中国文学

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 中国文学
科目番号 0117 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報電子工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 講義担当者が参考資料を編集して用意
担当教員 谷本 圭司

到達目標

中国文学(古典)についての基本的な知識を得、日本文学とのかかわりを理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1上記到達目標に総合的に十分達している上記到達目標に総合的に達している上記到達目標に総合的に達していない
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 2 説明 閉じる
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教育方法等

概要:
中国の文学とはどのようなものであるのかについての基礎的な理解を目標とします。古典を中心に解説し、日本文学とのかかわりについてもとりあげ、その違いについても解説します。授業内容を理解するために、予習復習を必ずしてください。
授業の進め方・方法:
講義形式で行います。各講義(60~70分程度)の後に、授業のまとめとして、ノートの整理、講義のまとめを作成(30~40分程度)します。
注意点:
試験100%で評価する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 中国文学について 中国文学についての概説。「中国文学」として取り扱う範囲についての考察を行い、理解する。
2週 漢字の特質 伝達媒体としての漢字の特質について概説し、文学表現への影響について考察を行い、理解する。
3週 『論語』について 『論語』の文学性についての概説。その文学的性質について理解する。
4週 『詩経』について 『詩経』についての概説。文学の優劣基準についての原点を理解する。詩歌の形式上の進化発展の過程を理解する。
5週 『楚辞』について 『楚辞』についての概説。合わせて『荘子』の文学性についての概説。以上の二作に通底する「情」の発現を理解する。
6週 中国文学の二つの底流 論語ー詩経、荘子ー楚辞の二つの底流について理解する。
7週 中国文学と日本(1) 周南地域の近世漢詩文を取り上げて講義。身近にある漢文資料について知る。
8週 『史記』について(1) 史記についての概説。作者司馬遷の情的側面を理解する。
2ndQ
9週 『史記』について(2) 史記について、表現の知的側面についての概説。前講とあわせて、その文学性について理解する。
10週 唐詩(李白1) 李白の出自と生涯についての概説。李白の情的側面について理解する。
11週 唐詩(李白2) 前講の内容と合わせ、李白の詩の特色について、表現としての知的側面を理解する。
12週 唐詩(杜甫1) 杜甫の生涯についての概説。主としてその情的側面について理解する。
13週 唐詩(杜甫2) 杜甫の詩の表現面での変化を取り上げ、その知的側面についての考察を行って、詩人としての到達レベルを理解する。
14週 中国文学と日本(2) 周南地域の近世漢詩文を取り上げ、講義する。身近な漢文資料について、内容面から理解する。
15週 期末試験 上記の範囲に関する、論述式の試験を行う。60点以上が目標。
16週 答案返却など 試験の答案の返却、および解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力600000060
専門的能力100000010
分野横断的能力300000030