文学と思想

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 文学と思想
科目番号 1951001 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般教科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 適宜、プリントを配布する。
担当教員 後藤田 和

到達目標

(1)小学校から高校までの教科書に採録されている代表的な近現代の文学作品を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。
(2)小学校から高校までの教科書に採録されている代表的な近現代の文学作品を「視点」や「語り手」に着目して読むことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1小学校から高校までの教科書に採録されている代表的な近現代の文学作品を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。小学校から高校までの教科書に採録されている代表的な近現代の文学作品を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、自らの考えを深めたり広げたりすることができる。小学校から高校までの教科書に採録されている代表的な近現代の文学作品を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができない。
評価項目2小学校から高校までの教科書に採録されている代表的な近現代の文学作品を「視点」や「語り手」に着目してこれまでの読みとは異なる観点から読むことができる。小学校から高校までの教科書に採録されている代表的な近現代の文学作品を「視点」や「語り手」に着目して読むことができる。小学校から高校までの教科書に採録されている代表的な近現代の文学作品を「視点」や「語り手」に着目して読むことができない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
小学校から高校までさまざま文学作品との「出会い」を経験してきたが、いま一度、それらの作品を「視点」や「語り手」といった観点から読み直し、新たな文学作品の読み方の「出会い」をしてほしい。これまでの自らの経験や体験を文学作品の読みを通して見つめ直し、新たなものの見方や考え方といった「思想」を発見していく意欲的な取り組みを期待したい。
授業の進め方・方法:
(1)状況に応じてグループワークを行う。
(2)毎回の授業ごとにコメントシートを入力する時間を取る。
注意点:
(1)プリントをファイルするものを各自準備すること。
(2)学習内容についてわからないことがあれば、積極的に質問すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
(1)これまでの文学の授業を振り返り、
2週 小説の読み方 (1)本授業での小説を読む上で、基礎的な読み方を理解できる。
(2)小説における人称の区別や「語り手」について理解できる。
3週 新美南吉「ごんぎつね」を読み返す (1) 物語内容(場面展開)を丁寧に読み取る。
(2) 語りを通して、登場人物の心情や関係を捉える。
(3) 小説の語りを通して、「語る」という行為への眼差しや、「表現」への意識を持つ。
4週 同上 同上
5週 太宰治「走れメロス」を読み返す (1) 物語内容(場面展開)を丁寧に読み取る。
(2) 語りを通して、登場人物の心情や関係を捉える。
(3) 小説の語りを通して、「語る」という行為への眼差しや、「表現」への意識を持つ。
6週 同上 同上
7週 芥川龍之介「羅生門」を読み返す (1) 物語内容(場面展開)を丁寧に読み取る。
(2) 語りを通して、登場人物の心情や関係を捉える。
(3) 小説の語りを通して、「語る」という行為への眼差しや、「表現」への意識を持つ。
8週 同上 同上
4thQ
9週 ヘルマンヘッセ「少年の日の思い出」を読み返す (1) 物語内容(場面展開)を丁寧に読み取る。
(2) 語りを通して、登場人物の心情や関係を捉える。
(3) 小説の語りを通して、「語る」という行為への眼差しや、「表現」への意識を持つ。
10週 同上 同上
11週 魯迅「故郷」を読み返す (1) 物語内容(場面展開)を丁寧に読み取る。
(2) 語りを通して、登場人物の心情や関係を捉える。
(3) 小説の語りを通して、「語る」という行為への眼差しや、「表現」への意識を持つ。
12週 同上 同上
13週 志賀直哉「小僧の神様」を読む (1) 物語内容(場面展開)を丁寧に読み取る。
(2) 語りを通して、登場人物の心情や関係を捉える。
(3) 小説の語りを通して、「語る」という行為への眼差しや、「表現」への意識を持つ。
14週 同上 同上
15週 まとめ (1) これまでの授業を振り返り、自らのものの見方や考え方がどのように変化したのか/しなかったのかを書くことができる。
16週

評価割合

レポート授業課題小テスト態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合602020000100
基礎的能力602020000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000