総合英語ⅠW

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 総合英語ⅠW
科目番号 0030 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報電子工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「ATLAS English Grammar Explorer in 36 Lessons」「英語の構文80 UPGRADED」 
担当教員 長戸 喜隆

到達目標

1. 新出語句・表現を覚え,アクティブ語彙とする。そのため小テストを実施する。
2. 講義や演習を通じて,英文法の基本的特性を正確に理解し,適切に表現することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1新出語句・表現を覚え,スピーキングやライティングで適切に使用できる新出語句・表現を覚え,スピーキングやライティングでかなり使用できる新出語句・表現を十分に覚えることができず、スピーキングやライティングで適切に使うことができない
評価項目2講義や演習を通じ、英文法の基本的仕組みを十分かつ正確に理解し、適切に活用することができる講義や演習を通じ、英文法の基本的仕組みを理解し、かなり活用できる講義や文法演習を経ても、英文法の基本的しくみが十分理解できず、活用することができない

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1年次に学習した英文法内容に続き、講義(演習)を通して基礎的・基本的な英文法力と英語表現力を身につける。
授業の進め方・方法:
「ATLAS English Grammar Explorer in 36 Lessons」を使用し、英語コミュニケーション力養成に必要な文法項目を体系的にマスターする。家庭学習としてテキスト準拠Workbookを課す。定期テストには、Workbookの内容も一定割合で出題する。授業では、テキストを使って文法項目を説明し、そのあと、演習問題をどんどん解いて重要事項の定着を図る。また、適宜、小テストを実施してして既習事項の定着を図る。また、もう一つのテキスト「英語の構文80 UPGRADED」を用いて構文テストを実施する。講義というよりむしろ演習として臨んで欲しい。
注意点:
パワポによる説明のあと各章の問題演習を行う。前期は遠隔授業であったが毎週提出をしてチェックをした。後期は対面授業を行い、パワポによる説明のあと指名された学生が回答した。前期は課題の提出・回答状況と前期末試験が評価の対象となり、後期は授業への取り組みと小テストと2回の定期試験を評価の対象とした。授業への参加姿勢(Participation)は小テストの結果と併せて最終成績に対して10%を占める。(より具体的に言うと、授業中の私語、居眠り、忘れ物、予習の不徹底、携帯電話の使用など注意を受ける行為に対しては減点もあり得る。)また、前期中間試験と夏休みの課題は感染症感染防止のため実施と提出ができなかった。その代わりに前期は課題提出1回に対して5点を与え、10回で50点満点で評価した。これ以外の3回の定期試験300点分と併せて350点を90点に換算。これに小テストと前述の授業への参加姿勢を併せた10点を加えて100点満点換算して最終成績を算定した。

最終成績評価点=(定期試験3回分(300点)+前期課題評価点(50点))×90/350+授業中の活動・発表・小テスト(2点刻みで10点満点)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 イントロダクション
Lesson 27 動詞と文型(1)
シラバス説明、授業の進め方の説明
自動詞と他動詞、第1文型、第2文型
2週 Lesson 28 動詞と文型(2)
構文テスト 第1章 主語の研究
第3文型、第4文型、第5文型
3週 Lesson 3 完了形(1)
構文テスト 第2章 無生物主語構文の研究
現在完了形、現在完了進行形、現在完了形と過去形の使い分け
4週 Lesson 4 完了形(2)
構文テスト 第3章 目的語と補語の研究
過去完了形、過去完了進行形、未来完了形
5週 Lesson 5 助動詞(1)
構文テスト 第4章 「目的語+補語」の研究
能力・可能・許可の表現、必要・義務・当然・忠告の表現
6週 Lesson 6 助動詞(2)
構文テスト 第5章 代名詞の研究
依頼・提案・勧誘の表現、可能性・推量の表現、助動詞+have+過去分詞
7週 Lesson 7 助動詞(3)
その他の注意すべき助動詞、助動詞を含む慣用表現
8週 中間試験 動詞と文型、完了形、助動詞の学習内容を習得していることを確かめる基礎的・基本的問題を出題する
2ndQ
9週 中間試験レビュー
Lesson 8 態(1)
構文テスト 第6章 助動詞の研究
中間試験の答案返却と問題解説
受動態の基本的な用法、受動態の様々な形
10週 Lesson 9 態(2)
構文テスト 第7章 不定詞の研究
SVOOの文・SVOCの文の受動態、注意すべき受動態
11週 Lesson 10 不定詞(1)
構文テスト 第8章 動名詞の研究
名詞的用法、形容詞的用法
12週 Lesson 11 不定詞(2)
構文テスト 第9章 分詞の研究
副詞的用法、不定詞の意味上の主語と否定語
13週 Lesson 12 不定詞(3)
構文テスト 第10章 関係詞の研究
seem型の動詞 / 不定詞の様々な形
14週 Lesson 12 不定詞(3)続き
期末試験範囲のまとめ
原形不定詞
15週 期末試験 態と不定詞(3)までの学習内容を習得していることを確かめる基礎的・基本的問題を出題する
16週 答案返却と夏休みの課題の指示 期末試験のレビュー(問題解説)
夏休みの課題の指示
後期
3rdQ
1週 夏休みの課題の回収
Lesson 13 不定詞(4)
構文テスト 第11章 接続詞の研究
課題を集める
不定詞を用いた様々な表現
2週 Lesson 14 動名詞(1)

構文テスト 第12章 仮定法の研究
動名詞のはたらき
〈V+動名詞〉と〈V+不定詞〉
3週 Lesson 15 動名詞(2)

構文テスト 第13章 比較の研究
意味上の主語、否定形、動名詞の様々な形
動名詞を含む慣用表現
4週 Lesson 16 分詞(1)

構文テスト 第14章 時間構文の研究
名詞を修飾する分詞(限定用法)
補語のはたらきをする分詞(叙述用法)
5週 Lesson 17 分詞(2)

構文テスト 第15章 否定構文の研究
現在分詞で始まる分詞構文
分詞構文の様々な形
6週 Lesson 18 分詞(3)

構文テスト 第16章 程度・結果構文の研究
独立分詞構文、付帯状況を表す with、
現在分詞を使った様々な表現
7週 Lesson 19 関係詞(1) 関係代名詞の主格・目的格・所有格
前置詞 + 関係代名詞
8週 中間試験 不定詞(4)と動名詞と分詞関係詞(1)の学習内容を習得していることを確かめる基礎的・基本的問題を出題する
4thQ
9週 中間試験レビュー
Lesson 20 関係詞(2)
構文テスト 第1章~第4章
中間試験の答案返却と問題解説
関係副詞・関係詞の継続用法
構文テストのまとめテスト
10週 Lesson 21 関係詞(3)
構文テスト 第5章~第8章
what、複合関係詞
構文テストのまとめテスト
11週 Lesson 25 仮定法(1)
構文テスト 第9章~第12章
仮定法過去形、仮定法過去完了形、未来のことを表す仮定法
12週 Lesson 26 仮定法(2)
構文テスト 第13章~第16章
I wish+仮定法、as if+仮定法、仮定法を用いた慣用表現、ifを用いない仮定法
13週 Lesson 22 比較(1)
Lesson 23 比較(2)
原級を使った比較、比較級を使った比較
最上級を使った比較、最上級の意味を表す原級・比較級
14週 Lesson 24 比較(3)
比較級の注意すべき用法、「~よりも」をtoで表す、原級を含む慣用表現
15週 期末試験 関係詞、仮定法、比較の学習内容を理解しているかどうかを確かめる基礎的・基本的な問題を出題
16週 答案返却と授業のまとめ 期末試験のレビュー(問題解説)
授業のまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3前4
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。2
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。2
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。2
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。2
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。2
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。1
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。1
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。1

評価割合

前期中間課題10回定期試験(前期期末・後期中間・後期末)授業中の取組み(発表・活動評価・小テスト)合計
総合評価割合137710100
基礎的能力137710100
専門的能力0000