統計学

科目基礎情報

学校 徳山工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 統計学
科目番号 0170 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 情報電子工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 「統計学入門」裳華房
担当教員 宮﨑 亮一

到達目標

1.母集団と標本について理解する.
2.最尤推定,区間推定について理解する.
3.様々なパターンの検定についてを理解する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1母集団について深く理解し,標本から求められる統計量やその性質,様々な標本分布を扱うことができる.また,定義式の導出や応用問題を解くことができる.母集団について理解し,標本から求められる統計量やその性質,様々な標本分布を扱うことができる.母集団について理解できず,標本から求められる統計量やその性質,様々な標本分布を扱うことができない.
評価項目2点推定・区間推定について深く理解し,問題を正確に解答し,定義式等を導出できる.点推定・区間推定について理解し,問題を正確に解答できる.点推定・区間推定について理解せず,問題を正確に解答できない.
評価項目3様々なパターンの検定の問題に対して,正確に解答を記述できる.基本的な検定の問題に対して,正確に解答を記述できる.基本的な検定の問題に対して,解答を記述できない.

学科の到達目標項目との関係

到達目標 A 1 説明 閉じる
JABEE c-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
母集団の分布と標本の確率分布の関連について解説し、母集団のパラメータ推定,検定について習得する。
授業の進め方・方法:
テキストに沿った座学が中心であり、スライドによる講義をおこなう。また,授業ではスライドを使用し,学生には授業開始時にスライドのレジュメを配布するが,演習や復習のためにノートを準備することが望ましい.理解度を確認するために項目ごとに学習シートで課題を与える.
注意点:
【最終成績】授業への参加態度(Formsで集計):20%, 学習シート:40%, 期末試験:40%
【関連科目】確率(3年)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション、確率の復習
3年次で学習した確率の「確率変数と確率分布」の復習を行う。
【学習シート1】
2週 母集団と標本(1) 標本抽出、標本分布、標本平均の分布について理解する。
【学習シート2】
3週 母集団と標本(2) 不偏分散について理解する。
【学習シート2】
4週 母集団と標本(3) 大数の法則,中心極限定理について理解する.
5週 母集団と標本(4) 正規分布から導かれる標本分布について理解する。
【学習シート3】
6週 推定(1) 点推定、推定量とその性質について理解する。
【学習シート4】
7週 推定(2) 最尤推定について理解する.
【学習シート4】
8週 推定(3) 区間推定について理解する。
【学習シート5】
2ndQ
9週 推定(4) 区間推定について理解する。
【学習シート5】
10週 検定(1) 検定の手順とその意味について理解する。
【学習シート6】
11週 検定(2) 母平均の検定について理解する。
【学習シート6】
12週 検定(3) 母平均の差の検定について理解する。
【学習シート7】
13週 検定(4) 母比率・母分散の検定について理解する。
【学習シート7】
14週 復習 期末試験に向けてこれまでの学習内容の復習を行う.
15週 期末試験 第1週から第13週の内容に関する理解度を確認する.
16週 答案返却など 試験の解説を行う.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学1次元のデータを整理して、平均・分散・標準偏差を求めることができる。3
2次元のデータを整理して散布図を作成し、相関係数・回帰直線を求めることができる。3

評価割合

授業への参加態度学習シート期末試験合計
総合評価割合184240100
基礎的能力184240100
専門的能力0000
分野横断的能力0000