化学Ⅰ

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 化学Ⅰ
科目番号 0039 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報電子工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 化学基礎(第一学習社),スクエア最新図説化学(第一学習社)
担当教員 大橋 正夫

到達目標

複合分野の基礎となる基本的素養として、気体の法則、熱化学方程式、電池と電気分解および無機化学の基礎的なことがらについて説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
気体の状態方程式気体の状態方程式についての応用的な問題を解くことができる。気体の状態方程式についての基礎的な問題を解くことができる。気体の状態方程式についての基礎的な問題を解くことができない。
熱化学方程式熱化学方程式についての応用的な問題を解くことができる。熱化学方程式についての基礎的な問題を解くことができる。熱化学方程式についての基礎的な問題を解くことができない。
電池と電気分解電池と電気分解についての応用的な問題を解くことができる。電池と電気分解についての応用的な問題を解くことができる電池と電気分解についての基礎的な問題を解くことができないる
単体と化合物元素の単体と化合物についての応用的な問題を解くことができる。元素の単体と化合物についての基礎的な問題を解くことができる。元素の単体と化合物についての基礎的な問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
化学は物質の構造と性質および変化に関する科学である。講義は、酸化・還元反応、無機化学の基礎的なことがらについて明らかにし,それらにも基づいて物質の性質やその変化を説明できるようになることを目的とする。
授業の進め方・方法:
講義を基本とする。毎回,学習シートを利用する。
注意点:
実験,演習を適宜行う。
2回の定期試験の平均点

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ボイルの法則 ボイルの法則について理解する。
2週 シャルルの法則とボイル・シャルルの法則 シャルルの法則とボイル・シャルルの法則について理解する。
3週 気体の状態方程式 気体の状態方程式等について理解する。
4週 分子量の測定 分子量測定実験を行う
5週 反応熱と熱化学方程式 反応熱と熱化学方程式等について理解する。
6週 ヘスの法則 ヘスの法則等について理解する。
7週 電池 電池等について理解する。
8週 中間試験 1~8回の学習範囲から出題
2ndQ
9週 解説中間試験 中間試験の解答と解説を行う。
10週 電気分解 電気分解等について理解する。
11週 電気分解における量的関係 電気分解における量的関係等について理解する。
12週 非金属元素の単体と化合物I 非金属元素の単体と化合物等について理解する。
13週 非金属元素の単体と化合物II金属元素の単体とその化合物I 非金属元素および金属元素の単体と化合物等について理解する。
14週 金属元素の単体とその化合物II 金属元素の単体と化合物等について理解する。
15週 期末試験 11~14回の学習内容から出題
16週 答案返却など 期末試験の解答と解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学化学(一般)化学(一般)ボイルの法則、シャルルの法則、ボイル-シャルルの法則を説明でき、必要な計算ができる。3前1,前2,前4
気体の状態方程式を説明でき、気体の状態方程式を使った計算ができる。3前3,前4
ダニエル電池についてその反応を説明できる。3前7
鉛蓄電池についてその反応を説明できる。3前7
一次電池の種類を説明できる。3前7
二次電池の種類を説明できる。3前7
電気分解反応を説明できる。3前8
電気分解の利用として、例えば電解めっき、銅の精錬、金属のリサイクルへの適用など、実社会における技術の利用例を説明できる。3前8
ファラデーの法則による計算ができる。3前11
化学実験化学実験測定と測定値の取り扱いができる。3前4
有効数字の概念・測定器具の精度が説明できる。3前4
レポート作成の手順を理解し、レポートを作成できる。3前4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
気体の状態方程式250000025
熱化学方程式250000025
電池と電気分解250000025
単体と化合物250000025