創造製作

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 創造製作
科目番号 0153 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 情報電子工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材
担当教員 髙山 泰博,室谷 英彰,浦上 美佐子,増井 詠一郎

到達目標

新規性のあるシステムを企画・設計・開発することができる。独自性のあるニーズを発掘できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
システムの実装創造演習で設計したシステムを完全に実装できる。創造演習で設計したシステムをおおよそ実装できる。創造演習で設計したシステムを実装できない。
システムのプレゼン製作したシステムについて分かり易くプレゼンできる。製作したシステムについてプレゼンできる。製作したシステムについてプレゼンできない。
提案書類の作成完成したシステムの提案書を分かり易く書ける。製作したシステムの提案書を書ける。製作したシステムの提案書が書けない。

学科の到達目標項目との関係

到達目標 C 1 説明 閉じる
JABEE d-3 説明 閉じる
JABEE e 説明 閉じる
JABEE g 説明 閉じる
JABEE i 説明 閉じる

教育方法等

概要:
4年次の創造演習で設計したシステムの開発を行う。4年次に作成した外部設計書、内部設計書に基づいて、システムの実装を行い、適宜、動作試験を行う。
この科目は、企業で実際に製品設計や開発に関わる実務を担当していた教員が担当教員に含まれており、該当教員はその経験を生かして、創造的なシステムの製作に関する内容について学生の演習形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
1. 開発チームに分かれて、4年次の創造演習で設計した設計書などに沿って、システムを実装する。
2. 単体試験、結合試験などを行う。
3. 完成したシステムの作品発表会を実施する。

作品を製作するための技術を確実に身につけるために、予習復習(授業外での製作など)が必須である。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 [第1週]
授業の目的や進め方を説明する。
4年次の創造演習で設計したシステムの確認を行う。
2週 [第2週~第7週]
システムの実装を行う。
※授業中、担当教員が進捗状況を確認する。
指導教員と相談しながら、システム実装を進める。
3週
4週
5週
6週
7週
8週 [第8週]
中間報告会(デモ)を実施する。
実装中のシステムをデモする。(中間報告)
2ndQ
9週 [第9週~第13週]
実装および試験を行う。
<試験のレビュー記録表、障害処理票を提出する。>
システム実装、試験を進める。
10週
11週
12週
13週
14週 [第14・15週]
作品発表審査会を行う。
(製作したシステムに関するプレゼンテーションおよび展示を行う)
製作したシステムを発表する。
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3前8,前14,前16
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3前8,前14,前16
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。3前1,前2,前6,前16
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。3前1,前2,前16
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。3前1,前2,前16
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。3前2,前8,前14,前16
専門的能力分野別の専門工学情報系分野ソフトウェアソフトウェアを中心としたシステム開発のプロセスを説明できる。3前16
その他の学習内容少なくとも一つの具体的なコンピュータシステムについて、起動・終了やファイル操作など、基本的操作が行える。4前8,前14,前16
少なくとも一つの具体的なオフィススイート等を使って、文書作成や図表作成ができ、報告書やプレゼンテーション資料を作成できる。4前8,前14,前16
少なくとも一つのメールツールとWebブラウザを使って、メールの送受信とWebブラウジングを行うことができる。4前8,前14,前16
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能他者の意見を聞き合意形成することができる。3前2,前16
合意形成のために会話を成立させることができる。3前2,前16
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3前2,前16
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3前16
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3前2,前16
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。2
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。2
目標の実現に向けて計画ができる。2
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。2
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。2
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3前2,前16
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3前2,前16
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3前2,前16
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3前2,前16
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3前2,前16
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3前2,前16
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3前2,前16
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。2
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。1
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。2
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。3前16
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3前16
要求に適合したシステム、構成要素、工程等の設計に取り組むことができる。3前16
課題や要求に対する設計解を提示するための一連のプロセス(課題認識・構想・設計・製作・評価など)を実践できる。3前8,前16
提案する設計解が要求を満たすものであるか評価しなければならないことを把握している。3前8,前16
経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。3

評価割合

システム提案書作品プレゼン自己評価合計
総合評価割合2060155100
基礎的能力00000
専門的能力2060155100