建設プロジェクト1

科目基礎情報

学校 松江工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 建設プロジェクト1
科目番号 0051 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境・建設工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 参考図書:まちづくりデザインのプロセス/日本建築学会、歩きたくなるまちづくり/新都市ハウジング協会・鹿島出版
担当教員 大屋 誠,淺田 純作

到達目標

(1)BIM/CIMに対応する各種ソフトウェアで3Dモデルを作成することができる。
(2)各種ツールで作成したBIM/CIMの3Dモデルを統合し、モデル空間を作成することができる。
(3)地域課題をグループで取り組み、明快かつ、美しいプレゼンテーションおよび説明によって、検討内容を相手に的確に伝えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1BIM/CIMに対応する各種ソフトウェアで正しい3Dモデルを作成することができる。BIM/CIMに対応する各種ソフトウェアでふさわしい3Dモデルを作成することができる。BIM/CIMに対応する各種ソフトウェアで3Dモデルを作成することができない。
評価項目2各種ツールで作成したBIM/CIMの3Dモデルを統合し、正しくモデル空間を作成することができる。各種ツールで作成したBIM/CIMの3Dモデルを統合し、モデル空間を作成することができる。各種ツールで作成したBIM/CIMの3Dモデルを統合し、モデル空間を作成することができない。
評価項目3地域課題をグループで取り組み、明快かつ、美しいプレゼンテーションおよび説明によって、検討内容を相手に的確に正しく伝えることができる。地域課題をグループで取り組み、明快かつ、美しいプレゼンテーションおよび説明によって、検討内容を相手に的確に伝えることができる。地域課題をグループで取り組み、明快かつ、美しいプレゼンテーションおよび説明によって、検討内容を相手に的確に伝えることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
BIM/CIMなどに対応した各種3次元ツールの技術習得を行い、その技術を利用し、建設分野における地域課題に取り組みます。また、本講義では、学生と社会人が共に学び、修得した最新の3D技術と社会人の実務経験を活用してグループで課題解決に取り組みます。本校学生と社会人(リカレント教育)の受講生、さらに島根県内の行政、建設業界からの専門家との交流により、BIM/CIMによる建設の疑似体験を用いて建設プロセスの早期理解と技術継承の加速化を試みます。
授業の進め方・方法:
授業の進め方と授業内容・方法 到達目標(1)~(2)について課題で評価し、(3)についてはプレゼン資料と終プレゼンテーションで評価する。
成績は「課題=60%,プレゼンテーション=40%の割合」で評価する。60点以上(100点満点)を合格とする。
注意点:
講義では、BIM/CIMに対応したソフトウェアの基礎スキルを学ぶが、授業だけでは技術の習得が難しいため、放課後や空き時間を利用し、技術の習得に努めてください。グループ課題では、役割を明確にし、協力しながら課題に取り組んで下さい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 i-Constructionに関する国の動向を解説 BIM/CIM、建設分野のICT、建設分野における情報セキュリティー
2週 InfraWorksの基礎 統合モデル,座標系,現況地形モデルの構築,提案の活用,道路設計,Civil3Dとの連携
3週 Civil3Dの基礎1 地形,平面線形,縦断線形,標準横断,コリドー
4週 Civil3Dの基礎2 土量計算,既存図面の活用,LandXML,IFC
5週 Revitの基礎1 Revitの概念,使い方,ファミリ,モデルから2D図面の作成
6週 Revitの基礎2 鉄筋の干渉,属性と数量計算,解析への応用
7週 UAVによる測量技術1 UAVの基礎知識(種類・特徴,航空法等),UAVの計測手順(座学)とフライトプラン作成と撮影(実地),3D点群データの作成
8週 UAVによる測量技術2 UAVの基礎知識(種類・特徴,航空法等),UAVの計測手順(座学)とフライトプラン作成と撮影(実地),3D点群データの作成
4thQ
9週 グループワーク1 課題提示,対象地域のモデル空間の作成,現状の把握と目標設定,活動計画,要因分析
10週 グループワーク2 課題提示,対象地域のモデル空間の作成,現状の把握と目標設定,活動計画,要因分析
11週 グループワーク3 課題に対する対策の検討(ブレインストーミング),熟練建設技術者との意見交換,対策方針の決定
12週 グループワーク4 課題に対する対策の検討(ブレインストーミング),熟練建設技術者との意見交換,対策方針の決定
13週 グループワーク5 課題解決に向けたグループワーク,プレゼンテーション資料の作成
14週 グループワーク6 課題解決に向けたグループワーク,プレゼンテーション資料の作成
15週 グループワーク7 最終プレゼンテーション。グループ毎に取り組んだ課題をプレゼンテーションします。
16週 グループワーク8 専門家との意見交換。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題プレゼンテーション相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力0000000
専門的能力60400000100
分野横断的能力0000000