概要:
測量は、社会基盤等の計画・設計・施工をおこなう様々な場面で必要となる。それ故に、土木建築技術者にとって、測量学は“ものづくりの基礎”となる必要不可欠な技術である。本科目を通して、その基礎を十分理解してほしい。
授業の進め方・方法:
毎回の講義には、学習シートを用いて、その講義の目的(内容)を最初に示し、内容の理解度チェック項目をさまざま準備することで、理解度チェックを学生、教員双方向から可能とする。また、学生からの要望に対応できるようにする。必要に応じ測量機材の実習を理解度向上のために行う。
注意点:
関連科目 測量学III(4年)、測量学特論(5年)、特別測量実習(3年)、測量実習(3年)
成績評価は以下の通りとする。
前期:期末試験(100点満点)50%、演習課題(50点満点:中間試験相当)25%、学習レポート(25点満点×2回)25%、
後期:中間試験、期末試験(各100点満点:各試験評価同等)80%、学習シート等のポートフォリオ評価(合計50点満点)20%
前期と後期の成績の平均を最終成績とし、60点以上で合格とする。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
測量学の位置づけ |
土木建築と測量学の関係を学び、測量を学ぶ意義を知る。
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2週 |
測量概論 |
測量関連法規、測量の手順、分類を学ぶ。
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3週 |
有効数字と数値の丸め方 |
数値の丸め方を学び、有効数字を考慮した四則演算の演習を行う。
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4週 |
距離測量の概要 |
距離測量の方法や距離測量で用いる測量機器等について学ぶ。
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5週 |
スチールテープによる距離測量 |
スチールテープを用いた距離測量における測定手順や野帳への記録、結果の整理方法および定誤差等を学び、定誤差の補正に関する計算を行う。
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6週 |
光波測距儀による距離測量 |
光波測距儀を用いた距離測量における測定手順や野帳への記録、結果の整理方法および定誤差等を学び、定誤差の補正に関する計算を行う。
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7週 |
演習課題 |
第1〜6週(前期)の授業に関して、演習課題を実施する。
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8週 |
水準測量の概要 |
水準測量の分類や水準測量における高さの基準について学び、実際に水準測量機器に触れながら構造・据え付け方法を学ぶ。
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2ndQ |
9週 |
直接水準測量の方法(1) |
2点間の高低差を測定する手順や野帳への記録、結果の整理方法等を学ぶ。
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10週 |
直接水準測量の方法(2) |
既知点から未知点の標高を測定する手順や野帳への記録、結果の整理方法等を学ぶ。
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11週 |
直接水準測量における定誤差の種類とその補正方法 |
直接水準測量において発生する誤差の種類とその補正方法を学び、計算を行う。
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12週 |
角測量の概要 |
角度の表記方法について学び、角度に関する計算を行う。 実際に測角機器に触れながら構造・据え付け方法を学ぶ。
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13週 |
角測量の方法 |
単測法・倍角法および方向法に関して、測定手順や野帳の記録、結果の整理方法等を学ぶ。
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14週 |
角測量における定誤差の種類とその補正方法 |
角測量において発生する誤差の種類とその補正方法を学ぶ。
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15週 |
期末試験 |
距離測量、水準測量、角測量に関して、期末試験を実施する。
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16週 |
答案返却など |
試験の解答・解説を行う。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
トラバース測量の概要、角誤差、許容角誤差、角誤差の配分、方位角の計算
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トラバース測量の概要、角誤差、許容角誤差、角誤差の配分、方位角の計算について理解する。
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2週 |
方位、緯距、経距、閉合誤差、閉合比、閉合誤差の調整 |
方位、緯距、経距、閉合誤差、閉合比、閉合誤差の調整について理解する。
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3週 |
角誤差の配分において等分に各角に配分出来ない場合の配分方法、倍横距法による面積の計算 |
角誤差の配分において等分に各角に配分出来ない場合の配分方法、倍横距法による面積の計算について理解する。
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4週 |
座標法による面積の計算、間接距離測量の概要、スタジア測量による間接距離測量 |
座標法による面積の計算、間接距離測量の概要、スタジア測量による間接距離測量について理解する。
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5週 |
トータルステーションによる対辺測量、多角形の面積の計算方法 |
トータルステーションによる対辺測量、多角形の面積の計算方法について理解する。
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6週 |
支距法による面積の計算、その他の曲線で囲まれた面積の計算 |
支距法による面積の計算方法、その他の曲線で囲まれた面積の計算方法について理解する。
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7週 |
プラニメーターによる面積の測定、断面法、点高法による体積の計算 |
プラニメーターを用いた面積の測定方法、断面法・点高法による体積の計算方法を理解する。
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8週 |
中間試験 |
トラバース測量、間接距離測量、面積・体積の計算について確認するための筆記試験を実施する。
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4thQ |
9週 |
平板測量の概要、平板の据付、アリダートの許容致心誤差・外心誤差 |
平板測量の概要、平板の据付、アリダートの許容致心誤差・外心誤差を理解する。
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10週 |
放射法、道線法、前方交会法、側方交会法、後方交会法 |
放射法、道線法、前方交会法、側方交会法、後方交会法について理解する
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11週 |
電子平板システムを用いた測量、アリダートによるスタジア測量 |
電子平板システムを用いた測量、アリダートによるスタジア測量について理解する。
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12週 |
三角測量の概要、偏心補正、四辺形の調整計算 |
三角測量の概要、偏心補正、四辺形の調整計算について理解する。
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13週 |
三角鎖の調整計算、方位角調整計算、辺長計算 |
三角鎖の調整計算、方位角調整計算、辺長計算について理解する。
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14週 |
三角水準測量、三辺測量、GNSS測量 |
三角水準測量、三辺測量、GNSS測量について理解する。
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15週 |
期末試験 |
平板測量、三角測量に関する内容を確認するための筆記試験を実施する。
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16週 |
答案返却など |
試験の解答、解説を行う。
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