概要:
この授業では、前期は1年次に設計した木造平屋建住宅の模型制作、写真撮影を行い、プレゼンテーションシートを作成する。講評会では1年次に作成した図面も活用し、プレゼンテーションを実施する。プレゼンテーションには学生間の相互評価も行う。また、講評会には1年生も参加する。
後期はRC造小住宅の設計課題を実施する。この中には、エスキス、設計図(配置図、平面図、立面図、断面図)、アクソメ図作成が含まれる。以上を通じて建築の設計に必要な製図方法を習得および理解する。
授業の進め方・方法:
作業の各段階毎に関連資料を配付し、事前説明を行った上で実技を行う。
注意点:
各段階毎に締切を設けるので、その締切は厳守すること。この授業では、授業時間外にも制作時間を確保することが求められる。授業の事前事後に各人でしっかり作業を進めること。
成績評価:前期課題点(模型50%、プレゼンシート30%、プレゼンテーション20%)と後期課題点(設計図50%、アクソメ図50%)の平均を最終成績とする。
合格基準:60点以上を合格とする。
再試験(再提出):実施する。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
【授業内容】課題説明とプレゼンテーションの実際(先輩達の例を紹介) ・用具類、授業の進め方についての説明1 【事後学習】追加制作時間(目安:1H) |
・実際の設計活動においての模型の重要性、活用法についての説明を理解できる ・30度カッターの使用法の説明を理解できる ・30度カッターカッターに慣れる ・スチノリの扱い方を理解できる
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2週 |
【授業内容】ホワイトモデルを作ろう (1) 【事後学習】追加制作時間(目安:1H) |
ホワイトモデル製作の基本的事項についての説明を理解し、1年次後期に設計した住宅のホワイトモデル(建物の模型本体 S=1:100)の製作を開始することができる
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3週 |
【授業内容】ホワイトモデルを作ろう (2) 【事後学習】追加制作時間(目安:1H) |
建物本体(S=1:100)製作を継続することができる
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4週 |
【授業内容】ホワイトモデルを作ろう (3) 【事後学習】追加制作時間(目安:1H) |
建物本体(S=1:100)製作を継続することができる
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5週 |
【授業内容】ホワイトモデルを作ろう (4) 【事後学習】追加制作時間(目安:1H) |
建物本体(S=1:100)が完成させることができる
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6週 |
【授業内容】ホワイトモデルを作ろう(5) 【事後学習】追加制作時間(目安:1H) |
建物本体(S=1:100)のパーツ作成に取りかかることが出来る
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7週 |
【授業内容】ホワイトモデルを作ろう(6) 【事後学習】追加制作時間(目安:1H) |
建物本体 S=1:50 (外壁、屋根の切出)に取りかかることができる
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8週 |
【授業内容】ホワイトモデルを作ろう(7) 【事後学習】追加制作時間(目安:1H) |
建物本体 S=1:50 (外壁、屋根の切出)を終了することができる
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2ndQ |
9週 |
【授業内容】ホワイトモデルを作ろう(8) 【事後学習】追加制作時間(目安:1H) |
建物本体 S=1:50 (内部)に取りかかることができる
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10週 |
【授業内容】ホワイトモデルを作ろう(9) 【事後学習】追加制作時間(目安:1H) |
建物本体 S=1:50 (内部)を完成させられる
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11週 |
【授業内容】ホワイトモデルを作ろう(10) 【事後学習】追加制作時間(目安:1H) |
建物外構 S=1:50 完成させられる
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12週 |
【授業内容】模型写真を撮影しよう(1) 【事後学習】追加撮影・プレゼンシート制作時間(目安:1H) |
模型写真の取り方の説明と実技について理解できる
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13週 |
【授業内容】模型写真を撮影しよう(2) 【事後学習】追加撮影・プレゼンシート制作時間(目安:2H) |
模型写真の取り方の説明と実技を実践できる
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14週 |
【授業内容】プレゼンシートを作ろう(1) 【事後学習】追加撮影・プレゼンシート制作時間(目安:2H) |
プレゼンシートに取りかかる
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15週 |
【授業内容】プレゼンシート提出締切 |
締切に間に合うよう、プレゼンシート提出出来る
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16週 |
【授業内容】講評会 |
出来上がった模型、1年次の図面を用いてOnline講評会に参加し、相互評価できる。(レビュー週間中、1年生と合同。Online開催の予定。可能であれば、対面ポスターセッションを実施。)
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後期 |
3rdQ |
1週 |
後期課題ガイダンス |
課題説明、設計の進め方の説明を理解できる
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2週 |
エスキス(1) |
エスキスの作成(1)に取り組める
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3週 |
エスキス(2) |
エスキスの作成(2)に取り組める
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4週 |
エスキス(3) |
エスキスの作成(3)に取り組める
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5週 |
エスキス(4) |
エスキスの作成(4)に取り組める
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6週 |
製図(1) |
配置図兼1階平面図が完成できている
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7週 |
製図(2) |
各階平面図(1)に取り組める
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8週 |
製図(3) |
各階平面図(2)に取り組める
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4thQ |
9週 |
製図(4) |
断面図が完成する
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10週 |
製図(5) |
立面図に取り組める
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11週 |
製図(6) |
立面図が完成する
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12週 |
透視図(アイソメトリック図)の作成(1) |
透視図(アイソメトリック図)の作成(1)に取り組める
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13週 |
透視図(アイソメトリック図)の作成(2) |
透視図(アイソメトリック図)の作成(2)に取り組める
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14週 |
透視図(アイソメトリック図)の作成(3) |
透視図(アイソメトリック図)の作成(3)に取り組める
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15週 |
透視図(アイソメトリック図)の作成(4) |
透視図(アイソメトリック図)の作成(4)に取り組める
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16週 |
透視図(アイソメトリック図)の作成(5) |
透視図(アイソメトリック図)の作成(5)が完成する
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 製図 | 線と文字の種類を説明できる。 | 3 | 後6,後7,後8,後9,後10,後11 |
平面図形と投影図の描き方について、説明できる。 | 3 | 後6,後7,後8 |
与えられた条件を基に設計計算ができる。 | 1 | |
建築系分野 | 設計・製図 | 製図用具の特性を理解し、使用できる。 | 4 | 後6,後7,後8,後9,後10,後11 |
線の描き分け(3種類程度)ができる。 | 4 | 後6,後7,後8,後9,後10,後11 |
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。 | 4 | 後6,後7,後8,後9,後10,後11 |
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。 | 4 | 後6,後7,後8,後9,後10,後11 |
図面の種類別の各種図の配置を理解している。 | 4 | 後6,後7,後8,後9,後10,後11 |
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。 | 4 | 後6,後7,後8,後9,後10,後11 |
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。 | 4 | 後12,後13,後14,後15 |
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10 |
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。 | 3 | 後2,後3 |
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。 | 3 | 後4,後5 |
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。 | 3 | 後6,後7,後8,後9,後10,後11 |
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。 | 3 | 後12,後13,後14,後15 |
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。 | 3 | 前16,後16 |
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。 | 1 | |
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。 | 2 | |
建築における形態(ものの形)について説明できる。 | 2 | |