概要:
【前期】3つの「橋梁の図面学習」を行う。いずれの橋梁も基本的な一般図を理解する事を目指している。毎回、図面の概要を説明し、手書きトレース、CADトレースにより完成させる。
【後期】地盤工学・鉄筋コンクリート工学で学んだ事項を元に、土圧を受ける構造物(逆T型擁壁) の設計計算(土圧の計算、安定計算、配筋計算など)および設計図( 配筋図) の描き方について学習する。
本科目は建設会社で橋梁の製図・CAD編集業務を経験した教員がその経験を活かし,製図・CAD演習形式で授業を行う。
授業の進め方・方法:
【前期】毎回、講義の最初に図面の概要について解説し、最初は手書きトレースを行い、手書きトレース終了後、CADトレースを行う。
【後期】最初の授業で設計要領・設計条件の説明を行う。以降の授業は演習とし、各自設計要領に従い、設計計算を行い、製図を作成する。なお、各項目で適宜説明、進行状況のチェックを行う。各自の設計計算が中心となるが、適宜、理解度を確認する。また、前期、後期ともに授業時間外においても各自で授業内容を理解するために、予習復習が必須である。事前事後学習としての目安は図面の進行状況によるが、CADを利用して計2時間程度必要である。
注意点:
・【前期】トレース図面はずべて提出することで評価の対象とする。よって一つでも未提出であれば、単位取得はできない。
前期成績:トレース点(最大40点、提出時期を反映)+3DCAD結果(最大20点)+図面確認口頭試問結果(最大40点)
後期成績:土圧の計算(30点)+配筋の計算(40点)+配筋図(30点)
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 製図 | 線と文字の種類を説明できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前15 |
平面図形と投影図の描き方について、説明できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前15 |
CADソフトウェアの機能を説明できる。 | 4 | 前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
図形要素の作成と修正について、説明できる。 | 4 | 前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
画層の管理を説明できる。 | 4 | 前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15 |
図の配置、尺度、表題欄、寸法と寸法線の規約について、説明できる。 | 4 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6 |
与えられた条件を基に設計計算ができる。 | 4 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12 |
設計した物をCADソフトで描くことができる。 | 4 | 後13,後14,後15 |