到達目標
土木建築構造物の調査・計画・設計のプロセスにおいて不可欠となる測量技術に関する外業・内業のプロセスや基礎理論を理解し、実務的な測量手法について関連する計算が出来るようになる。具体的な到達目標は以下の通りである。
①路線測量に関する内業・外業のプロセスと基礎理論を理解し、それらに関する具体的な計算やデータ整理ができる。
②河川測量に関する内業・外業のプロセスと基礎理論を理解し、それらに関する具体的な計算やデータ整理ができる。
③GNSS測量に関する内業・外業のプロセスと基礎理論を理解し、それらに関する具体的な計算やデータ整理ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目① | 到達目標①について、十分に理解し、外業・内業ができる。 | 到達目標①について、概ね理解し、外業・内業ができる。 | 到達目標①について理解できず、外業・内業もできない。 |
評価項目② | 到達目標②について、十分に理解し、外業・内業ができる。 | 到達目標②について、概ね理解し、外業・内業ができる。 | 到達目標②について理解できず、外業・内業もできない。 |
評価項目③ | 到達目標③について、十分に理解し、外業・内業ができる。 | 到達目標③について、概ね理解し、外業・内業ができる。 | 到達目標③について理解できず、外業・内業もできない。 |
学科の到達目標項目との関係
到達目標 C 2
説明
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JABEE d-4
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教育方法等
概要:
3年次までに習得した測量学を基礎に、道路・鉄道、河川の堤防などの構造物を建設するときに必要な応用測量を学習する。また、人工衛星による測位システム(GNSS測量)について学習する。
授業の進め方・方法:
講義と演習を行いながら学習を進めることを基本とし、課題として演習問題を課す。学習シート(演習問題)は、各項目ごとに理解度の確認のために使用する。また、その内容を確実に身につけるために、予習復習が必須である。
注意点:
成績評価:試験成績80%、その他(レポート、学習シートなど)20%とする。
合格基準:60点以上を合格とする。
再試験:実施する。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
路線測量の概要 路線測量の基本的事項(1) |
路線測量の概要 路線の規格、路線の平面(縦断)線形を理解できる。[学習シート1]
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2週 |
路線測量の基本的事項(2) |
カント、片こう配、路線幅、スラック、視距 路線測量の中心線測量を理解できる。[学習シート2]
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3週 |
単曲線の設置(1) |
単曲線の名称と性質 偏角設置法、弦角設置法を理解できる。[学習シート3]
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4週 |
単曲線の設置(2) |
中央縦距法、接線偏距法 障害のある場合の単曲線の設置法を理解できる。[学習シート4]
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5週 |
緩和曲線の設置 |
クロソイド曲線の特長、性質 クロソイド曲線の設置法を理解できる。[学習シート5]
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6週 |
縦断曲線の設置 |
縦断曲線の特長、性質 縦断曲線の設置法を理解できる。[学習シート6]
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7週 |
河川測量の概要、平面測量 |
河川測量の概要、基準点測量・距離標測量、細部測量を理解できる。[学習シート7]
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8週 |
中間試験 |
路線測量の内容について確認するための筆記試験を実施する。
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2ndQ |
9週 |
高低測量 水位観測 |
縦断測量、横断測量、深浅測量 水位観測方法、水位観測成果の整理を理解できる。[学習シート8]
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10週 |
中間試験問題の解答、解説 流速測定、流量の計算(1) |
流速計・うきによる流速の測定、流量の計算方法を理解できる。[学習シート9]
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11週 |
流速測定、流量の計算(2) |
平均流速公式による流量の計算を理解できる。[学習シート10]
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12週 |
GPS測量の概要 |
GNSS測量の概念を理解できる。
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13週 |
測位の方法と測定誤差 |
人口衛星による測位の方法(単独測位、相対測位)を理解できる。[学習シート12]
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14週 |
GPSと日本の測地座標系 |
世界測地系と旧日本測地系との変換について)を理解できる。[学習シート13]
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15週 |
期末試験 |
河川測量、GPS測量に関する内容を確認するための筆記試験を実施する。
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16週 |
答案返却など |
答案を返却し、解説する
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 測量 | 単心曲線、緩和曲線、縦断曲線が説明できる。 | 4 | |
GNSS測量の原理を説明できる。 | 4 | |
有効数字、数値の丸め方を説明でき、これを考慮した計算ができる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |