交通工学

科目基礎情報

学校 広島商船高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 交通工学
科目番号 19専15008 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 産業システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書は特に定めないが、参考書として「森田他編著 図説わかる交通計画(学芸出版社)」を用いる。
担当教員 岡山 正人

到達目標

(1)交通流や交通容量の概念を理解するとともに、信号制御について知る。
(2)交通が引き起こす環境問題とその対策方法について理解する。
(3)過疎・高齢化が引き起こす交通問題について理解し、その対策について学ぶ。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1信号による交通流制御の考え方が簡単に説明できる。交通流や交通容量といった概念を簡単に説明できる。交通流や交通容量といった概念を説明できない。
評価項目2交通が引き起こす環境問題について現在どのような対策が考えられているかを簡単に説明できる。交通が引き起こす環境問題についてどのようなものがあるか簡単に説明できる。交通が引き起こす環境問題についてどのようなものがあるか説明できない。
評価項目3過疎・高齢化が引き起こす交通の課題解決に向けて現在考えられているものにどのようなものがあるかを簡単に説明できる。過疎・高齢化が引き起こす交通の課題にどのようなものがあるかを簡単に説明できる。過疎・高齢化が引き起こす交通の課題にどのようなものがあるかを説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
公共部門で物流を支えているものの一つが交通である。本講義では、交通工学の基礎を学ぶ。
授業の進め方・方法:
交通工学の基礎事項として交通流や交通容量の考え方を学ぶとともに、現在の交通が有している環境問題や過疎・高齢化による課題などについて理解し、現在考えられているそれらに対する対策とその問題点を学ぶ。
講義(基本的な事項の説明)を中心に授業を進め、最後に授業内容に関する試験を実施する。また自学自習として、授業内容のまとめやより発展した事項について調べ学習した内容などをレポート課題として提出してもらう。
注意点:
 

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 交通と交通工学1 交通工学で扱う交通とは何かを説明できる。
2週 交通と交通工学2 モータリゼーションの進展による交通工学への影響について説明できる。
3週 交通と交通工学3 交通工学と交通計画の関連について簡単にに説明できる。
4週 交通と交通工学4 交通工学の近年の課題について簡単に説明できる。
5週 交通需要マネジメント1 交通需要マネジメントの概要と必要性について説明できる。
6週 交通需要マネジメント2 適切な交通手段への誘導の手法として、P&R、BRT、自転車利用の促進などについて説明できる。
7週 交通需要マネジメント3 交通需要の効率化の手法として、リバーシブルレーン、相乗り、HOV、HOT、時差出勤などについて説明できる。
8週 交通需要マネジメント4 自動車利用の適正化の手法として、ロードプライシングフリンジパキングなどを説明できる。
2ndQ
9週 交通による騒音被害について説明できる。
10週 交通と環境2 交通による大気汚染について説明できる。
11週 交通と環境3 環境を考慮した交通の在り方について簡単に説明できる。
12週 過疎・高齢化社会と交通1 モータリゼーションと公共交通の衰退についてその概要を説明できる。
13週 過疎・高齢化社会と交通2 コミュニティバスについて簡単に説明できる。
14週 過疎・高齢化社会と交通3 デマンドバスについて簡単に説明できる。
15週 過疎・高齢化社会と交通4 STサービスについて簡単に説明できる。
16週 予備

評価割合

試験課題レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合50500000100
基礎的能力0000000
専門的能力50500000100
分野横断的能力0000000