政治・経済

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 政治・経済
科目番号 0011 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械電気工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『高等学校 新政治・経済』第一学習社『新政治・経済ノート』第一学習社『高等学校 最新政治・経済資料集 新版』第一学習社
担当教員 阿南 貴之

到達目標

国際社会において生活するために必要となる政治・経済に関する基礎的知識を身につけ、現代社会について理解を深める。

目標
1政治に関する目標:民主政治の基本原理と、日本国憲法の特徴を理解できる
2経済に関する目標:資本主義の特質や財政・金融などの機能を理解できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
政治に関する目標民主政治の基本原理と、日本国憲法の特徴を詳細に理解できる民主政治の基本原理と、日本国憲法の特徴を理解できる民主政治の基本原理と、日本国憲法の特徴を理解できない
経済に関する目標資本主義の特質や財政・金融などの機能を詳細に理解できる資本主義の特質や財政・金融などの機能を理解できる資本主義の特質や財政・金融などの機能を理解できない

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
私たちが社会の中で生きていくうえで、政治・経済に関する知識は不可欠である。そこで、政治・経済の基本的事項の学習を通して、基礎的な知識を身につけていく。そして、めまぐるしく変化する現代社会の諸問題について、望ましい解決のあり方を共に考えていく。
授業の進め方・方法:
教科書の項目に従って講義形式で行う。そして適宜,新聞などを資料として活用し、授業内容と関連するような時事的な問題についても考える。
注意点:
シラバスの内容は状況により変更する場合がある.
評価法:定期試験と平常成績によって評価する.
・提出物は期日を守って提出すること.
・平常成績としては,スピーチ,課題レポートやノート,ワークなどの提出物で評価する.
・4回のテストの平均×0.8+平常成績20点

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
民主政治の基本原理とその展開1
授業の進めかたと評価方法について理解する
政治と法の機能について理解する
2週 民主政治の基本原理とその展開2 民主政治の展開と人権保障の発展過程について理解する
3週 民主政治の基本原理とその展開3 議会制民主主義の諸形態について理解する
4週 日本国憲法の基本原理 日本国憲法の成立と基本原理について理解する
5週 平和主義と日本の安全保障1 憲法の平和主義と第9条をめぐる動きについて理解する
6週 平和主義と日本の安全保障2 安全保障と日本の防衛について理解する
7週 日本国憲法と基本的人権の保障1 平等権と自由権について理解する
8週 日本国憲法と基本的人権の保障2 社会権と新しい人権について理解する
2ndQ
9週 中間試験 上記の内容から出題する
10週 前期中間試験の解答、解説
日本の政治制度1
試験の解答と解説を行う
国会の組織と機能について理解する
11週 日本の政治制度2 国会の権限,内閣の機構と機能について理解する
12週 日本の政治制度3 裁判所の機能と人権保障について理解する
13週 地方自治制度と住民の権利 地方自治のしくみと住民の権利について理解する
14週 政党政治と選挙制度 政党の役割,日本の選挙制度の現状と課題について理解する
15週 期末試験 上記10回~14回の内容から出題する
16週 答案返却など 試験の解答と解説を行う
後期
3rdQ
1週 国際社会と国際連合 国際法の意義と国際連合の役割について理解する
2週 国際政治の動向 第二次世界大戦後の国際社会の展開について理解する
3週 経済社会の発展1 資本主義経済の特質と変容について理解する
4週 経済社会の発展2 資本主義経済の課題,社会主義経済の特質と変容について理解する
5週 経済主体と経済活動 三つの経済主体,企業の役割と株式会社のしくみについて理解する
6週 市場経済の機能と限界 市場機構とその限界について理解する
7週 景気変動と経済成長 景気変動と経済成長について理解する
8週 中間試験 上記の内容から出題する
4thQ
9週 後期中間試験の解答、解説
物価の動き
試験の解答と解説を行う
インフレーションとデフレーションの意味と影響について理解する
10週 財政の仕組みと働き 財政の役割,租税と公債について理解する
11週 金融の仕組みと働き 金融市場のしくみと金融政策について理解する
12週 日本経済の歩み1 戦後日本経済の展開について理解する
13週 日本経済の歩み2 戦後日本経済の展開について理解する
14週 労働問題
社会保障制度
今日の労働問題,日本の社会保障制度について理解する
15週 期末試験 上記後期9回~14回の内容から出題する
16週 答案返却など 試験の解答と解説を行う

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。2
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。2
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。2

評価割合

試験および提出物等平常成績合計
総合評価割合8020100
基礎的能力8020100
専門的能力000
分野横断的能力000