到達目標
2変数関数の偏導関数を求め、それを用いて関数の極値を求めることができる。2重積分を用いて、立体の体積を求めることができる。教科書・問題集の問題は必ず自力で解けるようになる。さらに問題集にない応用問題も解けるようになる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
偏微分 | 2変数の極値と条件付極値に関する問題が解ける。 | 偏微分や全微分、陰関数の微分など、多変数関数の微分が一通り計算できる。 | 偏微分の計算ができない。全微分や陰関数の微分が理解できていない。 |
重積分 | 積分順序の交換や変数変換などを用いて、様々な立体や曲面について重積分が計算できる。 | 積分順序の交換や極座標変換を用いて、簡単な曲面に対し2重積分が計算できる。 | 積分順序の交換や変数変換を用いて2重積分の計算ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
到達目標 A 1
説明
閉じる
JABEE c-1
説明
閉じる
教育方法等
概要:
偏導関数を用いて、2変数関数の極値および最大値・最小値を求める。また、偏微分の応用として陰関数の微分法、包絡線を学ぶ。
累次積分や座標変換によって2重積分を計算し、立体の体積を求める。また、広義積分の概念を学び、その値を求める。
授業の進め方・方法:
今年度は基本的にオンデマンド形式の遠隔授業で進める。各週の授業中に簡単な演習問題に取り組み、解答したノートの提出をもって出席とする。また、単元ごとにレポート形式で小テストを実施する。
注意点:
最終成績は、出席点30%+レポート点(小テスト)70%で算出する。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
2変数関数とその連続性 |
z=f(x,y)が曲面を表わす事と極限値,連続性について学ぶ
|
2週 |
偏導関数 |
偏導関数および偏微分係数を求める。
|
3週 |
全微分、接平面 |
全微分および接平面の方程式を求める。
|
4週 |
合成関数の微分法 |
2変数関数について、合成関数の微分法を適用する。
|
5週 |
高次偏導関数 |
第2次偏導関数を求める。
|
6週 |
極大・極小 |
極値の判定方法を学習し、関数の極値を求める。
|
7週 |
陰関数の微分法 |
陰関数とその微分法を学ぶ。
|
8週 |
条件つき極値問題 |
条件つき極値問題を理解し、基本的な問題を解く。
|
2ndQ |
9週 |
演習 |
教科書の章末問題を解説する。「小テスト」
|
10週 |
2重積分の定義 |
2重積分の定義 2重積分の定義や性質を学ぶ。
|
11週 |
2重積分の計算 |
2重積分の計算方法を理解し、立体の体積を求める。
|
12週 |
変数変換 |
一般の変数変換による2重積分の計算を学ぶ。
|
13週 |
極座標による2重積分 |
極座標変換による2重積分の計算を学ぶ。
|
14週 |
広義積分 |
広義積分の概念を理解し、基本的な問題を解く。
|
15週 |
演習(あるいは期末試験) |
教科書の章末問題を解説する。「小テスト」
|
16週 |
答案の返却 |
答案の返却と説明を行う。
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 2変数関数の定義域を理解し、不等式やグラフで表すことができる。 | 3 | |
合成関数の偏微分法を利用して、偏導関数を求めることができる。 | 3 | |
簡単な関数について、2次までの偏導関数を求めることができる。 | 3 | |
偏導関数を用いて、基本的な2変数関数の極値を求めることができる。 | 3 | |
2重積分の定義を理解し、簡単な2重積分を累次積分に直して求めることができる。 | 3 | |
極座標に変換することによって2重積分を求めることができる。 | 3 | |
2重積分を用いて、簡単な立体の体積を求めることができる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 70 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 30 | 0 | 70 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |