2)について中間試験で評価する。到達目標(3)について期末試験で評価する。
試 験   80%(中間25%,期末25%,実力20%,小テスト10%)
レポート等 20%(レポート15%,出前授業の感想5%)
注意点:
授業には遅刻せずに出席し,前方に着席し,ノートを必ず取るようにしてください。3分の2超の授業の出席が合格の必要条件です。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,土圧の種類(静止,主働,受働)
2週 簡単な場合のクーロンの土圧の算定法
3週 簡単な場合のランキンの土圧の算定法
4週 載荷重がある場合や成層土層の場合の擁壁に作用する土圧の算定法
5週 粘着力がある場合の土圧の算定法,静止土圧の算定法
6週 【小テスト】30分・電卓不可 択一問題
【演習】土圧
7週 基礎の種類,直接基礎の支持力公式
8週 【中間試験】70分・電卓可
2ndQ
9週 杭基礎の支持力公式,群杭 
【演習】地盤の支持力
10週 斜面破壊の形態,平面すべりの安定計算
11週 テイラーの安定計算,分割法
【演習】斜面安定
12週 斜面災害の種類と発生機構
13週 【実力試験】60分・電卓可
14週 島根県の土砂災害対策(出前授業)
15週 【期末試験】60分・電卓可
16週 【小テスト】30分・電卓不可 択一問題
試験の返却および解答の説明

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野地盤ランキン土圧やクーロン土圧を説明でき、土圧算定に適用できる。4前1,前2,前3,前4,前5,前6,前8
基礎の種類とそれらの支持力公式を説明でき、土の構造物の支持力算定に適用できる。4前7,前9,前10
斜面の安定計算手法を説明でき、安全率等の算定に適用できる。4前10,前11,前12,前14,前15

評価割合

試験課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000