確率・統計

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 確率・統計
科目番号 0104 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械電気工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材
担当教員 飛車 来人

到達目標

実験などに蓄積したデータを上記の計算方法を用いて、情報を推論出来るようになること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1上記到達目標に十分なレベルに達している上記到達目標に必要なレベルに達している上記到達目標に達していない

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 1 説明 閉じる
JABEE c-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
人間が直感的に理解に苦しむ「確率」の概念を例を通して理解する。実験データに入っている情報の抜き取り方を学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義は教科書の該当箇所を参照して、自習を中心に行う。授業の理解を高めるために、予習復習が必須である。
注意点:
レポートの点数

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 階乗とスターリング近似 階乗、二項係数などを有利的に計算できる
2週 乱数の作成, ヒストグラム,度数、平均値、分散度、分布の計算が理解できる
確率の概念を理解できる
3週 ランダムウオーク=迷い歩き 実験データから法則を得られる
4週 二項分布 二項分布の基礎と応用、ランダムワークとの関係を理解し使うことができる
5週 正規分布 二項分布を正規化できる。正規分布と二項分布の理論的な関係を理解できる
6週 ポアッソン分布の基礎 小数の法則を実験データから得られる
ポアッソン分布と二項分布の関係を得られる
7週 確率分布の応用
ポアソン分布と時系列
様々な実例に当たる確率分布を応用できる
時系列とポアソン分布の関係を理解できる
8週 中間試験の代わりにレポート 理解度の確認
2ndQ
9週 条件付確 試験の解説、独立事象、条件付確率、(非)復元抽出、ベイズ定理を理解し使うことができる
10週 ベイズ定理の応用 実例からベイズ定理を応用できる
11週 小二乗法 回帰と一般的な小二乗法を理解し、応用できる
12週 連続型確率分布 中心極限定理、確率密度関数、蓄積分布関数、正規分布ができる
13週 χ2適合検定 多項分布、χ2分布の応用ができる
14週 推定 点推定、区間推定、推定の信頼性について判断できる
15週 期末試験の代わりにレポート 理解度の確認
16週 答案返却 試験の解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学独立試行の確率、余事象の確率、確率の加法定理、排反事象の確率を理解し、簡単な場合について、確率を求めることができる。4
条件付き確率、確率の乗法定理、独立事象の確率を理解し、簡単な場合について確率を求めることができる。4
1次元のデータを整理して、平均・分散・標準偏差を求めることができる。4
2次元のデータを整理して散布図を作成し、相関係数・回帰直線を求めることができる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力0000000
専門的能力00000100100
分野横断的能力0000000