建築材料の歴史や色々な材料の特徴等を理解し、建築物のどのような場所に用いられているかを把握することで、複合分野の基礎となる基本的素養を養うことを目標とする。
概要:
建築構造物に使用される材料について、その性質、基礎的な物理的性質、用途について学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義を基本とするが、演習等を与え、グループで学生が主体的に学べるように学習シートなどで工夫する。また、主体的に学ぶことを目的としているため、その内容を確実に身につけるために予習や復習を必ず行うこと。よって授業後の課題となる学習シートの作成に1.5時間程度の事後学習、次の講義の予習0.5時間程度の事前学習を必要とする。
注意点:
学習シートをしっかり活用し、自身で勉強していくこと。
最終成績=試験の平均点
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 材料 | 建築材料の変遷や発展について説明できる。 | 4 | 後1,後2 |
建築材料の規格・要求性能について説明することができる。 | 4 | 後2 |
木材の種類について説明できる。 | 4 | 後3 |
傷(節など)について説明できる。 | 4 | 後4 |
耐久性(例えば腐れ、枯渇、虫害など)について説明できる。 | 4 | 後5 |
耐火性について説明できる。 | 4 | 後6 |
近年の木材工業製品(集成材、積層材など)の種類について説明できる。 | 4 | 後7 |
木材の成長と組織形成から、物理的性質の違いについて説明できる。 | 4 | 後4 |
鋼材の応力~ひずみ関係について説明でき、その特異点(比例限界、弾性限界、上降伏点、下降伏点、最大荷重、破断点など)の特定と性質について説明できる。 | 4 | 後1 |
石材の種類・性質について説明できる。 | 4 | 後9,後11 |
石材の使用方法について説明できる。 | 4 | 後11 |
屋根材(例えば和瓦、洋瓦、金属、アスファルト系など)の特徴をあげることができる。 | 4 | 後12 |
タイルの種類、特徴をあげることができる。 | 4 | 後12,後13 |
ガラスの製法、種類をあげることができる。 | 4 | 後9,後10 |
塗料の種類に応じた下地、使用環境などの適合性について説明できる。 | 4 | 後12,後13 |
下地材の種類(例えば繊維板、パーティクルボード、石こうボードなど)をあげることができる。 | 4 | 後12,後13 |
床の仕上げ材料(カーペット、フローリング、レベリング、長尺シート等)をあげることができる。 | 4 | 後12,後13 |
内装材料(壁・天井)として(モルタル、しっくい、クロス、珪藻土、合板、ボードなど)をあげることができる。 | 4 | 後12,後13 |