到達目標
①生産活動の根幹であるお金と生産活動の関わりを理解すること。
②社会が求めている価値を創造、増大させることが出来るスキルを身に付けること.
③また、このことは、価値という観点から課題の把握と解決能力を身につけることでもある。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 生産活動の根幹であるお金と生産活動の関わりを理解出来ている。 | 生産活動の根幹であるお金と生産活動の関わりを不十分ながら理解出来ている。 | 生産活動の根幹であるお金と生産活動の関わりを理解出来ていない。 |
評価項目2 | 社会が求めている価値を創造、増大させることが出来る。 | 社会が求めている価値を創造、増大させることが必要であることを理解出来る。 | 社会が求めている価値を創造、増大させることが必要であることを理解出来ない。 |
評価項目3 | 価値という観点から問題なく課題の把握と解決が出来る。
| 価値という観点から課題の把握と解決が出来る。
| 価値という観点から課題の把握と解決が出来ない。
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学科の到達目標項目との関係
到達目標 C 2
説明
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JABEE d-4
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教育方法等
概要:
【授業の概要】
本授業では、技術者が持っておくべき「お金」の基礎知識や考え方を学ぶ。ともすれば技術者は携わっている生産活動のなかで、品質(技術)のいいものを社会(国内外問わず)に提供することばかりに関心が行くが、社会のニーズは品質ばかりではない。お金は生産活動全般に関わる要素でありかつ生産活動の根幹を成すものでる為、お金の基礎知識を身に付け、社会に求められる製品を提供できる技術者を育成する。また、技術者の発展系としてのベンチャービジネスの起業の考え方について学ぶ。
尚、この科目は企業で計画・見積・契約・設計等(広義の設計)を担当していた教員がその経験を生かして講義等を行うものである。
授業の進め方・方法:
【授業の進め方】
前半及び中盤は教科書を主体に授業を進める。後半は前半及び中盤の知識を活用し、本科で学んだ創造演習I、創造演習II、創造製作I、創造製作IIなどの基礎知識や経験も動員し価値分析V(機能F/コストC)の演習を行う。
この科目は学修単位科目であるため、授業に対し予習、復習及び授業外時間によるVE提案書の作成が必要である。(計15時間)
注意点:
本科:創造演習I・II(1・3年)、創造製作I・II(2・4年)、知的財産権(3年)、自己提案型卒業研究(5年)
成績評価式:成績(100点満点)=試験(中間)×0.4+試験(期末)×0.4+発表(20点満点)
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
オリエンテーション お金と価値について |
授業の狙い、概要、進め方等について理解が出来る。 お金という視点で設計・製造の流れを理解出来る。
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2週 |
価値からの視点 |
価値の実現がビジネスであること理解出来る。
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3週 |
付加価値・原価とは? ものとお金の流れ (個人事業主) |
売上と原価、付加価値の関係を理解出来る。 個人事業主におけるものとお金の流れを理解出来る。
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4週 |
ものとお金の流れ (会社の仕事としての場合) (事業・会社を運営する場合) |
会社の仕事として製品を売る場合のお金の流れを理解出来る。 事業・会社を運営する立場からのお金の流れを理解出来る。
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5週 |
設計者に必要な財務諸表と経営の基礎知識(その1) |
企業活動を「見える化」する財務諸表を理解出来る。
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6週 |
設計者に必要な財務諸表と経営の基礎知識(その2) |
損益計算書の概要を理解出来る。 貸借対照表の概要を理解出来る。
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7週 |
設計者に必要な財務諸表と経営の基礎知識(その3) VB立ち上げからの視点
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キャッシュフロー計算書の概要を理解出来る。 経営に必要な知識(小切手、銀行融資他) VBにおける事業計画書のポイントを理解出来る。
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8週 |
中間試験 |
7週までの授業の内容を確認する。
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2ndQ |
9週 |
ベンチャー企業の成長マネジメント |
成功する起業家の特徴や成功の原則を理解出来る。
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10週 |
契約の基本的知識 コスト積算・見積の基本的知識 |
契約書の基本的知識や注意すべき事項を理解出来る。。 コスト積算や見積上の基本的事項を理解出来る。
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11週 |
バリューエンジニアリング(VE)の概要
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VEの定義、特徴、手順について理解出来る。 グループ単位でVEのテーマを選定できる。
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12週 |
VE(ステップ1) |
グループ単位でテーマに対し機能定義が出来る。
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13週 |
VE(ステップ2) |
グループ単位で機能の価値分析V(=機能F/コストC)評価が出来る。
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14週 |
VE(ステップ3) |
グループ単位で代替案の検討と提案が出来る。
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15週 |
期末試験 |
14週までの授業の内容を確認する。
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16週 |
・答案返却 ・VE提案の発表 |
価値分析結果をグループ単位で発表し、本授業で学んだことを再確認できる。
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験(中間) | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 試験(期末) | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 40 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |