生物基礎

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 生物基礎
科目番号 0014 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報電子工学科 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 生物(数研出版)、フォトサイエンス「生物図録」(数研出版)
担当教員 天内 和人

到達目標

生物や地球環境に関する基礎的な見方、考え方を身につけるとともに、課題設定力やチームワークに基づいた課題解決力を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
生物の構造に関して理解する生物の基本的な構造を理解していない生物の基本的な構造を理解している生物の複雑な構造を理解している。
遺伝と遺伝子に関して理解する。遺伝と遺伝子の官憲いついて理解していない。遺伝と遺伝子の基本的な機能に関して理解している。遺伝子の異状により遺伝病が発生するメカニズムを理解している。
生態系と物質の循環に関して理解する。生態系の成り立ちに関して理解していない。生態系の基本的な成り立ちを理解している。生態系と物質の循環に関して理解している。

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
生物事象や地球環境に関する基礎的な見方、考え方を、講義、グループワーク、グループ課題研究等を通して学習する。またグループ課題研究を通じて生物や地球環境問題に関する基礎的な概念や知識を理解することにより、地球的視野に立った自然観の基礎を育成する。
授業の進め方・方法:
講義、グループワーク、グループ課題研究などを通して、生物事象の基礎について学ぶとともに課題設定力や解決力、チームワーク力を身につける。授業ごとに学習シートを用い、学習目標を明確にするとともに、基礎・基本的な内容についての理解度の確認を行う。
注意点:
グループワークとグループ課題研究は同じメンバーで行い、その貢献度を相互評価する。とともに、発表を他のグループが評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 生物の変遷①
グループワーク
化石と生物の変遷、生物の出現と、原始地球大気における酸素の蓄積メカニズム。原核生物と真核生物、生物の多様性
2週 生物の変遷②
グループワーク
生物の陸上への進出、森林形成、爬虫類、哺乳類の進化
3週 グループ課題研究① 生命科学に関する調査研究テーマの設定、スケジュールの打ち合わせ
4週 生物の多様性と共通性
グループワーク
生物の多様性と共通性
5週 生物の共通性(細胞の構造と機能)
グループワーク
生物の基本的な特徴、細胞の構造と機能
6週 遺伝情報とDNA①
グループワーク
遺伝の法則、遺伝情報
7週 遺伝情報とDNA②
グループワーク
DNAの構造
8週 グループ課題研究② グループ課題研究(再調査、実験テーマ設定など)
2ndQ
9週 遺伝情報の発現①
グループワーク
遺伝情報とタンパク質
10週 遺伝情報の発現②
グループワーク
RNA
11週 遺伝子の分配① 染色体
12週 遺伝子の分配② 細胞分裂
13週 進化の仕組み① 進化学の歴史、遺伝子突然変異
14週 進化の仕組み② 集団の遺伝学
15週 グループ課題研究③
発表会
グループ課題成果発表会
16週 前期末試験 試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学ライフサイエンス/アースサイエンスライフサイエンス/アースサイエンス地球上の生物の多様性について説明できる。3
生物の共通性と進化の関係について説明できる。3
生物に共通する性質について説明できる。3
植生の遷移について説明でき、そのしくみについて説明できる。3
世界のバイオームとその分布について説明できる。3
日本のバイオームの水平分布、垂直分布について説明できる。3
生態系の構成要素(生産者、消費者、分解者、非生物的環境)とその関係について説明できる。3
生態ピラミッドについて説明できる。3
生態系における炭素の循環とエネルギーの流れについて説明できる。3
熱帯林の減少と生物多様性の喪失について説明できる。3
有害物質の生物濃縮について説明できる。3
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合502050205100
基礎的能力5000020070
専門的能力0000000
分野横断的能力020500530